後場コメント No.5 アドベンチャー、愛知製鋼、大日本印刷、ユーシン、アルチザなど

2017/04/17(月) 15:00
★13:59  システムインテグレータ-急騰 今期営業益2.1倍見込む プロジェクト管理の強化などで
 システムインテグレータ<3826.T>が急騰。同社は14日に、18.2期通期の営業利益予想を4.5億円(前期2.1倍)と発表した。不採算案件を出さないような強固な体制の構築とプロジェクト管理の強化に努めるとしている。
 併せて発表した、17.2期通期の営業利益は2.2億円(前期比50.8%減)だった。ERP事業において、大きな不採算案件が発生したことが響いた。

★14:04  アドベンチャーなど-大幅高 日経「伸びる会社」でネット関連がランキング上位に
 アドベンチャー<6030.T>、アライドアーキテクツ<6081.T>、ディー・ディー・エス<3782.T>など、ネット関連企業の一角が堅調。4月17日付け日本経済新聞・朝刊9面「伸びる会社 MIDDLE200~分野別ランキング」のコーナーで、ランキング上位に取り上げられた企業が物色されている。
 日本経済新聞社がまとめた「伸びる会社 MIDDLE200」の収益の伸びランキングでは価格比較サイト運営などのネット関連企業が上位に来たとし、スマートフォン普及に伴い発生する多様な顧客ニーズに応え、着実に売上高や利益を伸ばしているとした。

★14:09  愛知製鋼-後場下げ幅縮小 ニッパツと「トラック用高強度板ばね用鋼」を共同開発
 愛知製鋼<5482.T>が後場下げ幅縮小。同社は17日14時に、燃費改善に貢献する「トラック用高強度板ばね用鋼 AUP30NS」をニッパツ<5991.T>と共同開発したと発表した。
 今回、共同開発した高強度板ばね用鋼は、高硬さ領域において優れた靭性を発揮する独自の成分設計と、鋼材製造から板ばね成形プロセスにおいてチタン炭窒化物を析出制御し組織の微細化を可能としたことにより、世界最高レベルの強度と、現用鋼以上の優れた靭性の両立を実現したとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★14:12  アウトソーシング-反発 新聞・雑誌記事を1本ずつ販売するサービスを6月開始と報道
 アウトソーシング<2427.T>が反発。4月17日付け日本経済新聞・朝刊で、同社傘下のアウトソーシングテクノロジー(東京都千代田区)が、6月から新聞や雑誌の電子版を1記事単位で販売できるサービスを始めると伝えた。1記事ごとに料金を設定して読者が読みたい内容だけ読めるようにする。年内に10社への導入を目指すと報じられている。

★14:16  大日本印刷-5日ぶり反発 タブレット端末に使用できる光学素子の量産開始
 大日本印刷<7912.T>が5日ぶり反発。同社は17日、静脈認証機能搭載のタブレット端末などに使用できる小型光源用として、ナノインプリント技術を応用した微細な凹凸構造で赤外線などの照射光を整形できる光学素子を量産する技術を開発したと発表した。
 今回量産に成功した光学素子は、小型化に対応可能という特長を生かして、富士通<6702.T>のスライド式静脈認証機能搭載のタブレット端末「ARROWS Tab Q507/P-SP」に採用されている。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★14:19  ユーシン-大幅続伸 1Q営業益95%増 UAM事業の計画通りの推移で
 ユーシン<6985.T>が大幅続伸。同社は14日に、17.12期の1Q(12-2月)の連結営業利益は9.5億円(前年同期比95.0%増)だったと発表した。
 UAM事業において、大きな一時的品質ロスの計上がなくなり、ほぼ予定の計画通り推移したことに加え、次世代製品開発コストの一部について顧客より回収したことが寄与した。上期の会社計画16.6億円(前年同期比29.9%増)は据え置いた。

★14:37  アルチザ-反発 いちよしでは「当面は第四世代の更新需要が業績を下支えしよう」
 アルチザネットワークス<6778.T>が反発。いちよし経済研究所では「当面は第四世代(LTE-Advanced)の更新需要が業績を下支えしよう」と題したレポートを公表している。レーティング「B」、フェアバリュー700円は継続。
 今17.7期2Q(11~1月)業績は売上高4.1億円(前年同期比54%減)、営業損失0.3億円(前年同期は3.7億円の黒字)となり、前16.7期4Q(5~7月)の営業損失1.1億円から、3四半期連続の営業赤字にとどまった。いちよしの従前の予想(売上高7.3億円、営業利益0.9億円)を下振れ。LTE-A対応のLoad Testerの国内外販売および更新需要が低調だったと推察。しかし、下期に向けて計測器の受注が積み上がっていると想定されるとした。

★14:45  キリンHD-JPモルガンが目標株価引き上げ まだ世界一割安なビール銘柄の1つ
 キリンホールディングス<2503.T>が反発。JPモルガン証券では、まだ世界一割安なビール銘柄の1つと推奨。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を2300円→2500円と引き上げた。
 キリンビバレッジCEOミーティングに沿って、業績予想を上方修正。安売り規制取り組みによるキリンビールのマージン改善、ブラジルキリンの売却完了に伴うキャッシュ使途、コカ・コーラとのアライアンスの具体化、クラフトビールの浸透、買収でパワーアップするミャンマー、期末のIFRS 導入など、材料満載。レンジを抜けた利益成長フェーズに注目。


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