前場コメント No.2 新日鉄住金、JFEHD、ハイアス、オンコリス、ジャパンディスプレイなど

2017/03/30(木) 11:30
★9:01  ユーザロカル-買い気配スタート/マザーズ上場 寄り前気配4倍
 ビッグデータ解析ツールのユーザーローカル<3984.T>はきょう、東京証券取引所のマザーズ市場に新規上場した。公開価格2940円の買い気配で始まり、差し引き約52万株の買い越し。直前の寄り前気配は上限の1万1760円での買い超過だった。
 主幹事は大和証券で公開株数は46万5700株。ビッグデータの解析・人工知能による情報提供サービスを手掛けている。

★9:01  新日鉄住金とJFEHD-高い 海外事業黒字転換との観測 中国輸出減で鋼材価格回復
 新日鉄住金<5401.T>とJFEホールディングス<5411.T>が高い。30日付の日経新聞朝刊で、新日鉄住金の17.3期の海外事業が経常利益ベースで300億円の黒字になりそうだと報じられた。
 世界の市況を悪化させていた中国製品の輸出が減り、鋼材価格が回復しているという。前期の200億円の赤字から500億円改善するとされる。JFEHDの海外事業も2期ぶりの黒字となるもよう。

★9:01  ハイアス-続伸 ウェルハウジングを子会社化 第三者割当増資を引き受け
 ハイアス・アンド・カンパニー<6192.T>が続伸。同社は3月29日の大引け後に、ウェルハウジング(茨城県下妻市)が3月31日に実施する第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。出資比率を75%とする。
 アトリエ建築家とつくる高性能デザイナーズ注文住宅「R+house」において数多くの実績を残している、中嶋德夫氏が代表者となって設立された会社。ハイアスが建築、運営主体となって展開するモデルハウスの1つをウェルハウジングと共同で推進することにより、R+houseブランドの認知度向上、集客数アップといった成果を早期に創出し、R+house事業の成長を加速するためのモデル化を進めるとした。

★9:01  オンコリス-買い気配 ワシントン大学発バイオ企業プレシジョンと資本業務提携締結
 オンコリスバイオファーマ<4588.T>が買い気配。同社は29日に、アデノウィルスを基としたジカウィルスなど新興感染症ワクチンの研究開発に特化した、米ワシントン大学発バイオ企業プレシジョン(米国ミズーリ州)との間で、資本業務提携を締結すると発表した。
 世界トップクラスのアデノウィルス改変技術を有するプレシジョンと提携することで、オンコリスが国内外で研究開発を推進するデロメライシン(CBP-301)をはじめとする「遺伝子改変アデノウィルスを用いたがんのウィルス療法」に加え、「重症感染症」ラインナップに治療法のない熱帯病ワクチンを追加し、将来的なビジネスチャンスの拡大につなげるとしている。同社は、プレシジョン社が発行する普通株式を50万ドルで取得、議決権比率は約14%となる見込み。

★9:02  ジャパンディスプレイ-SMBC日興が「2」へ引き下げ 協業加速への決断が待たれる
 ジャパンディスプレイ<6740.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、INCJ、経産省の迅速な決断が待たれるとコメント。投資評価を「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」、目標株価を500円→280円と引き下げた。
 業績予想修正や事業環境の変化などを踏まえ、目標株価を、投資評価を引き下げ。背景は、(1)5”/FHDクラスの価格競争激化を織り込んだことと、(2)大株主の的確かつ迅速な決断が行われていないとみていること。
 SMBC日興では2016年より一貫して、個社で対応可能な経営を超えた大局的な判断は、産業革新機構(INCJ)や経済産業省に委ねられるものの、台湾/韓国の競合との協業など、企業価値を上げる出口戦略を期待してきたが、的確かつ迅速な決断はなされてないと判断。これはINCJが同社との統合を目指し支援に名乗りを上げたものの、鴻海精密工業グループの出資を受け入れたシャープとのその後の株価パフォーマンス格差をみれば自明。企業価値最大化のための的確で迅速な決断が待たれるとした。


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