前場コメント No.11 ファナック、ＧＬＰ、良品計画、リーバイス、コスモス薬品など
★10:26 スパンクリート－急騰 前期営業益を上方修正 利益率が良い製品の構成比率向上で
スパンクリートコーポレーション<5277.T>が急騰。同社は13日に、17.3期通期の連結営業損益予想を従来の1.0億円の黒字から1.3億円の黒字（前期は2.5億円の赤字）へと引き上げると発表した。比較的利益率が良い製品の構成比率が向上したことと、全社のコスト削減努力が寄与したことで、採算性が改善したとしている。
スパンクリートコーポレーション<5277.T>が急騰。同社は13日に、17.3期通期の連結営業損益予想を従来の1.0億円の黒字から1.3億円の黒字（前期は2.5億円の赤字）へと引き上げると発表した。比較的利益率が良い製品の構成比率が向上したことと、全社のコスト削減努力が寄与したことで、採算性が改善したとしている。
★10:32 ファナック－7日ぶり反発 AI活用した熱膨張補正技術を開発
ファナック<6954.T>が7日ぶり反発。14日付の日経産業新聞で、同社がAIを活用し、工作機械の作動時に生じる熱などで金属が膨張する「熱変位」により加工位置がわずかにずれてしまう問題を補正する技術を開発したと報じられた。
AIが温度センサーなどのデータをもとに最適な補正方法を割り出し、加工品質を安定させるという。放電加工機では従来方法に比べ補正効果を3割改善できたとされる。今年夏頃までの製品化を目指すもよう。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
ファナック<6954.T>が7日ぶり反発。14日付の日経産業新聞で、同社がAIを活用し、工作機械の作動時に生じる熱などで金属が膨張する「熱変位」により加工位置がわずかにずれてしまう問題を補正する技術を開発したと報じられた。
AIが温度センサーなどのデータをもとに最適な補正方法を割り出し、加工品質を安定させるという。放電加工機では従来方法に比べ補正効果を3割改善できたとされる。今年夏頃までの製品化を目指すもよう。今後の業績拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
★10:33 ＧＬＰ－野村が目標株価引き下げ 物流施設大量供給の影響は見られず
ＧＬＰ投資法人<3281.T>がもみ合い。野村証券では、物流施設大量供給の影響は見られないとして、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は15.03万円→14.90万円と引き下げた。
17.2期に増資を通じて「GLP 厚木2」、「GLP・MFLP 市川塩浜」など物流施設5物件を582億円、加重平均NOI利回り4.9％でいずれもＧＬＰグループから取得した。今後の取得パイプラインも豊富で、取得に関する優先交渉権を持つＧＬＰの保有物件が16物件、約2000億円あるほか、同投資法人がファンドで運用中の物件が27物件、約5200億円ある。今後も年間400億円～500億円のペースで物件を取得する方針であり、うち300億円～400億円はＧＬＰの優先交渉対象物件となるイメージ。物件運営も順調で、ポートフォリオの期中平均稼働率は17.2期の99.4％に対し、17.8期、18.2期もそれぞれ99.8％、99.4％の高水準が計画されていると指摘。
ＧＬＰ投資法人<3281.T>がもみ合い。野村証券では、物流施設大量供給の影響は見られないとして、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は15.03万円→14.90万円と引き下げた。
17.2期に増資を通じて「GLP 厚木2」、「GLP・MFLP 市川塩浜」など物流施設5物件を582億円、加重平均NOI利回り4.9％でいずれもＧＬＰグループから取得した。今後の取得パイプラインも豊富で、取得に関する優先交渉権を持つＧＬＰの保有物件が16物件、約2000億円あるほか、同投資法人がファンドで運用中の物件が27物件、約5200億円ある。今後も年間400億円～500億円のペースで物件を取得する方針であり、うち300億円～400億円はＧＬＰの優先交渉対象物件となるイメージ。物件運営も順調で、ポートフォリオの期中平均稼働率は17.2期の99.4％に対し、17.8期、18.2期もそれぞれ99.8％、99.4％の高水準が計画されていると指摘。
★10:38 良品計画－もみ合い 成長軸の中国/韓国と当面の国内は安定 「買い」継続
良品計画<7453.T>がもみ合い。ゴールドマン・サックス証券では、成長軸の中国/韓国と当面の国内は安定していると判断。投資判断「買い」を継続、目標株価は25000円→27000円と引き上げた。
4月12日引け後発表の通期営業利益は、前年比11％増の383億円とＧＳ想定線（ＧＳ当初382億円）、会社計画3億円上振れ。内訳は、国内同29％増220億円、東アジア同5％減165億円（現通ベースでは13％増益）。また、同日に年率12％増を前提とする中計を発表（20年度営業利益600億円/前期末383億円）。今期前提は国内営業利益は同9％増240億円、東アジア事業は同11％増182億円。
国内については、売上未達リスクはあっても、会社想定ほど経費率が悪化しないと予想。中国では今期も衣料品は厳しさを覚悟する一方、H&Bを中心とした生活雑貨のけん引を見込むとした。
良品計画<7453.T>がもみ合い。ゴールドマン・サックス証券では、成長軸の中国/韓国と当面の国内は安定していると判断。投資判断「買い」を継続、目標株価は25000円→27000円と引き上げた。
4月12日引け後発表の通期営業利益は、前年比11％増の383億円とＧＳ想定線（ＧＳ当初382億円）、会社計画3億円上振れ。内訳は、国内同29％増220億円、東アジア同5％減165億円（現通ベースでは13％増益）。また、同日に年率12％増を前提とする中計を発表（20年度営業利益600億円/前期末383億円）。今期前提は国内営業利益は同9％増240億円、東アジア事業は同11％増182億円。
国内については、売上未達リスクはあっても、会社想定ほど経費率が悪化しないと予想。中国では今期も衣料品は厳しさを覚悟する一方、H&Bを中心とした生活雑貨のけん引を見込むとした。
★10:39 リーバイス－急落 1Q営業益90％減 新商品発売に伴う広告宣伝費の増加などで
リーバイ・ストラウス ジャパン<9836.T>が急落。同社は13日に、17.11期の1Q（12月-2月）の営業利益は5500万円（前年同期比90.0％減）だったと発表した。
商品調達に係る固定為替レートの一時的な影響による原価増や返品調整引当金の繰り入れ、新商品発売に伴う広告宣伝費の増加などが響いた。上期の会社計画5000万円（前年同期比92.8％減）は据え置いた。
リーバイ・ストラウス ジャパン<9836.T>が急落。同社は13日に、17.11期の1Q（12月-2月）の営業利益は5500万円（前年同期比90.0％減）だったと発表した。
商品調達に係る固定為替レートの一時的な影響による原価増や返品調整引当金の繰り入れ、新商品発売に伴う広告宣伝費の増加などが響いた。上期の会社計画5000万円（前年同期比92.8％減）は据え置いた。
★10:42 コスモス薬品－反落 EDLP効果は売上/粗利率両方に寄与 「中立」継続
コスモス薬品<3349.T>が4日ぶり反落。ゴールドマン・サックス証券では、EDLP（エブリデーロープライス）効果は売上/粗利率両方に寄与していると判断。投資判断「中立」を継続も、目標株価は22000円→22500円と引き上げた。
4月12日引け後発表の3Q営業利益は前年比29％増の55億円とやや想定以上、会社計画13 億円上振れ。3Q既存店売上高は同2.5％増とEDLPによる集客効果がまだ続くなか、粗利率も同0.9pt改善とEDLP政策のもとでは年末商戦時に販促をかけずに売り上げを伸ばせた。4Qの熊本地震の反動減/パートの時給上げを踏まえ、今期営業利益予想は+1億円。絶対的なNBディスカウンターである同社は価格競争の緩い関西/中四国での拡大余地は高いとの成長目線は不変。
コスモス薬品<3349.T>が4日ぶり反落。ゴールドマン・サックス証券では、EDLP（エブリデーロープライス）効果は売上/粗利率両方に寄与していると判断。投資判断「中立」を継続も、目標株価は22000円→22500円と引き上げた。
4月12日引け後発表の3Q営業利益は前年比29％増の55億円とやや想定以上、会社計画13 億円上振れ。3Q既存店売上高は同2.5％増とEDLPによる集客効果がまだ続くなか、粗利率も同0.9pt改善とEDLP政策のもとでは年末商戦時に販促をかけずに売り上げを伸ばせた。4Qの熊本地震の反動減/パートの時給上げを踏まえ、今期営業利益予想は+1億円。絶対的なNBディスカウンターである同社は価格競争の緩い関西/中四国での拡大余地は高いとの成長目線は不変。
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