前場コメント No.7 川口化学、アドバンテスト、椿本チエイン、トーセイ、ハイデイ日高など

2017/04/06(木) 11:30
★9:21  川口化学工業-急騰 通期営業益を上方修正 採算性の向上で
 川口化学工業<4361.T>が急騰。同社は5日に、17.11期通期の連結営業利益予想を従来の1.5億円から1.7億円(前期比80.9%増)へと引き上げると発表した。同社グループの関係する自動車関連業界が前4Qに引き続き増産基調が継続するとともにゴム薬品、樹脂薬品、中間体およびその他薬品すべての部門において売上高が前年同期を上回った。このような状況を受けて採算性が向上したことが寄与する。
また、 17.11期上期(12-5月)の連結営業損益予想については、従来の0.8億円の黒字から1.1億円の黒字(前年同期は0.5億円の赤字)に引き上げた。
 併せて発表した、17.11期1Q(12-2月)の連結営業損益は0.9億円の黒字(前年同期は0.3億円の赤字)だった。

★9:23  アドバンテスト-大和が目標株価引き上げ 18年度までテスター市場は拡大が続くと想定
 アドバンテスト<6857.T>が5日ぶり反発。大和証券では、18年度までテスター市場は拡大が続くと想定。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は1300円→2200円と引き上げた。17年度はノンメモリテスターの受注は伸び悩みを想定するも、韓国メーカーの投資活発化により、メモリテスター受注は前年比20%増を予想。業績の方向性は良いとした。

★9:25  アスクル-野村が目標株価引き下げ 徐々に悪材料出尽くしへ
 アスクル<2678.T>が4日ぶり反発。野村証券では、経費懸念はある程度払しょくされ、徐々に悪材料出尽くしと想定。レーティング「Buy」を継続した。目標株価は4600円→4000円と引き下げた。
 B2Bはすでに巡航速度に復帰。B2Cは9月末のサービス正常化まで減収が見込まれるものの、4月末よりB2Cの代替センター3カ所が順次稼働し、サービス改善が段階的に進んで売上回復は徐々に加速する見通し。来18.5上期は代替センターでの経費増などで業績低迷を強いられるとみられるが、体制が整う下期より業績急回復を予想。なお、ヤマトHDからの値上げ要請はまだないが、自社物流を活用できるため費用増加リスクは相対的に小さくなるとの見方を示した。

★9:31  椿本チエイン-SMBC日興が目標株価引き下げ 自動車部品事業の堅調な成長など見込む
 椿本チエイン<6371.T>が反落。SMBC日興証券では、自動車部品事業の堅調な成長と他事業の収益性改善を見込むとし、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は1500円→1380円と引き下げた。
 収益の柱である自動車部品事業では21.3期売上高目標1000億円に向けて、新規受注を積み重ねている。SMBC日興予想でも海外顧客の新規案件獲得や、国内顧客向けのシェア拡大を織り込んでいるとし、自動車販売台数の伸び以上の成長が見込める点を評価。生産キャパシティ拡張のための設備投資も必要となり、全社の設備投資は15.3期の105億円から、16.3期は157億円、17.3期予想は180億円と高水準が続き、減価償却負担は増加が想定されるが、数量効果や原価改善努力で同事業の営業利益率は15%程度を維持できると考えているとした。

★9:31  トーセイ-3日ぶり反発 1Q営業益7%減も悪材料出尽くしで
 トーセイ<8923.T>が3日ぶり反発。同社は5日に、17.11期の1Q(12月-2月)の連結営業利益は38.3億円(前年同期比7.3%減)だったと発表した。
 不動産開発事業において、前年同期は、商業施設2件の売却があったが、今期は、戸建住宅の販売のみであったため、同事業の売上高およびセグメント利益が大幅に減少したことなどが響いた。しかし、悪材料出尽くし感から買いが入っている。

★9:32  ハイデイ日高-続落  今期営業益3%増見込むも市場コンセンサス下回る
 ハイデイ日高<7611.T>が続落。同社は5日に、18.2期通期の営業利益予想を47.0億円(前期比3.0%増)と発表した。市場コンセンサスは、50.0億円となっている。
 17.2期通期の連結営業利益は45.6億円(前期比5.3%増)だった。首都圏600店舗体制に向けて安定的な新規出店、サービス水準の向上に向けた取り組みや季節メニューの投入などを行い、業容拡大を図ったことが寄与した。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.66 +0.35
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ