前場コメント No.10 HMT、USEN、ダイキン、トランスコスモス、オークネットなど

2017/03/30(木) 11:30
★10:00  HMT-3日続伸 欧州における現地法人設立 メタボローム解析事業の海外展開加速へ
 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ<6090.T>が3日続伸。同社は29日、子会社であるHMT-A(米国マサチューセッツ州)を通じて、欧州(オランダ)に現地法人(孫会社)を設立すると発表した。
 従来から医薬品事業や発酵関連の食品事業等が盛んな欧州では、バイオ関連のビジネスが根付いており、メタボロミクス関連サービスの潜在的な需要も北米と同程度あると見込まれるという。このため、HMT-A立ち上げの過程で得られたノウハウやリソースを有効活用し、欧米一体となって活動することにより、メタボローム解析事業の海外展開を更に加速させることを目的に、欧州に現地法人を設立することとした。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:02  USEN-3日続伸 上期7%営業増益との観測 飲食向け音楽配信伸びる
 USEN<4842.T>が変わらずを挟み3日続伸。30日付の日経新聞朝刊で、同社の17.8期上期(9-2月)の連結営業利益が、前年同期比7%増の54億円になったようだと報じられた。
 主力の音楽配信事業は新たに開業する飲食店向けの契約が増え、セットで販売しているレジシステムなどの販売も伸びたという。

★10:06  ダイキン-MSMUFGが目標株価引き上げ 17年度上期は業績モメンタム低下の端境期
 ダイキン工業<6367.T>がもみ合い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、好調中国が業績を下支えしているが、前年天候要因(猛暑)反動などから、17年度上期は業績モメンタムが低下する端境期になるとみて、投資判断「Equal-weight」を継続した。目標株価は8500円→10500円と引き上げた。
 為替の円安や中国好調などから、今期は上振れ着地の公算が大きい。一方、来期は前年天候要因(猛暑)反動や資材価格上昇が上期業績の重しになる見通し。もともと高い評価がさらに上昇するには、最大の向け先地となった北米空調事業の採算性改善が望まれるが、先行投資期間が続く可能性が高いとした。
 為替前提を対ドルで105円→110円、対ユーロで115円→120円へ変更し、業績予想を見直し。通期営業利益を16年度予想で2100億円→2380億円、17年度予想で2350億円→2450億円へと上方修正。

★10:12  トランスコスモス-反発 AI融合チャットECサービスを提供
 トランスコスモス<9715.T>が反発。30日付の日経産業新聞で、同社が人工知能(AI)と有人オペレーターを組み合わせたチャット形式の電子商取引(EC)サービスを5月以降に提供すると報じられた。
 IT(情報技術)ベンチャーが開発したシステムを使い、消費者の好みに応じた商品を自動で提供するという。2017年度内アパレル企業や化粧品メーカー、食品メーカーなど約10社への販売を目指すとされる。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★10:17  オークネット-しっかり いちよしでは「18.12期以降は利益水準の上昇が見込まれる」
 オークネット<3964.T>がしっかり。いちよし経済研究所では、「のれん償却が終了する18.12期以降は利益水準の上昇が見込まれる」とする内容のレポートを公表しており、材料視する向きもあるもよう。
 主力事業は四輪事業だが、近年では業容の拡大が進行。四輪事業の売上高比率はMBO前の07.12期に78.6%であったのに対し、16.12期では53.5%。これは四輪事業以外の事業が相対的に高成長を続けているためで、中でもデジタルプロダクツ事業は中古スマホや中古タブレットに対する旺盛な海外需要を追い風に好調に拡大している。中古車市場は緩やかな縮小傾向にあるものの、事業ポートフォリオの多様化が進んでいることもあり、同社業績は先行き堅調な成長が続くと見込まれる。のれん償却が終了する来18.12期以降は、利益水準の上昇が見込まれるとした。


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