前場コメント No.9 大京、JFLA、TKP、GSIクレオス、ポケットカードなど

2017/04/14(金) 11:30
★9:59  大京-野村が新規「Neutral」 低めの利益成長予想の一方で株主還元に期待
 大京<8840.T>が小動き。野村証券では、低めの利益成長予想の一方で株主還元に期待。レーティング「Neutral」、目標株価230円として、新規カバレッジを開始した。
 前17.3期から始まった中期経営計画では、中古マンションを取得してリノベーションし、販売する事業などの不動産投資1000億円を中心に、計1500億円を投資する計画。90年代の不良資産処理、2000年代後半からの事業構造改革を経て、フロー事業のマンション開発とストック事業と位置付けられるマンション管理や中古マンション流通の両輪経営を確立し、さらに16.3期末で自己資本比率が60.5%と財務基盤が強化されたことから、成長のための投資を行う方針に変更した。野村では、会社の中期経営計画を踏まえつつも、新築分譲マンション事業が大きく伸びず、今後の成長はこれからの投資の成果しだいと見て低めの利益成長を予想。一方、会社が5カ年累計利益の50%を株主へ還元する目標を持つことに注目しているとした。

★10:03  JFLA-急落 子会社通販サイトへの不正アクセスによる個人情報流出の可能性が判明
 ジャパン・フード&リカー・アライアンス<2538.T>が急落。同社は13日に、子会社である東洋商事(東京都品川区)が運営している通販サイト「東商マート」において、不正アクセスがあり、個人情報が一部流出した可能性があると発表した。
 アクセス可能な状況にあった顧客情報は4万9468件。その中には2017年4月9日21時から同年4月1日11時30分頃までの間にサイト上で入力されたクレジットカード情報2件が含まるという。なお、システム上で管理されている顧客情報および取引情報には、氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどが含まれているとしている。

★10:08  TKP-4日ぶり反発 今期21%営業増益見込む 前期34%増益着地
 ティーケーピー<3479.T>が4日ぶり反発。同社は13日、18.2期通期の連結営業利益予想を32.7億円(前期比21.4%増)にすると発表した。
 17.2期通期の営業利益は26.9億円(前の期比34.4%増)だった。国内貸会議室で、「TKPガーデンシティPREMIUM大阪駅前」「TKP心斎橋駅前カンファレンスセンター」などを積極的に展開したという。

★10:10  GSIクレオス-大幅高 JSTと名大が「カーボンナノベルト」の合成に成功で思惑
 GSIクレオス<8101.T>が大幅高。科学技術振興機構(JST)と名古屋大学が4月14日、筒状炭素分子「カーボンナノベルト」の合成に成功したと発表したことが手がかり。
 約60年前に提唱された筒状炭素分子「カーボンナノベルト」はこれまで合成例がないとされ、世界で初めて「カーボンナノベルト」の合成に成功したとしている。安価な石油成分パラキシレンを炭素原料に用いて11段階で到達。単一構造のカーボンナノチューブ合成などナノカーボン科学への応用が期待されるとした。これを受け、ナノカーボンの応用開発を行っている同社や、浜松ホトニクス<6965.T>などの関連銘柄が物色されているもよう。

★10:15  ポケットカード-大幅続伸  今期営業益29%増見込む 「島忠・HOME'S Tカード」発行も発表
 ポケットカード<8519.T>が大幅続伸。同社は13日に、18.2期通期の連結営業利益予想を53.0億円(前期比29.4%増)と発表した。「ファミマTカード」「P-oneカード」などの特色のあるクレジットカードの商品性を活かし、さらなる事業基盤の拡大に努めるとしている。
 また、17.2期通期の連結営業利益は40.9億円(前期比8.9%増)だった。成長戦略の中核を担う「ファミマTカード事業」の拡大に伴い、ショッピングリボ残高が堅調に推移したことなどにより、信用購入あっせん収益が増加したことなどが寄与した。
 併せて、島忠<8184.T>と提携し、同社が展開する家具・ホームセンターの「島忠」「HOME'S(ホームズ)」各店舗で、2017年秋よりTポイント一体型クレジットカード「島忠・HOME'S Tカード」の募集を開始することも発表した。


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