前場コメント No.9 リテールF、鹿島、アコモデーションF、かどや製油、ヨンドシーなど

2017/04/19(水) 11:30
★9:30  日本リテールF-大和が目標株価引き下げ 既存物件を活用した投資主価値向上に期待
 日本リテールファンド投資法人<8953.T>が4日ぶり反落。大和証券では、今後も既存物件を活用した投資主価値向上に期待。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は24.30万円→24.00万円と引き下げた。
 中期的目標DPU(1口当たり分配金)4500円は、内部成長・財務コスト低減で実現の方針。「イトーヨーカドー上福岡東店」を帳簿価額とほぼ同額で売却。中立判断を継続するとし、特段の割安感は見出し難いとした。

★9:30  鹿島-反落 総合職社員一律1万円のベア
 鹿島建設<1812.T>が反落。19日付の日経新聞朝刊で、同社が2017年春季労使交渉で総合職の社員一律1万円の賃金を底上げするベースアップ(ベア)を実施することを決めたと報じられた。
 ベアは2年連続で、対象社員の基本給の1.7%にあたるという。定額のベアとなるため、若手に手厚く配分されるとされる。今後も国内の建設需要が堅調に推移すると見込まれるなか、社員の士気向上につなげるもよう。

★9:32  日本アコモデーションF-野村が目標株価引き下げ 市況好調で物件運営状況が一層改善
 日本アコモデーションファンド投資法人<3226.T>がもみ合い。野村証券では、市況好調で物件運営状況が一層改善しているとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は55.90万円→55.80万円と引き下げた。
 17.2期のDPS(1口当たり分配金)は8428円と会社予想の8250円を上回り、上場来最高となった。ポートフォリオの期中平均稼働率が96.8%と計画の96.4%を超過したことが大きい。また、17.2期は入居者入れ替え戸数に占める賃料上昇戸数割合が16.8期の60.7%から増加、入居者入れ替えに伴う月額賃料増加率も16.8期の1.3%から上昇し、08.8期以降最高となった。17.8期の期中平均稼働率計画は96.4%の高水準で賃料上昇も続く想定であり、同期の会社予想DPSは8200円とされている。
 同投資法人は16.8期決算発表時に、DPSの水準についてそれまで目標としていた「年間16000円」を、17.2期以降はボトム水準の目安にすると説明していた。賃貸住宅の良好な運営環境を踏まえ、今回年間DPSの目安を引き上げる可能性があると指摘。

★9:32  かどや製油-大幅反発 期末配当金を115円に増配
 かどや製油ー<2612.T>が大幅反発。同社は18日に、17.3期の期末配当予想を110円→115円(前期は60円)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。同社は配当性向の目標について当期純利益の40%をめどとしており、この配当政策に基づき増配を行うこととした。

★9:34  初値決定-旅工房は2.7倍の3750円
 東京証券取引所のマザーズ市場に上場して2日目の旅工房<6548.T>に初値が付いた。公開価格1370円の2.74倍となる3750円だった。出来高は41万3300株で売買代金は約15億円。公開株式数(64万4000株)に対し、売却率は64.2%だった。

★9:35  ヨンドシー-SMBC日興が目標株価引き上げ 株価に割安感も競争懸念もある
 ヨンドシーホールディングス<8008.T>が4日続伸。SMBC日興証券では、株価に割安感も競争懸念があり、まずは売上回復を確認したいとコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2900円→3100円と引き上げた。
 月次売上のモメンタムは弱く、同社の施策のみならず、ジュエリー需要(特にブライダルジュエリー需要)が弱含んでいないかを注視する必要がある。セクター相対の上値余地は中位~上位も、需要の不透明感に鑑み、投資評価「2」を継続。SMBC日興では2016年5月から売り上げが鈍化したと認識しているとし、前年ハードルは今後低下する。6月に新製品投入を強化し、随時対策は練られている。ただし、ジュエリー、特にブライダルジュエリーは購買頻度が低く、各種施策がすぐに奏功するとは限らないため、まずは月次売上を確認したいとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 155.56 -0.08
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ