前場コメント No.11 郷鉄工所、第一生命、CTC、インスペック、大塚商会など

2017/04/04(火) 11:30
★10:08  シャープ-大和が目標株価引き上げ 今春発表見込みの中期計画を見極めたい
 シャープ<6753.T>がもみ合い。大和証券では、今春発表見込みの中期計画を見極めたいとコメント。投資判断「4(アンダーパフォーム)」を継続も、目標株価は100円→200円と引き上げた。業績予想を見直し、17年度営業利益1000億円と予想。中計ガイダンス、液晶市況見通し、C種優先株式の行方に注目。

★10:09  郷鉄工所-急落 ワイ・ジー・ケーより業務提携の解除通知書受領
 郷鉄工所<6397.T>が急落。同社は3日に、ワイ・ジー・ケー(山形市)より、業務提携の解除通知書を受領したと発表した。
 今回、「国土交通省向けCCTV非常用ガス発電機」製造販売実施権許諾譲渡契約書に基づく譲渡代金の未払い、ガスエンジン発電機/制御盤・初号機複製1式について約1000万円の未払いにより、契約条項に基づいて契約解除をする旨の通知書を受領した。同社は、未払いを含めこの契約解除について取締役会で検討するとしている。

★10:14  第一生命HD-野村が目標株価引き下げ 株主還元拡大は続くと予想
 第一生命ホールディングス<8750.T>が5日続落。野村証券では、年度末の金融指標、会社中計変更を背景に業績予想を修正。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は2960円→2710円と引き下げた。
 会社の開示によれば、前17.3期も今18.3期もグループ修正利益が、親会社株主利益を下回る。また、外部金融環境の変化を考慮し、今18.3期の「連結修正純利益」見込額は、従来の約2200億円から低下し、約1950億円となる。この観点から、株主還元原資となる利益の縮小は一見ネガティブであるが、前17.3期、今18.3期の株主還元の会社目線に変更がない点に留意したいとコメント。野村の業績予想を引き下げるとしたが、中期的な親会社株主利益の成長と株主還元拡大(増配)は続くと予想。

★10:19  CTC-SMBC日興が目標株価引き上げ 旧CTC・CRCの組織統合の効果に期待
 伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、通信向けは重要だが、旧CTC・CRCの組織統合の効果に期待。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2400円→2800円と引き上げた。
 前17.3期は通信キャリア向けを維持する一方で、大手商社やコンビニなど流通向けが増収となり、好調を維持。前17.3期4Qは高水準の受注残高からの売上計上が予想されるため、前17.3期予想を上方修正。今18.3期以降も、旧伊藤忠テクノサイエンスのエンタープライズ事業と旧CRCソリューションズの流通事業を統合した効果が表れると考え、業績予想を上方修正するとした。

★10:21  インスペック-大幅反落 3月度受注額1億1200万円 前年同月比75%減
 インスペック<6656.T>が大幅反落。同社は3日、3月度の月次受注額(速報)が1億1200万円(前年同月比75.3%減)だったと発表した。
 2017年3月度は、国内顧客から基板AOI、インライン画像検査システムおよびソフト改造などの受注を獲得したという。17.4期累計(5~3月)の受注額は12億1500万円(前年同期比8%減)となった。

★10:22  大塚商会-SMBC日興が目標株価引き上げ 中堅・中小企業の働き方改革のIT投資に期待
 大塚商会<4768.T>が反発。SMBC日興証券では、中堅・中小企業の働き方改革のIT投資に期待。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を6200円→6800円と引き上げた。
 同社は需要サイクルの谷間にあり、売上高と利益率に不安定感があったが、営業力と事業管理力で持ち直しつつある。子会社ネットワールドは、VMware保守収入の減少で不振だったが、前16.12下期からストレージ拡販で回復しており、今17.12上期は連結の増収増益率を高める見込み。けん引する目立った商材はないが、日本企業は中堅・中小企業においても、働き方改革/生産性向上のためのIT投資がテーマであり、同社が顧客にさまざまな提案をできる機会は増えると予想。業績の安定感を取り戻し、株式評価は改善する方向にあると考え、目標株価を引き上げ。


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