前場コメント No.9 LINE、ジェイテクト、住友化学、安川情報、CKDなど

2017/04/17(月) 11:30
★9:26  LINE-みずほが目標株価引き上げ 動画広告による広告単価押し上げを期待
 LINE<3938.T>が6日続落。みずほ証券では、動画広告による広告単価押し上げを期待。投資判断「買い」を継続、目標株価を4400円→4800円と引き上げた。
 LINEアプリの運用型広告において、動画広告拡大による単価押し上げが顕在化しているもよう。1~3月以降の運用型広告収入予想をやや増額し、今17.12期以降の利益予想を上方修正した。10~12月決算後にややしぼんだLINE広告への期待値が、動画広告という構造的けん引役と成り得る注目分野の台頭で再び高まり、長期持続成長への信任が深まる展開を期待。
 動画広告以外でも、(1)Newsの強化、(2)クラウドAIプラットフォームへの挑戦、(3)NAVERグループでのカメラ関連アプリ事業再編など、長期観点での重要な布石を打ち続ける動きが評価される。重要度を増すメッセージング領域での強みをベースに長期的な勝ち組候補として「買い」の投資判断を強調。

★9:28  ジェイテクト-反落 ボード型PLC「TOYOPUC-Plus」のEtherCat対応を拡大
 ジェイテクト<6473.T>が反落。同社は4月14日の大引け後に、メーカーの異なる設備も簡単につなげることが可能なアドオンタイプのボード型PLC「TOYOPUC-Plus」について、対応を拡大すると発表した。
 Beckhoff Automation GmbH & Co. KG(日本法人:ベッコフオートメーション、横浜市)が提供するEtherCATEtherCATを、10月より採用する。これにより制御用PLCと安全用PLCのネットワークの統一化が図ることができ、制御システムのシンプル化を実現できるとした。

★9:28  住友化学-5日続落 市場での注目度が高い分野が17年度業績をけん引 「買い」継続
 住友化学<4005.T>が5日続落。シティグループ証券では、市場での注目度が高い分野が17年度業績をけん引すると想定。投資評価「1(買い)」を継続、目標株価は600円→710円と引き上げた。
 業績予想は減額修正となるが、前17.3期は会社計画対比大幅上振れが見込まれる。今18.3期は2ケタ%の営業増益が予想されるなど、業績モメンタムは良好に推移する見込み。OLED用円偏光板、タッチセンサー、LiBセパレータなど市場で注目されている分野での数量成長が予想される。前17.3期まで大幅赤字を計上していたと推定されるS-SBRの非連結化(日本ゼオンの連結対象へ)、PC樹脂合弁の子会社化など利益押し上げ効果が見込まれる取り組みが、いくつか寄与してくる見通し。

★9:34  安川情報システム-大幅反落 三井物産企業投資との資本・業務提携契約を解消
 安川情報システム<2354.T>が3日ぶり大幅反落。同社は4月14日の大引け後に、三井物産<8031.T>の100%子会社である三井物産企業投資と2014年7月16日付けで締結した資本・業務提携契約を解消すると発表した。
 両社の目的に照らして一定の成果を得たとの認識に至ったことから、提携を解消することについて合意したとしている。なお、三井物産企業投資が保有する安川情報株(保有割合19.9%)の取り扱いについては未定とされ、市場放出を警戒する向きもあるようだ。

★9:35  CKD-水戸が新規「B+」 機器部門の主力は半導体製造装置向け
 CKD<6407.T>が5日続落。水戸証券では、機器部門の主力が半導体製造装置向けである同社に注目。レーティング「B+」、目標株価1630円として、新規カバレッジを開始した。
 今18.3期は売上高970億円(+6%)、営業利益110億円(+20%)を予想。自動機械部門はジェネリック医薬品メーカーの設備投資抑制が懸念されており、薬品用自動包装システムが影響を受けるとみられるが、機器部門の半導体製造装置向けの好調でカバーする見通し。スマホの高機能化やデータセンター向けサーバーの拡大、人工知能(AI)、ビッグデータ、IoT(モノのインターネット)など新用途の成長などを背景に、半導体投資は続くとみられ、また、機器部門はグローバル展開の推進を背景に海外売上増も期待できるとした。


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