前場コメント No.8 サカタのタネ、エキサイト、シャープ、力の源、千代田化工建設など

2017/04/11(火) 11:30
★9:30  サカタのタネ-大和が目標株価引き上げ 海外での野菜種子拡販で業績拡大が継続
 サカタのタネ<1377.T>が6日ぶり反発。大和証券では、海外での野菜種子拡販により、業績拡大が続いていると判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を3900円→4100円と引き上げた。
 今17.5期3Q累計(16/6~17/2月)営業利益は76.5億円(前年同期比+16%)と大和想定を上回る着地。サカタシード・スダメリカ(南米)は上期ほどではないものの、高成長を持続。市場環境が改善すれば、さらなる伸びも期待できる。中国への輸出はブロッコリーやトルコギキョウが引き続き好調と推察。大和の営業利益予想は、今17.5期:79.7億円(会社計画70億円)、来18.5期:97.8億円、19.5期:116.1億円。今17.5期4Qには在庫評価損などが計上される可能性もあるが、大和予想では一定程度織り込んでいるとした。

★9:32  エキサイト-売買なし インドネシアでLINE ポイントの交換連携を開始
 エキサイト<3754.T>が売買なし。同社は4月10日の大引け後に、インドネシアにおける大手財閥のシナルマス・グループとの合弁会社「PT Excite Indonesia」について、コミュニケーションアプリ「LINE」内のポイントサービス「LINE ポイント」におけるユーザー向けポイント交換の連携を開始すると発表した。
 合弁会社「PT Excite Indonesia」は2013年に設立し、同国初となるポイント・プログラム・サイト「エキサイトポイント」を核としながら、2016年5月には通信会社スマートフレン・テレコムの加入者向けのポイント・プログラムを提供するなど、デジタルマーケティング事業を展開している。今回の連携により、ユーザーは保有ポイントを、携帯通信料の割引のほか、コンビニなどで使えるクーポンともポイント交換が可能。しかし、株価への影響は限定的。

★9:33  シャープ-JPモルガンが目標株価引き上げ ダウンサイドリスクを再確認すべき時
 シャープ<6753.T>が大幅に5日続落。JPモルガン証券では、ダウンサイドリスクを再確認すべき時とみて、投資判断「Underweight」を継続した。目標株価は105円→125円と引き上げた。
 JPモルガンでは昨年11月および今年2月に、シャープの業績が予想以上に早くプラス転換し、コンセンサス予想を上回るとの見通しを示した。同社株価は年初来TOPIXを41%アウトパフォームしたが、息切れ感が見られ、特に悪材料のない中インデックスに対して前週は18%のアンダーパフォーム。同社株価の年初来の反騰は、(1)2017年度の業績が好転(営業利益が倍増)、(2)iPhoneデュアルカメラ向け市場シェアの拡大、(3)3Dセンサモジュール組み立てへの関与をとらえた動きと判断。ファンダメンタルズは改善しているものの、バリュエーションが割高の点を踏まえると、ショートカバー主導による価格上昇は行き過ぎと言えるとした。同社の3Dセンサー関与およびデュアルカメラ市場シェア拡大を反映させ、営業利益予想は引き上げ。

★9:38  力の源HD-4日続落 フードコート専門ブランドを熊本・徳島・広島でオープン
 力の源ホールディングス<3561.T>が4日続落。同社は4月10日の大引け後に、傘下の力の源カンパニーが、豚骨ラーメンをカジュアル&スタイリッシュに表現するフードコート専門業態の「IPPUDO RAMEN EXPRESS」を、「ゆめタウンはません(熊本)」、「イオンモール徳島」、「LECT広島」のフードコートにオープンすると発表した。
 この3店舗には「とんこつラーメン」に加え、その地ごとの特色を活かして開発したラーメンを投入。ゆめタウンはません店には、にんにくなどを揚げた油「黒マー油」を効かせ、固茹で玉子をのせた“熊本流(ながれ)”「黒とんこつ」を、イオンモール徳島店には、豚骨に醤油を合わせたスープに甘辛く煮込んだ豚バラや生たまごをのせた“徳島流(ながれ)”「スタミナラーメン」を、LECT広島店には、鶏ガラの清湯スープに醤油と豚の背脂で深みを出した“尾道流(ながれ)”「背油醤油ラーメン」をラインナップする。しかし、株価への影響は限定的。

★9:44  千代田化工建設-3日続伸 生産能力規模に応じたLNGプラントの設計手法を確立
 千代田化工建設<6366.T>が3日続伸。4月11日付け化学工業日報で、同社が生産能力規模に応じた液化天然ガス(LNG)プラントの設計手法を確立したと伝えられた。
 大規模プラントには、プラントを複数のブロックに分け、設計を標準化する「LNG-X」を適用する。プロジェクトの期間短縮化と費用圧縮に貢献するもの。中規模プラントには「ミッドスケールLNG」、小規模プラントには「スモールスケールLNG」の設計手法を開発し、それぞれ標準設計と新技術を適用する。将来、ニーズが高まると予想される中小規模のガス田開発を支援する。


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