前場コメント No.4 日本ユニシス、ガーラ、アイリッジ、古河電気工業、島津製作所など

2017/04/04(火) 11:30
★9:04  日本ユニシス-SMBC日興が「2」へ引き下げ 回復は株価にある程度織り込まれた
 日本ユニシス<8056.T>が4日ぶり反落。SMBC日興証券では、回復は株価にある程度織り込まれたとみて、投資評価を「1(アウトパフォーム)」→「2(中立)」と引き下げた。目標株価は1700円を継続。
 全体の約1割に相当する主力の開発SEを長期間・大量に投入してきた問題案件が16.3期で実質的に終了し、解放されたSEが新しい受注の獲得や生産活動に向かい、オペレーションが正常化している。受注の勢いは予想よりも弱いものの、収益性の改善が進み、業績回復傾向が続くと予想。会社は稼働の向上よりも、サービス提供型事業の強化を重視する方針と注目。

★9:05  ガーラ-買い気配 上場廃止基準に係る猶予期間入り銘柄の解除見込む 今期営業CF黒字で
 ガーラ<4777.T>が買い気配。同社は3日に、17.3期の業績見込みとして、スマートフォンアプリ事業に注力しつつ、経費削減、営業キャッシュ・フローの改善に取り組んだ結果、営業利益は赤字見込みではあるが、営業キャッシュ・フローは約3億円の黒字を見込んでいると発表した。
 同社は、17.3期に営業利益および営業キャッシュ・フローのいずれもが赤字の場合は上場廃止となる状況になっている。今期の営業キャッシュ・フローについては少なくとも黒字を見込んでおり、20107年6月26日提出予定の17.3期有価証券報告書にて、営業利益または営業キャッシュ・フローのいずれかが黒字と確認された場合、有価証券報告書提出日に猶予期間入り銘柄から解除されることになる。

★9:05  アイリッジ-小幅続落 「次世代バンキングアプリ」7月に提供開始 「popinfo」活用
 アイリッジ<3917.T>が小幅続落。同社は4月3日の大引け後に、提供する「popinfo」を活用した、NTTデータ<9613.T>の金融機関向けスマートフォンアプリ「アプリバンキング」が機能拡張され、次世代アプリとして、7月から提供を開始すると発表した。
 このアプリは、NTTデータが提供する現行の金融機関向けポータルアプリ「アプリバンキングサービス」を機能拡張したもの。インターネットバンキング契約を必要とせず、簡単に残高・明細確認できる機能や税公金などを支払える機能に加え、収支管理機能、預金機能、ペイジー支払い機能が拡充される。

★9:06  古河電気工業-3日続伸 耐熱性能を有する無酸素銅条「GOFC」の開発に成功
 古河電気工業<5801.T>が3日続伸。同社は4月3日の大引け後に、パワーモジュール用基板やその周辺部材の材料として、世界トップレベルの耐熱性能を有する無酸素銅条「GOFC」の開発に成功したと発表した。
 従来の一般的な無酸素銅条が500度以上の熱処理で急激に結晶粒が粗大化するところを、800度まで結晶粒が小さいまま抑制することが可能。今後、板厚0.3~1.0mmの条製品も提供できるように製品ラインナップの拡充を進めているとした。すでにサンプル出荷を開始しており、2020年度に50ton/月の生産量を計画。

★9:07  島津製作所-野村が目標株価引き上げ クロマトグラフ類新製品投入で成長確度は高まる
 島津製作所<7701.T>が5日ぶり反発。野村証券では、クロマトグラフ類新製品投入で成長確度は高まっていると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を2500円→2600円と引き上げた。
 産業機器事業のうち半導体・LED向けの需要増を反映し、業績予想を上方修正。中期経営計画では、クロマトグラフ類新製品投入が確認された。過去の新製品の販売実績を見る限り、成長性の確度は高いと注目。
 (1)産業機器では半導体向け真空ポンプが好調であるが、生産キャパが好調を制限する。中国景気回復により高採算の油圧機器の需要増も予想。(2)医用機器では国内販売体制の見直し、血管撮影用ハイエンド製品の普及が続くが、国産品との競争が激化する中国の汎用装置は苦戦が続く見込み。(3)計測機器ではiSeriesやLCMS-8060など主力品の市場シェア拡大を予想。


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