後場コメント No.1 エーザイ、オプティム、クリーク&リバー、KDDI、KG情報など

2017/04/06(木) 15:00
★12:30  エーザイ-UBSが目標株価引き下げ 長期収載品影響一巡で売上収益拡大へ
 エーザイ<4523.T>が続落。UBS証券では、長期収載品影響一巡により、売上収益は拡大すると想定。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は6400円→6200円と引き下げた。
 国内長期収載品の後発品浸食による売上収益低下が一巡しつつあり、新製品貢献が寄与し、今18.3期売上収益は前年比+8.5%を予想。前17.3期はEAファーマ設立に伴う割安購入益93億円が計上されているが、その影響を含めても今18.3期営業利益は前年比+10.1%を予想。抗がん剤レンビマは腎細胞がん承認取得後も売上収益拡大がやや遅いように見え、オプジーボなど競合とのシェア争いにさらされている。また、アルツハイマー型認知症治療剤BAN2401(抗アミロイド抗体)はフェーズ2試験の中間解析が3月と6月に実施され、10~11月頃にトップライン結果が得られる見込み。これはBAN2401の初めての有効性結果になるとした。

★12:33  オプティム-6日続落 マーケットプレイス「OPTiM Store」に販売支援機能を追加
 オプティム<3694.T>が6日続落。同社は6日前引け後、継続課金や従量課金に対応した法人向けのマーケットプレイス「OPTiM Store」に新たな機能として、マイクロソフトクラウドソリューションプロバイダープログラムに参加しているパートナー向けの販売支援機能を追加し、「OPTiM Store」上でOffice 365のワンストップ販売が行えるようにしたと発表した。
 さらに、ID連携機能や代理店販売機能など、標準機能も強化し、マーケットプレイスとしてのセキュリティをさらに向上させ、より使いやすく日本の商習慣に馴染みやすいプラットフォームに進化させたという。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★12:33  クリーク&リバー-後場マイナス転換  今期営業益12%増見込むも市場コンセンサス下回る
 クリーク・アンド・リバー社<4763.T>が後場マイナス転換。同社は6日12時20分に、18.2期通期の連結営業利益予想を18.0億円(前期比11.8%増)と発表した。中核事業であるプロデュースおよびエージェンシー事業の持続的成長を目指し、事業基盤をさらに強化し、各分野の事業をより一層強化するとしている。市場コンセンサスは19.6億円となっている。
 17.2期通期の連結営業利益は16.1億円(前期比36.7%増)だった。IT分野における事業基盤の再構築が進展したことや、法曹分野におけるエージェンシー事業の売り上げが伸長したことなどが寄与した。

★12:35  KDDI-SMBC日興が目標株価引き下げ 中期計画に沿って増益維持
 KDDI<9433.T>が3日ぶり反落。SMBC日興証券では、通信収入の増加は鈍化するが、中期計画に沿って増益を維持しているとして、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は3600円→3200円と引き下げた。
 通信収入が以前より伸び難くなり、増益率が鈍化している。他社との競争優位による成長は現在は薄れているが、スマートフォン浸透率(2016年12月末60.7%)が3G網を止める2021年頃まで高まり続けることが業績の支えとなる見込み。ライフデザイン事業と位置づけるコマース・エネルギー・コンテンツ・金融・IoTの収益拡大がテーマであり、M&A(合併・買収)も活用する方針であるが、当面は安定した業績と潤沢なキャッシュフローによる株主還元が、株価を支える要因となる見通し。

★12:38  KG情報-大幅に4日続落 1Q営業益16%減 営業収益の減少で
 KG情報<2408.T>が大幅に4日続落。同社は5日に、17.12期の1Q(12月21日-3月20日)の連結営業利益は7700万円(前年同期比15.6%減)だったと発表した。取り扱う情報コンテンツの見直しや拡大、情報提供方法の変更・追加及び新規エリアへの進出などの取り組みを行ったものの、営業収益が減少したことが響いた。


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