前場コメント No.10 シャープ、国際チャート、ＪＥＳＣＯ、東電ＨＤ、清水建設など
★9:39 シャープ－みずほが目標株価引き上げ 中小型ディスプレイの戦略が見えない
シャープ<6753.T>が大幅続伸。みずほ証券では、中小型ディスプレイの戦略が見えないとして、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。目標株価は90円→120円と引き上げた。
足元の株価は調整局面に入っているものの、依然底値から4倍の水準。バリュエーション的には、早期の最高益更新を前提としても説明しがたい割高感があると指摘。戴社長は積極的な拡張路線から若干軌道修正し、設備投資をより慎重な姿勢で行うと同時に、構造改革についても後ろ倒しし、早期の収益回復に重きを置いていると考えられる。このこと自体は短期的な収益にはポジティブであるが、中長期ではそうとは限らない。みずほでは、中小型ディスプレイ事業の環境変化などにより、今18.3期の営業増益のあと、来19.3期は再び減益に転じると予想。また、中長期的な収益回復のカギを握る中小型ディスプレイについての戦略が今ひとつ明確に見えない点も、今後に課題を残しているとした。
シャープ<6753.T>が大幅続伸。みずほ証券では、中小型ディスプレイの戦略が見えないとして、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。目標株価は90円→120円と引き上げた。
足元の株価は調整局面に入っているものの、依然底値から4倍の水準。バリュエーション的には、早期の最高益更新を前提としても説明しがたい割高感があると指摘。戴社長は積極的な拡張路線から若干軌道修正し、設備投資をより慎重な姿勢で行うと同時に、構造改革についても後ろ倒しし、早期の収益回復に重きを置いていると考えられる。このこと自体は短期的な収益にはポジティブであるが、中長期ではそうとは限らない。みずほでは、中小型ディスプレイ事業の環境変化などにより、今18.3期の営業増益のあと、来19.3期は再び減益に転じると予想。また、中長期的な収益回復のカギを握る中小型ディスプレイについての戦略が今ひとつ明確に見えない点も、今後に課題を残しているとした。
★9:41 国際チャートなど－ICタグ関連が大幅高 コンビニ大手がセルフレジ導入進める
国際チャート<3956.T>など、ICタグ関連が大幅高。18日付の日経新聞朝刊で、大手コンビニエンスストア5社は消費者が自分で会計するセルフレジを2025年までに国内全店舗に導入すると報じられ、材料視されている。
カゴに入れた商品の情報を一括して読み取るICタグを使い、販売状況をメーカーや物流事業者と共有するという。国際チャートのほか、野崎印刷紙業<7919.T>、エスケーエレクトロニクス<6677.T>、高千穂交易<2676.T>、ソーバル<2186.T>、サトーホールディングス<6287.T>、日特エンジニアリング<6145.T>なども大幅高となっている。
国際チャート<3956.T>など、ICタグ関連が大幅高。18日付の日経新聞朝刊で、大手コンビニエンスストア5社は消費者が自分で会計するセルフレジを2025年までに国内全店舗に導入すると報じられ、材料視されている。
カゴに入れた商品の情報を一括して読み取るICタグを使い、販売状況をメーカーや物流事業者と共有するという。国際チャートのほか、野崎印刷紙業<7919.T>、エスケーエレクトロニクス<6677.T>、高千穂交易<2676.T>、ソーバル<2186.T>、サトーホールディングス<6287.T>、日特エンジニアリング<6145.T>なども大幅高となっている。
★9:43 ＪＥＳＣＯ－エースが「強気」継続 アセアンEPC事業の成長期待を織り込む
ＪＥＳＣＯホールディングス<1434.T>が小高い。エース経済研究所では、アセアンEPC事業の成長期待を織り込むとコメント。投資判断「強気」、目標株価530円を継続した。
国内では老朽化した電気設備の更新需要やICT（情報通信技術）進化に伴う需要の取り込み、オリンピック関連工事を狙う。アセアンでは活発なインフラ整備需要の獲得に注力。今17.8期第2四半期は前期比24％減収の31億2300万円、同43％経常減益の3000万円、当期利益同52％減の1600万円だが、利益は上振れ。受注高は同5％増の34億1100万円、受注残高は前期末比4％増の72億9100万円。会社側は通期計画の売上高95億円（前期比+13％）、経常利益4億5000万円（同+65％）、当期利益3億円（同+21％）を据え置いた。エース予想も据え置き。大型案件の獲得を目指す下期の受注動向を注視するとした。
ＪＥＳＣＯホールディングス<1434.T>が小高い。エース経済研究所では、アセアンEPC事業の成長期待を織り込むとコメント。投資判断「強気」、目標株価530円を継続した。
国内では老朽化した電気設備の更新需要やICT（情報通信技術）進化に伴う需要の取り込み、オリンピック関連工事を狙う。アセアンでは活発なインフラ整備需要の獲得に注力。今17.8期第2四半期は前期比24％減収の31億2300万円、同43％経常減益の3000万円、当期利益同52％減の1600万円だが、利益は上振れ。受注高は同5％増の34億1100万円、受注残高は前期末比4％増の72億9100万円。会社側は通期計画の売上高95億円（前期比+13％）、経常利益4億5000万円（同+65％）、当期利益3億円（同+21％）を据え置いた。エース予想も据え置き。大型案件の獲得を目指す下期の受注動向を注視するとした。
★9:46 東電ＨＤ－小幅高 海外で送電設備運営に参入
東京電力ホールディングス<9501.T>が小幅高。18日付の日経新聞朝刊で、同社が海外で送電設備の運営に参入すると報じられた。
まず東芝<6502.T>と共同で、2017年末にカンボジアで完成する設備の運営を受託するという。既に参入実績がある火力発電に加え、電気を送る送電の分野でも海外展開に乗り出すとされる。巨額にのぼる福島第1原子力発電所事故の対応資金を確保するため、収益源の多角化を進めるもよう。
東京電力ホールディングス<9501.T>が小幅高。18日付の日経新聞朝刊で、同社が海外で送電設備の運営に参入すると報じられた。
まず東芝<6502.T>と共同で、2017年末にカンボジアで完成する設備の運営を受託するという。既に参入実績がある火力発電に加え、電気を送る送電の分野でも海外展開に乗り出すとされる。巨額にのぼる福島第1原子力発電所事故の対応資金を確保するため、収益源の多角化を進めるもよう。
★9:47 清水建設－野村が目標株価引き上げ 土木・建築の粗利率の見通しを引き上げ
清水建設<1803.T>が続伸。野村証券では、土木、建築の粗利率の見通しを引き上げ。レーティング「Buy」を継続、目標株価は1262円→1380円と引き上げた。
会社は前17.3期利益予想と配当予想の上方修正を発表。野村も会社の見方と同様に、土木、建築の粗利率を引き上げ、前17.3期は会社予想と同水準の利益予想値へと引き上げるとともに、今18.3期以降の利益予想も上方修正した。会社のキャッシュの活用施策ならびに株主還元のスタンスに変更はなく、株主還元は増配を通じて行われる方針ととらえ、野村では配当予想を引き上げたが、現状の野村予想で自己株式の取得は織り込んでいないとした。電話会議において会社は、株主還元について今回の発表のとおり配当を引き上げることで実現し、自己株式の取得については有用な方策の1つとして認識しつつ、自己資本の充実とのバランスを見るとのこと。
清水建設<1803.T>が続伸。野村証券では、土木、建築の粗利率の見通しを引き上げ。レーティング「Buy」を継続、目標株価は1262円→1380円と引き上げた。
会社は前17.3期利益予想と配当予想の上方修正を発表。野村も会社の見方と同様に、土木、建築の粗利率を引き上げ、前17.3期は会社予想と同水準の利益予想値へと引き上げるとともに、今18.3期以降の利益予想も上方修正した。会社のキャッシュの活用施策ならびに株主還元のスタンスに変更はなく、株主還元は増配を通じて行われる方針ととらえ、野村では配当予想を引き上げたが、現状の野村予想で自己株式の取得は織り込んでいないとした。電話会議において会社は、株主還元について今回の発表のとおり配当を引き上げることで実現し、自己株式の取得については有用な方策の1つとして認識しつつ、自己資本の充実とのバランスを見るとのこと。
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