前場コメント No.4 フロイント産業、リコー、クラリオン、ピックルス、グリーンペプタイドなど

2017/04/12(水) 11:30
★9:09  フロイント産業-TIWが「2」へ引き下げ 18.2期は受注環境の踊り場を見込む
 フロイント産業<6312.T>が続落。投資情報会社のTIWでは、今18.2期は受注環境の踊り場を想定。投資評価を「2+(Outperform)」→「2(Neutral)」と引き下げた。
 前17.2期末の機械部門の受注残高は85億6100万円(前年同期は70億8600万円)と高水準を維持。しかし、同社ではジェネリック医薬品メーカーからの期中の受注は踊り場を向かえる可能性があるとして、今18.2期は保守的な会社予想を提示している。株価は今18.2期の会社予想が前期比横ばいであったことから大幅下落。同社は保守的な会社予想を行う傾向が従来から強いものの、現時点でそれに対する反論の論拠を持たないことから、いったん投資評価を引き下げるとした。

★9:10  リコー-続落 カメラ事業縮小 車載向けなど業務用に集中
 リコー<7752.T>が続落。12日付の日経新聞朝刊で、同社がカメラ事業を縮小すると報じられた。
 価格競争が激しい個人向けは撤退も含めて検討し、経営資源を車載向けなど業務用に集中させるという。同事業は2011年にHOYA<7741.T>から一眼レフカメラ「ペンタックス」を買収後も赤字が続くとされる。

★9:11  初値決定-LIXILビは5%安の1947円
 東京証券取引所の第1部市場に再上場したLIXILビバ<3564.T>の初値は、公開価格の2050円を5.02%下回る1947円で付いた。引受価額1947.5円と呼び値で同額で、シンジケートカバーによる売り買い一致とみられる。
 初値出来高は181万9000株で、売買代金は約35.4億円。親引けを差し引いた公開株式数に対する売却率は8.30%だった。

★9:14  クラリオン-9日続落 今期5%営業増益との観測 車載カメラの需要拡大で
 クラリオン<6796.T>が変わらずを挟み9日続落。12日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期の連結営業利益(国際会計基準)は前期推定比5%増の105億円前後になりそうだと報じられた。
 乗用車の周辺監視システムに使う車載カメラの需要が増えるという。カーナビゲーションもスマートフォンに連動する製品の引き合いが強いとされる。

★9:15  ピックルス-急騰  今期営業益77%増見込む ナショナルブランド商品の拡販で
 ピックルスコーポレーション<2925.T>が急騰。同社は11日に、18.2期通期の連結営業利益予想を13.8億円(前期比77.0%増)と発表した。
 「ご飯がススム」をはじめとしたナショナルブランド商品の拡販を軸としたブランド力の向上により、新規取引先の開拓や既存得意先の深耕を図るとともに、契約栽培の拡大による原料野菜の安定調達と原材料購買方法の見直しなどを継続実施し、原料コストの増加の抑制を図るとしている。
 併せて発表した、17.2期通期の連結営業利益は7.8億円(前期比16.2%減)だった。

★9:15  グリーンペプタイド-5日ぶり大幅反発 がんペプチドワクチンの薬剤選定向け検査試薬で特許査定
 グリーンペプタイド<4594.T>が5日ぶり大幅反発。同社は11日、リード開発品であるがんペプチドワクチンITK-1をはじめとした抗体測定用の検査試薬に関する特許出願が、日本で特許査定を受けたと発表した。
 ITK-1は、複数のがん抗原由来のペプチドから構成され、その中から投与前に患者の免疫応答状態の良いペプチドを4種選択して投与するテーラーメイド型投与方法を採用した薬剤。同特許は、その投与する4種の薬剤を選定するため、各患者の血中に存在する薬剤ペプチドに反応する抗体の量を調べる検査試薬に関するものとなっている。これにより、がん免疫治療薬として開発中のITK-1プロジェクトが、知的財産権面でさらに強固に保護されるという。


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