前場コメント No.12 日立金属、三谷産業、マルマエ、共立メンテナンス、日本新薬など

2017/03/31(金) 11:31
★10:45  日立金属-3日ぶり反発 コーポレート研究所「グローバル技術革新センター」設立
 日立金属<5486.T>が3日ぶり反発。同社は30日、新コーポレート研究所「グローバル技術革新センターGlobal Research & Innovative Technology(グリット)」を設立すると発表した。
 同社は2018年度中期経営計画で「真の開発型企業」をめざし「研究開発の改革」を強力に推進してきた。こうした中、持続的成長と社会貢献に資する中長期の先端材料研究開発テーマを推進することを目的として、コーポレート研究所を新たに設立するとしている。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★10:46  三谷産業-反発 富士通傘下のFCV社の出資持ち分50.00%を取得へ
 三谷産業<8285.T>が3日ぶり反発。同社は3月30日に、富士通<6702.T>が保有するFujitsu Computer Products of Vietnam(FCV社)の出資持ち分50.00%を取得すると発表した。
 プリント基板の製造およびプリント板ユニットの組み立てを行う会社で、5月末日に株式を取得する。取得価格は1500万米ドル。三谷産業が保有する樹脂成形技術と富士通グループが保有する電子製品技術に対する知見を集約し、樹脂成形品の製造からプリント基板ユニット組み立ておよび最終検査までの一貫生産体制をさらに強化するとした。

★10:48  マルマエ-5日続伸 上期営業益4%増 半導体分野の売上高が順調に拡大
 マルマエ<6264.T>が5日続伸。同社は30日に、17.8期上期(9-2月)の営業利益は2.8億円(前年同期比4.0%増)だったと発表した。
 半導体分野において、需要拡大に合わせ、当初予定以上に生産設備増強や流動的人材の確保を行うなど生産体制の強化を図ったことにより、売上高が順調に拡大した。通期の会社計画4.9億円(前期比1.1%増)は据え置いた。

★10:49  クスリのアオキ-反発 人事施策を大幅に見直しと報道 初任給を1割引き上げ
 クスリのアオキホールディングス<3549.T>が3日ぶり反発。3月31日付け日本経済新聞・朝刊で、同社が人事施策を大幅に見直すと伝えられた。
 2018年春に入社する総合職の新入社員を対象に初任給を1割引き上げるほか、入社2年目から販売促進などの本社業務に携われるようにする。同社は17.5期に過去最大の70店の出店計画を掲げており、小売業を中心に人手不足が深刻化する中、待遇改善を通じて人材確保につなげると報じられた。

★10:52  共立メンテナンス-小高い 出雲大社の近くに客室数160室の宿泊施設を5月開業
 共立メンテナンス<9616.T>が小高い。3月31日付け日本経済新聞・朝刊で、同社が出雲大社(島根県出雲市)の近くに客室数160室の宿泊施設を、5月15日に開業すると伝えられた。
 立地場所は出雲大社まで徒歩8分で、敷地面積は6990平方メートル。高級温泉旅館と和風ホテルを同一敷地に設けるもの。出雲大社はこれまで参拝だけして別の場所で宿泊する観光客が多かったが、近隣の日御碕や稲佐の浜などへの周遊と合わせ、滞在型観光を促すと報じられている。

★10:57  日本新薬-反発 アイルランド社と「Defitelio」「Vyxeos」に関するライセンス契約
 日本新薬<4516.T>が3日ぶり反発。同社は3月30日の大引け後に、ジャズ・ファーマシューティカルズ(アイルランド)が有する肝中心静脈閉塞症(VOD)治療剤Defitelio(一般名:デフィブロタイドナトリウム)、および高リスクの急性骨髄性白血病(AML)治療剤「Vyxeos」の2剤について、日本における独占的開発権および独占的販売権に関するライセンス契約を締結したと発表した。
 デフィテリオは、造血細胞移植後の重篤な合併症であるVODに対する世界初の治療剤として、2013年に欧州医薬品庁(EMA)、2016年に米国食品医薬品局(FDA)より承認され、欧州28カ国、米国、イスラエルおよび韓国の世界31カ国において販売されている。また、ヴィキセオスはAML治療の標準治療薬であるシタラビンとダウノルビシンを抗腫瘍効果が最も高くなる割合でリポソーム化した製剤。


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