前場コメント No.8 キユーピー、3Dマトリックス、アズジェント、リコー、メディア工房など

2017/04/13(木) 11:30
★9:25  キユーピー-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 中長期的な成長力への評価は不変
 キユーピー<2809.T>が4日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、1Qは想定以上に苦戦したが、中長期的な成長力への評価は不変として、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3500円→3200円と引き下げた。
 20%超のトップライン成長が継続する中国マヨネーズ事業と約5000億円の売上高を有する国内事業の収益性改善をドライバーとした中長期的な利益成長のポテンシャルを引き続き評価。足元の国内事業は、家庭用調味料や中食市場を主要ターゲットとするサラダ・惣菜事業が堅調であるが、外食や加工食品メーカーをターゲットとする業務用調味料やタマゴ事業の業績が苦戦している。国内の調味料事業のうち家庭用調味料の売上高は、業務用調味料の約1.5倍の売上高があり、収益性も高い。同社は強みである家庭用を拡大させる一方で、業務用ではアイテム集約など収益重視の戦略を進めている。
 ただし、今1Qは想定以上に業務用調味料のトップラインが低迷したことから、想定以上のスロースタートとなった。今後は収益構造改革は継続しつつ、一定のトップラインモメンタムを維持するバランスが重要と指摘。

★9:29  3Dマトリックス-急騰 PENTAX Europeと吸収性局所止血材の販売権許諾契約締結
 スリー・ディー・マトリックス<7777.T>が急騰。同社は12日に、子会社の3-D Matrix Europeが、PENTAX Europeとの間で、吸収性局所止血材「PuraStat」のフランス・オランダ・ポルトガルにおける製品販売に関して販売権許諾契約を締結したと発表した。
 今後、PENTAX Europeは各国に有するネットワークを通じて医療機関への販売を行うとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:30  アズジェント-大幅に9日ぶり反発 ファイアグラス社製品の提供開始へ 初年度3億円販売目指す
 アズジェント<4288.T>が大幅に9日ぶり反発。同社は12日に、ファイアグラス社(イスラエル)と契約を結び、アイソレーションによりWebサーバアプリケーションとクライアント双方を守る「Fireglass Threat Isolation Platform」の提供を6月より開始すると発表した。
 「Fireglass Threat Isolation Platform」は、ユーザがWebサイトを閲覧した際に、クライアント(ブラウザ)に代わってセキュアな仮想コンテナにWebをダウンロードし、レンダリングを行う。その後、イメージとしてクライアントに届けることで、Webサーバアプリケーション、クライアント双方のセキュリティを維持するという。アズジェントは、初年度3億円の販売を目指すとしている。

★9:31  リコー-野村が目標株価引き下げ 構造改革効果を織り込む
 リコー<7752.T>が続伸。野村証券では、構造改革効果を織り込むとし、レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1038円→1022円と引き下げた。
 4月12日に、会社は20.3期を最終年度とした第19次経営計画を発表。会社が掲げる数字目標は、20.3期に17.3期比で構造改革効果1000億円以上、営業利益1000億円以上、18.3期からの3年間合計のFCEF(ファイナンス事業を除くFCF)1000億円以上。会社は「リコー再起動」をスローガンに、売上拡大から利益重視へとかじを切る。今回の発表は構造改革中心で、成長戦略は次回の4月28日の決算説明会で発表の予定。配当政策についてもコメントはなかったとした。業績予想と目標株価を見直し。

★9:33  メディア工房-小動き 有料占い『的中必視!瞬時に見抜く未来投影眼』リリース
 メディア工房<3815.T>が小動き。同社は4月12日の大引け後に、有料占いコンテンツ『的中必視!瞬時に見抜く未来投影眼』をリリースしたと発表した。
 人の想いや未来の様子を瞬時に見抜く人気の占い師・MANOLI(まのり)のサイト。「その”眼力”で恋や結婚に積極的になれない相談者を幸せな未来へと導く鑑定を再現した占いサイトです」としている。


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