前場コメント No.12 JCRファーマ、オリンピック、ワキタ、日本ゼオン、ジュンテンドーなど

2017/04/10(月) 11:31
★10:40  JCRファーマ-みずほが目標株価引き下げ JBCの提携進展など将来見通しを引き下げ
 JCRファーマ<4552.T>が反落。みずほ証券では、J-Brain Cargo(JBC)の提携進展とネスプ後続品の売り上げについて、ともに将来見通しを引き下げ。投資判断「中立」を継続、目標株価は3260円→2520円と引き下げた。
 同社はさまざまな薬を脳内に運ぶプラットフォーム技術としてJBCを研究開発しているが、前17.3期には(1)JBCを使った開発品(JR-141/JR-162など)の国内での自社開発と世界での権利の導出、(2)JBCを使った他社との技術提携の両方で会社予想ほどには事業が進展しなかった。また、JR-131(ネスプ後続品/腎性貧血)は順調に開発が進むものの、先発メーカーの協和発酵キリンがオーソライズドジェネリック販売に言及、さらに同様の効果を持つ複数の経口剤が開発の最終段階にあり、将来的な競争に関する見通しは従来より厳しさを増していると指摘。

★10:46  Olympic-急反落 前期営業利益を下方修正 価格政策徹底で利益率低下
 Olympicグループ<8289.T>が急反落。同社は7日、17.2期通期の連結営業利益予想を従来の12.0億円から8.4億円(前期比20.5%増)へと引き下げると発表した。価格政策の徹底で売上総利益率が低下した。

★10:47  DWTI-大幅反発 パイプライン拡充 眼科における疾患領域を拡大と報じられる
 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576.T>が3日ぶり大幅反発。4月10日付け化学工業日報で、同社がパイプラインの拡充を目指すと伝えられている。
 「BBG250」という染色性の高い色素を主成分とした眼科手術補助剤への投資を決定、眼科における疾患領域を拡大するもの。同社が創製した緑内障治療剤「H-1129」では、国内医薬品事業会社に海外権利を導出するオプション契約を締結。契約一時金、開発および販売の進ちょくに応じたマイルストーン収入を受領する。

★10:49  ワキタ-急騰  今期営業益3%増見込む 経営資源の最適配分などで
 ワキタ<8125.T>が急騰。同社は7日に、18.2期通期の連結営業利益予想を68.0億円(前期比3.4%増)と発表した。経営資源の最適配分や営業努力を行うとしている。市場コンセンサスは、66.0億円となっている。
 17.2期通期の連結営業利益は65.7億円(前期比2.8%減)だった。建機事業の販売部門において、公共投資や民間設備投資ともに盛り上がりに欠け、かつ同業者間での受注競争が激化したことなどが響いた。

★10:51  日本ゼオン-反発 低温下でも粘・接着力を発揮できる製品を開発・製品化
 日本ゼオン<4205.T>が3日ぶり反発。4月10日付け化学工業日報で、同社が「非対称」という独自の分子構造を有するスチレン・イソプレンブロックポリマー(SIS)を使い、低温下でも粘・接着力を発揮できる製品を開発、製品化したと伝えられている。
 マイナス20度程度の低温でも使用可能なことから、冷凍食品のラベル用などに展開する。使い勝手の良さから粘着テープやラベル用の粘・接着剤用素材として幅広く使われているSISだが、これまでは低温領域での使用に課題あった。新製品の登場で一段と需要の幅の拡大が期待できると報じられている。

★10:57  ジュンテンドー-続伸 農業や園芸部門を強化 「ドラッグストアが扱わない商品で勝負」
 ジュンテンドー<9835.T>が続伸。4月8日付け日本経済新聞・朝刊で、同社が農業や園芸の部門を強化すると伝えられた。
 新規出店や店舗改装を通じ、利益率が高い同部門の品ぞろえを拡充するもの。ホームセンター事業の売上高に占める比率を17.2期の50%から、22.2期をメドに55%に高める計画。農協から農薬を調達していた農家、地元業者から資材を調達していた建設土木業者などの購入を促す。
 飯塚正社長は7日の記者会見で「当社の主な営業エリアである農村部で農業・園芸・資材はビジネスチャンスになりうる。ドラッグストアなどが扱わない商品で勝負していく」と語ったとされている。


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