前場コメント No.10 カルラ、宇部興産、大日本住友製薬、日立化成、アイロムGなど

2017/04/06(木) 11:30
★10:05  任天堂-続伸 ジェフリーズでは「4月27日を過ぎれば上方修正サイクル始まる」との見方
 任天堂<7974.T>が続伸。ジェフリーズ証券では、「4月27日以降、スイッチとモバイルが上方修正サイクルをけん引する見込み」と題したレポートを公表している。投資判断「BUY」、目標株価39200円は継続。
 フタを開けてみれば、スイッチはかなり革新的かつ人気の高い製品になったと評価。今振り返ると、テイクツーのCEOは2016年7月のコメントでこの状況を予言していたと言えるとした。スイッチに対する市場の評価は2回にわたる約12~15%の株価下落が如実に表わしているが、売上データや売り切れが続出しているという事実は同製品の成功を強く示唆する。4月27日のイベント(18.3期の会社計画)が過ぎれば、大規模な業績予想の上方修正サイクルが始まるとの見方を示した。

★10:09  カルラ-底堅い 今期30.5%営業増益見込む 前期は44.4%減益着地
 カルラ<2789.T>が底堅い。同社は5日、18.2期通期の連結営業利益予想を2.4億円(前期比30.5%増)にすると発表した。
 17.2期通期の営業利益は1.8億円(前の期比44.4%減)だった。既存店が前年割れして売上高が減少した。原材料価格の上昇や人件費の増加なども響いた。

★10:11  宇部興産-ジェフリーズが「BUY」へ引き上げ 国内セメント需要の底打ち
 宇部興産<4208.T>が続伸。ジェフリーズ証券では、国内セメント需要の底打ちに注目。投資判断を「HOLD」→「BUY」、目標株価を300円→340円と引き上げた。
 (1)国内セメント需要が底打ちし始めた、(2)化学事業は予想を上回る業績を収める可能性が高い、以上2点から「BUY」へ格上げ。
 カプロラクタムおよびナイロンの利益が当初予想を上回る可能性が高く、国内セメント需要が底打ちし始めたため、業績予想を上方修正。今18.3期のカプロラクタム-ベンゼン・スプレッドは前17.3期予想値を190ドル/トン上回る1100ドル/トンにとどまると予想。また、最近になり国内セメント需要が回復し始めたことを受け、セメント事業の利益予想を上方修正。

★10:11  大日本住友製薬-反落 パーキンソン病治療剤「トレリーフ」 フェーズ3試験で良好な解析結果
 大日本住友製薬<4506.T>が反落。同社は6日10時に、パーキンソン病治療剤「トレリーフ」(一般名:ゾニサミド)のパーキンソニズムを伴うレビー小体型認知症患者を対象としたフェーズ3試験において、主要評価項目を達成したという良好な解析結果を得たと発表した。
 同社は、この試験の結果に基づき、2017年度に日本においてトレリーフのレビー小体型認知症に伴うパーキンソニズムの効能・効果を追加する一部変更承認申請を行う予定としている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★10:14  日立化成-ジェフリーズが目標株価引き上げ 売上高が予想以上に好調
 日立化成<4217.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、売上高が予想以上に好調と判断。投資判断「HOLD」を継続も、目標株価は2200円→2745円と引き上げた。
 電子材料および自動車部品の売り上げが予想を上回っているため、業績予想を上方修正。半導体生産量の増加を追い風に、封止材、ダイボンディングフィルム、CMPスラリーの売り上げが好調。メモリー需要が順調に成長する可能性が高いため、半導体生産量は高水準で推移するとの見方を示した。

★10:20  アイロムグループ-続落 前期営業益を下方修正 不動産取引に関するプロジェクトの期ずれで
 アイロムグループ<2372.T>が続落。同社は5日に、17.3期通期の連結営業損益予想を従来の6.0億円の黒字から1.5億円の黒字(前期は4.8億円の赤字)に引き下げると発表した。
 メディカルサポート事業において、臨床試験受入施設確保の一環としての不動産取引に関するプロジェクトによる売り上げを見込んでいたが、プロジェクトの長期化により、完了が18.3期1Q以降に延期となった。これにより、17.3期は約23億円の減収となる見込みとなったことが響く。


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