前場コメント No.12 JR東日本、コムシス、ALSOK、五洋建設、住友大阪セメントなど

2017/04/03(月) 11:30
★10:13  JR東日本-SMBC日興が目標株価引き上げ 18.3期から緩やかな増益トレンドに回帰
 JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020.T>が4日ぶり反発。SMBC日興証券では、今18.3期から緩やかな増益トレンドに回帰すると想定。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は10000円→11000円と引き上げた。
 業績については、新幹線大規模改修に関する引当開始影響がなくなり、今18.3期から再び増益トレンドに回帰する見込み。また、株価については、2016年7月以降調整局面が継続してきた。目標株価と現行株価のかい離率は11.7%程度であり、ディフェンシブな相場付きとなれば、見直される可能性もあると判断。なお、前17.3期~来19.3期の設備投資額は高水準が継続すると予想。

★10:18  コムシスHD-CSが目標株価引き上げ 高い総還元利回りと増益は投資魅力が高い
 コムシスホールディングス<1721.T>が4日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、高い総還元利回りと増益は投資魅力が高いと判断。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価は2400円→2600円と引き上げた。
 評価する点として、(1)インカムゲインに投資魅力がある、(2)今後3期間はモバイル事業を中心に増収および利益成長を期待できる。CS予想の総還元利回り(配当+自社株買い/時価総額)は前17.3期5.7%、今18.3期6.2%、来19.3期6.2%と、カバレッジの建設セクター銘柄の中で最も高く、インカムゲインに投資魅力がある。しかし、CS予想の来19.3期PERは10.9倍とヒストリカルにみて低い水準にあり、同社の高いインカムゲインと利益成長を株価は反映していないとの見方を示した。

★10:20  ALSOK-4日ぶり反発 海外駐在員対象の安否確認サービス開始
 綜合警備保障<2331.T>が4日ぶり反発。1日付の日経新聞朝刊で、同社が海外の駐在員らを対象にした安否確認サービスを始めると報じられた。
 テロなどが起きた場合、駐在員が持っている携帯電話にショートメールを送り、本人の安否状況などを確認するという。海外でテロが相次ぐなか、危機管理体制の構築を目指す企業に売り込むとされる。

★10:22  五洋建設-CSが目標株価引き下げ 利益成長が続こう
 五洋建設<1893.T>が反落。クレディ・スイス証券では、利益成長が続くとみて、投資評価「OUTPERFORM」を継続した。鋼材価格の上昇を受けて、今18.3期以降の国内建築の粗利率予想を引き下げ、目標株価は650円→630円と引き下げた。
 今後も国内外において、同社の強みである海上土木を中心に利益成長が続くと想定。来18.3期以降は国内建築の粗利率の上昇が止まる見込み。しかし、国内土木と海外事業が、利益成長をけん引する見通し。
 同社は5月に、今18.3期を初年度とする3カ年の新中期経営計画を発表する予定。具体的な内容としては、(1)最終年度である20.3期に営業利益280億円の達成、(2)配当性向25%、(3)海外事業における粗利率目標3%以上、(4)ROE目標15%程度の4点。目標がこれらを上回った場合、ポジティブ・サプライズとなる見込み。

★10:26  住友大阪セメント-CSが「NEUTRAL」へ引き下げ 株価が目標株価の水準に到達
 住友大阪セメント<5232.T>が4日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、株価が目標株価の水準に到達したことから、投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」と引き下げた。目標株価は510円を継続。
 事業環境は改善しているものの、短期的に利益確定の売りが増加する見込み。今18.3期の会社計画の確認が利益確定売りの理由になると想定。具体的には、(1)16年年央から石炭価格が上昇したため、石炭価格は18.3期の上期の減益要因となるとみている点、(2)同社は配当性向を25%以上としており、18.3期のそれは25~30%になるとみているとし、配当性向は現状から変化はないと考えられる点、(3)18.3期上期は営業減益の可能性があり、自社株買いが発表される可能性が低いと考えられる点。


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