前場コメント No.3 タツモ、ドリームインキュベータ、三菱商事、シャープ、Uアローズなど

2017/03/30(木) 11:30
★9:02  タツモ-買い気配 通期営業益を上方修正 ファシリティとクォークテクノロジーの子会社化で
 タツモ<6266.T>が買い気配。同社は29日に、17.12期通期の連結営業利益予想を従来の11.5億円から14.0億円(前期比3.6%増)へと引き上げると発表した。ファシリティおよびクォークテクノロジーを子会社化したことが寄与する。
 併せて、17.12期上期(1-6月)の連結営業利益予想を従来の3.5億円から4.4億円(前期比33.6%減)へと引き上げることも発表した。
 なお、これらの業績予想の修正は、子会社の異動(取得)が予定通り終了(株式譲受日は、ファシリティは4月5日、クォークテクノロジーは4月10日を予定)した場合の業績予想となるとしている。

★9:02  ドリームインキュベータ-反落 ボストンのロボティクスベンチャーに共同出資
 ドリームインキュベータ<4310.T>が3日ぶり反落。同社は3月29日の大引け後に、米国ボストンのロボティクスベンチャー「RightHand Robotics」への投資を、有力VCのPlayground Global、Matrix Partnersなどと共同で行ったと発表した。
 「RightHand Robotics」はECの受注処理プロセスの改善に取り組んでおり、EC受注処理の全作業をロボットピッキングで行うソリューション開発におけるパイオニア。メンバーはハーバード大学バイオロボティクス研究室、イエール大学のGRAB研究室、MITの研究者チームから構成され、マサチューセッツ州サマービルを拠点としている。

★9:02  三菱商事-続落 米シリコンバレーで富士フイルムHD・東京海上HDと新事業発掘に向け拠点開設
 三菱商事<8058.T>が続落。30日付の日経新聞朝刊で、同社が米シリコンバレーで、富士フイルムホールディングス<4901.T>、東京海上ホールディングス<8766.T>などと新ビジネスを発掘する拠点を設けたと報じられた。
 約10社の人材が集まり有望なベンチャー企業や技術を探すという。デジタル技術で業界の垣根を越えた新ビジネスが生まれているため異業種で手を組むとされる。

★9:02  アライドテレシス-買い気配 「継続企業の前提に関する注記」の記載解消
 アライドテレシスホールディングス<6835.T>が買い気配。同社は29日、継続企業の前提に関する注記」の記載を解消すると発表した。シンジケートローンの更新について取引銀行と合意に至り、契約更新を決議した。これにより返済期日が延長され、当面の資金繰りの安定化が図られる見込みとなった。

★9:03  シャープ-SMBC日興が「3」へ引き下げ 「現実」の改善評価も「期待」は過大
 シャープ<6753.T>が5日ぶり反落。SMBC日興証券では、「現実」の改善評価も「期待」は過大とみて、投資評価を「2(中立)」→「3(アンダーパフォーム)」と引き下げた。目標株価は120円→220円と引き上げた。
 同社が戴正呉社長のリーダーシップにより旧体制では想像できないレベルのスピードで構造改革を進めている「現実」の改善は大いに評価されるべきであると考えている一方、誤解も含め、「期待」は過大な水準にあると判断。
 今後は、(1)大型液晶や小型ディスプレイパネルの市況動向、(2)東証1部復帰のタイミングと社長人事、(3)希薄化リスクと更なる合従連衡の綱引きに注目。会社側は今後構造改革から拡大路線への転換に言及しており、中期計画を発表するならばその中身が注目される。SMBC日興ではディスプレイ事業はさらなる合従連衡から切り離すことが肝要と考えるとしたが、そのタイミングも重要な要素と指摘。

★9:03  Uアローズ-続伸 修理拠点新設し古着サイズ調節などの必要日数を短縮
 ユナイテッドアローズ<7606.T>が変わらずを挟み続伸。30日付の日経新聞朝刊で、同社が東京都内に修理の拠点を新設し、古着のサイズ調節などに必要な日数を短縮すると報じられた。
 三陽商会<8011.T>はコートの修理のメニューを増やしたという。お気に入りの服を長く着たい消費者が増えていることに対応するとされる。


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