前場コメント No.12 ＩＨＩ、三菱重工業、新電元工業、三井住友、協和発酵キリンなど
★10:45 ＩＨＩ－ジェフリーズが新規「BUY」 ダウンサイドリスクが最も小さい
ＩＨＩ<7013.T>が反発。ジェフリーズ証券では、国内重工大手の中で、今18.3期の未解決案件によるダウンサイドリスクが最も小さいと推察。投資判断「BUY」、目標株価500円として、新規カバレッジを開始した。
2017年末までに不採算製品の納品が予定されることに加え、早い段階で大幅な損失引当金を計上する経営スタンスなどに注目。過去2年間にわたって計上し続けてきたコスト超過が、今18.3期に大幅に生じないと期待。今18.3期営業利益は前回ピークである15.3期水準を上回っ て過去最高を更新する見込み。国内重工大手の今18.3期ROIC（投下資本利益率）が1ケタ台後半になるとのジェフリーズ推定に対し、ＩＨＩは航空エンジン事業での着実な利益成長を追い風に、ROICが10％超を達成すると予想。
ＩＨＩ<7013.T>が反発。ジェフリーズ証券では、国内重工大手の中で、今18.3期の未解決案件によるダウンサイドリスクが最も小さいと推察。投資判断「BUY」、目標株価500円として、新規カバレッジを開始した。
2017年末までに不採算製品の納品が予定されることに加え、早い段階で大幅な損失引当金を計上する経営スタンスなどに注目。過去2年間にわたって計上し続けてきたコスト超過が、今18.3期に大幅に生じないと期待。今18.3期営業利益は前回ピークである15.3期水準を上回っ て過去最高を更新する見込み。国内重工大手の今18.3期ROIC（投下資本利益率）が1ケタ台後半になるとのジェフリーズ推定に対し、ＩＨＩは航空エンジン事業での着実な利益成長を追い風に、ROICが10％超を達成すると予想。
★10:48 三菱重工業－ジェフリーズが新規「HOLD」 バリュエーションの切り上がりは実現しにくい
三菱重工業<7011.T>が4日ぶり反発。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」、目標株価450円として、新規カバレッジを開始した。
同社の対TOPIX株価パフォーマンスは精彩を欠き、PBRが1.0倍を割り込んでいることから、株価のダウンサイドは限定的と判断。しかし、海外原発大手へのマイノリティ出資、造船事業、現在進行中の日立製作所との海外ボイラー案件に関する交渉などのダウンサイドリスクを減らすための明確なロードマップが示されない限り、バリュエーションの切り上がりも実現しにくいとみているとした。
三菱重工業<7011.T>が4日ぶり反発。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」、目標株価450円として、新規カバレッジを開始した。
同社の対TOPIX株価パフォーマンスは精彩を欠き、PBRが1.0倍を割り込んでいることから、株価のダウンサイドは限定的と判断。しかし、海外原発大手へのマイノリティ出資、造船事業、現在進行中の日立製作所との海外ボイラー案件に関する交渉などのダウンサイドリスクを減らすための明確なロードマップが示されない限り、バリュエーションの切り上がりも実現しにくいとみているとした。
★10:51 川崎重工業－ジェフリーズが新規「UP」 営業利益は20.3期にピークアウトすると予想
川崎重工業<7012.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、投資判断「UNDERPERFORM」、目標株価270円として、新規カバレッジを開始した。
同社は構造改革を行っているものの、船舶海洋事業の利益低迷は長期化する可能性が拭えない。また、大手民間旅客機メーカーの値下げ圧力および生産量の削減を背景に、同社航空宇宙事業の利益低迷は避けられないとした。これらの要因から、同社株価のパフォーマンスも悪影響を受ける公算が大きい。したがって、営業利益は20.3期にピークアウトすると予想するほか、EV/EBITDA倍率に基づくバリュエーションも割安感に欠けると言わざ るを得ないとした。
川崎重工業<7012.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、投資判断「UNDERPERFORM」、目標株価270円として、新規カバレッジを開始した。
同社は構造改革を行っているものの、船舶海洋事業の利益低迷は長期化する可能性が拭えない。また、大手民間旅客機メーカーの値下げ圧力および生産量の削減を背景に、同社航空宇宙事業の利益低迷は避けられないとした。これらの要因から、同社株価のパフォーマンスも悪影響を受ける公算が大きい。したがって、営業利益は20.3期にピークアウトすると予想するほか、EV/EBITDA倍率に基づくバリュエーションも割安感に欠けると言わざ るを得ないとした。
★10:51 新電元－4日ぶり反発 2ボルト駆動の車向けドライバーIC開発
新電元工業<6844.T>が4日ぶり反発。7日付の日刊工業新聞で、同社が2ボルトで動作可能な車載リレー用スイッチドライバーICを開発し、サンプル出荷を始めたと報じられた。
低電圧動作のためエンジン再始動時などにバッテリーの電圧が瞬間的に下がっても、各種車載器の電子制御ユニット（ECU）が正常に動くという。自動車や車載機器メーカーに提案するとみられ、国内で生産し2021年に年間500万個の販売を見込むもよう。今後の業績拡大への貢献が期待され、買われている。
新電元工業<6844.T>が4日ぶり反発。7日付の日刊工業新聞で、同社が2ボルトで動作可能な車載リレー用スイッチドライバーICを開発し、サンプル出荷を始めたと報じられた。
低電圧動作のためエンジン再始動時などにバッテリーの電圧が瞬間的に下がっても、各種車載器の電子制御ユニット（ECU）が正常に動くという。自動車や車載機器メーカーに提案するとみられ、国内で生産し2021年に年間500万個の販売を見込むもよう。今後の業績拡大への貢献が期待され、買われている。
★10:57 三井住友－ＣＳが目標株価引き上げ 2子銀行の切り離し効果を目標株価に反映
三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が8日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、投資評価「OUTPERFORM」を継続、2子銀行の切り離し効果を目標株価に反映させ、5900円→6000円と引き上げた。
海外金利上昇はプラスだがバランスシートコントロールの影響で海外資金利益増加はペースダウン。貸出金利の底打ちが今18.3期前半にずれ込み、資金利益の回復は予想よりも遅れている。株式売り出しは残念だったが、子会社の切り離しと併せたCET1比率10％確保は今後の資本政策の自由度確保に寄与するとの見方を示した。カタリストは自社株買いの発表と総還元率目標の引き上げ、収益拡大に資する大型買収の発表。
三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が8日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、投資評価「OUTPERFORM」を継続、2子銀行の切り離し効果を目標株価に反映させ、5900円→6000円と引き上げた。
海外金利上昇はプラスだがバランスシートコントロールの影響で海外資金利益増加はペースダウン。貸出金利の底打ちが今18.3期前半にずれ込み、資金利益の回復は予想よりも遅れている。株式売り出しは残念だったが、子会社の切り離しと併せたCET1比率10％確保は今後の資本政策の自由度確保に寄与するとの見方を示した。カタリストは自社株買いの発表と総還元率目標の引き上げ、収益拡大に資する大型買収の発表。
★10:58 協和発酵キリン－反発 リンパ腫対象モガムリズマブの第3治験で主要評価項目達成
協和発酵キリン<4151.T>が反発。同社は7日、皮膚T細胞性リンパ腫を対象として実施していたモガムリズマブの国際共同第3相臨床試験で、主要評価項目を達成したと発表した。
臨床試験は、米国、欧州、日本、豪州で実施された多施設ランダム化オープン比較試験で、372人の再発または難治性の皮膚T細胞性リンパ腫患者を対象にモガムリズマブの有効性と安全性を対照薬であるボリノスタットと比較したという。今後の収益拡大への貢献が期待され、買いが入っている。
協和発酵キリン<4151.T>が反発。同社は7日、皮膚T細胞性リンパ腫を対象として実施していたモガムリズマブの国際共同第3相臨床試験で、主要評価項目を達成したと発表した。
臨床試験は、米国、欧州、日本、豪州で実施された多施設ランダム化オープン比較試験で、372人の再発または難治性の皮膚T細胞性リンパ腫患者を対象にモガムリズマブの有効性と安全性を対照薬であるボリノスタットと比較したという。今後の収益拡大への貢献が期待され、買いが入っている。
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