前場コメント No.8 旭化成、テクニカル電子、西武HD、住友商事、共同PRなど

2017/03/30(木) 11:30
★9:27  旭化成-続落 EV向けリチウムイオン電池の基幹部材を増産
 旭化成<3407.T>が続落。30日付の日経新聞朝刊で、同社が電気自動車(EV)などに使うリチウムイオン電池の基幹部材を増産すると報じられた。
 2019年をメドに、百数十億円を投じてセパレーター(絶縁材)の生産能力を約3割引き上げるという。環境規制の強化を受けて、世界的にEV向け需要が増えると見て、供給体制の強化を急ぐもよう。しかし、軟調な地合いのなかで売り優勢となっている。

★9:28  テクニカル電子-3日ぶり反落 通期営業益を下方修正 電子機器部品で工場稼働日数が減少
 テクニカル電子<6716.T>が3日ぶり反落。同社は29日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の2.6億円から0.5億円(前期比77.1%減)へと引き下げると発表した。電子機器部品事業で、子会社の生産拠点再編に伴い工場稼働日数が減少している。

★9:30  西武HD-続落 新ブランドホテル展開 値ごろ感アピールで中間所得層を開拓
 西武ホールディングス<9024.T>が続落。30日付の日経新聞朝刊で、同社がホテル事業で新ブランドを展開すると報じられた。
 宿泊に特化して客室単価1万円前後と安く抑えたホテルを2019年度をメドに開業するという。今後10年内に新ブランドを中心に約100カ所の開業をめざすとされる。訪日外国人客が増えているが、ホテル料金の高騰で民泊などに流れる動きも出ており、値ごろ感のある価格設定で、中間所得層など新たな顧客を開拓する考えのもよう。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★9:34  住友商事-もみ合い ブラジルに風力発電向け鍛造品製造・販売事業会社を設立
 住友商事<8053.T>がもみ合い。同社は3月29日の大引け後に、日本製鋼所<5631.T>およびブラジル最大の鉄鋼メーカーであるゲルダウ(リオグランドスル州)とともに、ブラジルにおける風力発電向け鍛造品製造販売事業を目的とする合弁会社「ゲルダウサミット」を設立したと発表した。
 出資比率はゲルダウ59%、住友商事39%、日本製鋼所2%。ゲルダウの既存事業である鋳鍛造製品の製造・販売事業に加え、風力発電用鍛造製品の製造・販売事業に取り組むとした。

★9:35  共同PR-急騰 「ソーシャル ライブ記者発表」提供開始 記者発表会をライブ配信へ
 共同ピーアール<2436.T>が急騰。同社は29日、ソーシャルメディア上で記者発表会の様子をライブ配信するサービス「ソーシャル ライブ記者発表」の提供を開始すると発表した。
 今後、ライブ配信の視聴が増加することを想定し、これまで記者発表会の企画・実施支援事業と組み合わせた情報発信サービスを強化するという。主なサービスの内容は、記者発表会と連動したソーシャルメディア上での生中継やライブ配信した映像のアーカイブ配信、撮影した映像のソーシャルメディア上での拡散など。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:38  関西電力-SMBC日興が目標株価引き上げ 高浜3・4号が再稼働へ
 関西電力<9503.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、投資評価「2(中立)」を継続も、高浜3・4号の再稼働が見込まれることを受け、目標株価は1000円→1200円と引き上げた。
 3月28日に大阪高等裁判所において、大津地裁による高浜3・4号の運転差止仮処分取消の判決が下された。これにより、関西電の高浜3・4号が稼働する見通し。同判決や新たな会社業績予想、足元の事業環境等を考慮し、17.3期~19.3期の利益予想を上方修正。19.3期の電力販売量の回復を見込み、目標株価を引き上げるとした。

★9:42  アウトソーシング-3日ぶり反落 今期67.5%営業増益見込むも市場予想より弱い
 アウトソーシング<2427.T>が3日ぶり反落。同社は30日、17.12期通期の連結営業利益予想を95.0億円(前期比67.5%増)とすると発表した。市場コンセンサスは96.8億円。
 16.12期通期の営業利益は56.7億円(前の期比82.3%増)だった。国内技術系アウトソーシングと海外製造系およびサービス系での増収増益が大きく寄与した。


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