前場コメント No.13 京都銀行、りそなＨＤ、インテリックス、花王、帝人など
★11:00 京都銀行－ＣＳが目標株価引き下げ 依然として魅力的な上昇余地
京都銀行<8369.T>が4日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、依然として魅力的な上昇余地とコメント。投資評価「OUTPERFORM」を継続も、目標株価は1500円→1230円と引き下げた。目標株価算定に当たり、継続保有を前提とした保有株式に関する割引率20％を導入、銀行価値算定から配当金収入を控除。
4月3日現在、京都銀行の時価総額は銀行価値と保有株式価値から計算される理論価値を50％下回っているが、マイナス金利政策が始まる前の5年間の割引率は-16％にとどまっており、金利底打ちにより銀行収益の懸念が改善する中、その割引率は順次低下し、株価上昇につながると想定。京都銀行は貸出金の成長率が高く、保有株からの配当金収入が今17.3期予想当期利益の24％に達する上、有価証券含み益も潤沢で業績面のダウンサイドが小さいとした。
京都銀行<8369.T>が4日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、依然として魅力的な上昇余地とコメント。投資評価「OUTPERFORM」を継続も、目標株価は1500円→1230円と引き下げた。目標株価算定に当たり、継続保有を前提とした保有株式に関する割引率20％を導入、銀行価値算定から配当金収入を控除。
4月3日現在、京都銀行の時価総額は銀行価値と保有株式価値から計算される理論価値を50％下回っているが、マイナス金利政策が始まる前の5年間の割引率は-16％にとどまっており、金利底打ちにより銀行収益の懸念が改善する中、その割引率は順次低下し、株価上昇につながると想定。京都銀行は貸出金の成長率が高く、保有株からの配当金収入が今17.3期予想当期利益の24％に達する上、有価証券含み益も潤沢で業績面のダウンサイドが小さいとした。
★11:04 りそなＨＤ－ＣＳが目標株価引き下げ 子銀行の経営統合によってもROE低下止まらず
りそなホールディングス<8308.T>が6日続落。クレディ・スイス証券では、子銀行の経営統合によってもROE低下は止まらずとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は640円→630円と引き下げた。
目標株価算定に傘下の近畿大阪銀行と、三井住友フィナンシャルグループ（8316）の子銀行2行との経営統合を織り込んだとした。統合効果によるROE改善が、公的資金完済後のROE低下トレンドをカバーしきれず、目標株価は引き下げ。
統合する関西アーバン銀行、みなと銀行両行の当期利益が加わる上、両行のROEがりそなを上回ることから、統合効果でROEは0.12％ポイント改善する見込み。ただし、りそなのROE低下トレンドを止めるまでの効果はなく、ROEの低下は続く見通し。近畿大阪銀行と関西アーバンの地盤は重複しており、今後のコスト削減に期待。
りそなホールディングス<8308.T>が6日続落。クレディ・スイス証券では、子銀行の経営統合によってもROE低下は止まらずとコメント。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は640円→630円と引き下げた。
目標株価算定に傘下の近畿大阪銀行と、三井住友フィナンシャルグループ（8316）の子銀行2行との経営統合を織り込んだとした。統合効果によるROE改善が、公的資金完済後のROE低下トレンドをカバーしきれず、目標株価は引き下げ。
統合する関西アーバン銀行、みなと銀行両行の当期利益が加わる上、両行のROEがりそなを上回ることから、統合効果でROEは0.12％ポイント改善する見込み。ただし、りそなのROE低下トレンドを止めるまでの効果はなく、ROEの低下は続く見通し。近畿大阪銀行と関西アーバンの地盤は重複しており、今後のコスト削減に期待。
★11:05 インテリックス－5日ぶり反発 3Q累計15.6％営業減益も強気の通期計画維持を好感
インテリックス<8940.T>が5日ぶり反発。同社は6日、17.5期3Q累計（6-2月）の連結営業利益が9.7億円（前年同期比15.6％減）だったと発表した。通期計画16.8億円（市場予想15.9億円）を据え置いた。
人員増強による人件費の増加に加え、アセットシェアリング事業の広告宣伝費をはじめとした販売費の増加などが響いた。
インテリックス<8940.T>が5日ぶり反発。同社は6日、17.5期3Q累計（6-2月）の連結営業利益が9.7億円（前年同期比15.6％減）だったと発表した。通期計画16.8億円（市場予想15.9億円）を据え置いた。
人員増強による人件費の増加に加え、アセットシェアリング事業の広告宣伝費をはじめとした販売費の増加などが響いた。
★11:06 花王－ＣＳが目標株価引き上げ アジアは好調 次は化粧品の改革進展に注目
花王<4452.T>が4日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、アジアは好調であり、次は化粧品の改革進展に注目。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価は6900円→7000円と引き上げた。
アジア事業の成長が最大のカタリスト。16年に起きた中国の紙おむつの在庫調整は一巡し、同社の強さが戻りつつある。17年以降の在庫調整リスクは限定的と想定。プレミアム紙おむつを通じて高まったブランド力が、化粧品や洗剤などにも波及。インドネシアも堅調継続で、アジア事業は今後3年CAGR+23％の利益成長を見込むとした。また、化粧品の大改革に着手し、過去成功したメーキャップ製品の立て直しに続いて、スキンケア製品も本格的に回復すれば、株価・業績アップサイドは見込める。過去最高益更新の確度は高く、株主還元策のさらなる改善余地も大きいと指摘。
花王<4452.T>が4日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、アジアは好調であり、次は化粧品の改革進展に注目。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価は6900円→7000円と引き上げた。
アジア事業の成長が最大のカタリスト。16年に起きた中国の紙おむつの在庫調整は一巡し、同社の強さが戻りつつある。17年以降の在庫調整リスクは限定的と想定。プレミアム紙おむつを通じて高まったブランド力が、化粧品や洗剤などにも波及。インドネシアも堅調継続で、アジア事業は今後3年CAGR+23％の利益成長を見込むとした。また、化粧品の大改革に着手し、過去成功したメーキャップ製品の立て直しに続いて、スキンケア製品も本格的に回復すれば、株価・業績アップサイドは見込める。過去最高益更新の確度は高く、株主還元策のさらなる改善余地も大きいと指摘。
★11:11 帝人－底堅い 中国でエアバッグ基布の生産拡大
帝人<3401.T>が底堅い。7日付の日刊工業新聞で、同社が2020年度までにエアバッグ基布の生産能力を現行比50％増の年2250平方メートルに引き上げると報じられた。
中国工場（江蘇省）で約40％増強する方針を固め、残りを新工場で補う検討に入ったという。投資額は新工場の建設を含め、数十億円規模を見込むとされる。中国の堅調な自動車生産を背景にエアバッグ基布の需要が伸びており、能力増強で拡大する市場を取り込む考えのもよう。
帝人<3401.T>が底堅い。7日付の日刊工業新聞で、同社が2020年度までにエアバッグ基布の生産能力を現行比50％増の年2250平方メートルに引き上げると報じられた。
中国工場（江蘇省）で約40％増強する方針を固め、残りを新工場で補う検討に入ったという。投資額は新工場の建設を含め、数十億円規模を見込むとされる。中国の堅調な自動車生産を背景にエアバッグ基布の需要が伸びており、能力増強で拡大する市場を取り込む考えのもよう。
★11:24 ジャパンシステム－続落 システム操作監視アプリ「SMART Gateway」提供を本格的に開始
ジャパンシステム<9758.T>が続落。同社は4月7日11時に、ボスコ・テクノロジーズ（東京都港区）のシステム操作監視アプリケーション「SMART Gateway」の提供を本格的に開始すると発表した。併せて、「SMART GATEWAY MASTER」の第1号の認定資格を取得し、情報セキュリティサービスメニューを強化したとしている。しかし、株価への影響は限定的のもよう。
ジャパンシステム<9758.T>が続落。同社は4月7日11時に、ボスコ・テクノロジーズ（東京都港区）のシステム操作監視アプリケーション「SMART Gateway」の提供を本格的に開始すると発表した。併せて、「SMART GATEWAY MASTER」の第1号の認定資格を取得し、情報セキュリティサービスメニューを強化したとしている。しかし、株価への影響は限定的のもよう。
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