前場コメント No.7 トヨタ、ファステップス、エムビーエス、テルモ、プレナスなど

2017/04/11(火) 11:30
★9:20  トヨタ-3日ぶり反落 米ケンタッキー工場刷新に13.3億ドル投資
 トヨタ自動車<7203.T>が3日ぶり反落。同社は10日、米国生産事業体であるToyota Motor Manufacturing(ケンタッキー州)が工場刷新に向けて13.3億ドル(約1463億円)を投資すると発表した。
 これにより、TNGAをベースとした初の北米生産車である新型「カムリ」の生産に向けて工場を刷新するという。また設備更新や新塗装工程導入など、生産工程の最新鋭化・効率化を通じ、工場全体の競争力強化を図っていくとされる。今回の投資額は、自動車会社による同州での投資としては過去最大であり、それ以外の業種をあわせても、過去2番目に大きい投資だという。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★9:20  ファステップス-急反落 前期営業赤字拡大見込む メディアソリュでの価格競争激化響く
 ファステップス<2338.T>が急反落。同社は10日、17.2期通期の連結営業損益予想を従来の1.0億円の赤字から3.1億円の赤字(前期は1.4億円の黒字)へと引き下げると発表した。
 メディアソリューション事業は競合他社との価格競争の激化で営業活動が伸び悩み、主要得意先からの受注額が当初予定していた額よりも大幅に減少した。ほかの顧客でも見込んでいた受注額を下回った。

★9:24  日本調剤-反落 「第2回ヘルスケアIT 2017」に出展 日本医薬総合研究所と共同で
 日本調剤<3341.T>が3日ぶり反落。同社は4月10日の大引け後に、4月19日~21日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される国内最大級のヘルスケア×IT展示会「第2回ヘルスケアIT 2017」に、グループ会社で医薬コンサルティング事業を行う日本医薬総合研究所と共同で出展すると発表した。
 第2回目となる展示会「ヘルスケアIT」はヘルスケア領域において、予防から治療・介護まで、「テクノロジーが変えるニッポンの未来」をテーマとして、ヘルスケアに関わる情報やサービスが紹介される展示会。しかし、株価への影響は限定的のもよう。

★9:24  エムビーエス-売り気配 3Q累計7.7%営業増益も進ちょく軟調
 エムビーエス<1401.T>が売り気配。同社は10日、17.5期3Q累計(6-2月)の営業利益が1.7億円(前年同期比7.7%増)だったと発表した。通期計画2.5億円に対する進ちょくは68.0%。
 既存店でのパートナー(工務店など)との関係強化を継続して取り組み、受注拡大を図った。原価低減と経費削減、工事採算性を重視した受注方針の徹底や施工管理のほか、品質・技術の向上にも努めた。

★9:25  テルモ-野村が目標株価引き上げ 強固な成長ドライバーは3つ 成長の確度は高い
 テルモ<4543.T>が反発。野村証券では、「強固な成長ドライバーは3つ、成長の確度は高い」とコメント。レーティング「Buy」を継続、業績予想を引き上げ、目標株価を5400円→5600円と引き上げた。
 今18.3期営業利益は前期比18%増益の850億円を予想。成長ストーリーは主に3つ。(1)心臓血管カンパニーのアクセス製品の普及増。TRI(手首からカテーテルを入れる手技)専用製品群の拡販が見込まれる。(2)St Jude Medical社から買収したAngio-Seal事業はのれん・統合費用を考慮しても利益貢献しよう。(3)血液システムカンパニーでは、18.3期には米国での価格下落が一巡し、長期契約に基づく数量増が見込まれる。

★9:27  プレナス-急落  今期営業益4%増見込むも市場コンセンサス下回る
 プレナス<9945.T>が急落 。同社は10日に、18.2期通期の連結営業利益予想を75.0億円(前期比4.3%増)と発表した。マーケティング機能を強化し、顧客のニーズを捉えた商品の開発・販売促進活動を推進するとしている。市場コンセンサスは79.6億円となっている。
 17.2期通期の連結営業利益は71.9億円(前期比10.9%増)だった。円高などによる仕入れコストの低減や広告宣伝費の減少が寄与した。


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