後場コメント No.2 ダイヤモンドダイニング、パソナG、TKP、神島化学、三菱重工業など

2017/04/19(水) 15:00
★12:40  ダイヤモンドダイニング-いちよしがフェアバリュー引き上げ 18.2期見通しを引き上げ
 ダイヤモンドダイニング<3073.T>が大幅続伸。いちよし経済研究所では、ゼットンの子会社化などを考慮し、今18.2期業績見通しを引き上げ。レーティング「A」を継続、フェアバリューは2800円→3100円と引き上げた。
 16年9月に「アロハテーブル」やビアガーデンなどを展開するゼットン(3057、名証セントレックス)の発行済み株式数の42%を取得。6月1日付けでゼットンを連結子会社とすることを発表した(4月14日)。ゼットンの今18.2期業績予想は売上高90億円、営業利益4.05億円。
 会社計画の今18.2期業績見通しはゼットンの連結子会社化による影響は考慮していない。10月にオープン予定のブライダル事業の開業経費1.5億円を見込んでおり、今18.2期3Q以降営業利益が減少する計画となっている。いちよしでは、今18.2期2Qからゼットンの連結子会社化などを考慮し、今18.2期業績予想を上方修正。

★12:43  パソナG-反発 「RPAエキスパート育成プログラム」を開始
 パソナグループ<2168.T>が反発。同社は19日、RPA(ロボットによる業務自動化取り組み)のベーステクノロジーとなる「BizRobo!」を提供するRPAテクノロジーズ(東京都港区)と、RPAソリューションを企業に提案するコンサルティング人材を育成する「RPAエキスパート育成プログラム」を開始すると発表した。
 RPAソリューションは、ロボットを活用した業務の自動化を推進する企業で導入が進められている。通常のソフトウェアと異なり、さまざまなソフトウェアを横断的に活用する際に、新たなプログラムの構築やAPI連携がなくても導入できるため、業務の効率化を目指す企業で活用が広がっているという。今後の業績拡大への貢献が期待され、株価は上昇している。

★12:46  TKP-反落 「TKPガーデンシティPREMIUM京橋」を9月にオープン
 ティーケーピー<3479.T>が3日ぶり反落。同社は4月19日の前場引け後に、東京都中央区京橋に「TKPガーデンシティPREMIUM京橋」を、9月にグランドオープンすると発表した。
 2016年11月25日にグランドオープンした大型複合施設「京橋エドグラン」内の22階で、約36名から252名までの全840名を収容する全6室の施設。天井高3.5メートルの開放的なスペースで、会議や研修、セミナー、懇親会などさまざまな用途に応じた利用が可能とした。しかし、株価への影響は限定的のもよう。

★12:51  神島化学-いちよしが新規「A」 技術志向の中堅企業としての存在感を高めている
 神島化学工業<4026.T>が大幅に5日続伸。いちよし経済研究所では、技術志向の中堅企業としての存在感を高めていると判断。レーティング「A」、フェアバリュー2500円として、新規カバレッジを開始した。
 同社は建材事業(窯業系建材中心)と化成品事業(マグネシウム化合物中心)を収益の両輪とするメーカー。今18.4期以降は医薬食品添加用の酸化マグネシウムを中心に、化成品事業の収益拡大が鮮明になると予想。
 中長期的にはYAGセラミックスの本格的事業化が期待される。YAGセラミックスは、宇宙太陽光レーザーシステムやレーザー核融合発電の大出力レーザー開発に使われているが、同社では世界初となる大型結晶化に成功しており、今後の潜在成長性は高いと考えられるとした。

★12:57  三菱重工業-底堅い 傘下がユニオン鋼鉄からエンドレス圧延用ビレット溶接システム受注
 三菱重工業<7011.T>が底堅い。同社は18日に、傘下のプライメタルズテクノロジーズ(英国ロンドン)がアラブ首長国連邦の鉄鋼メーカーであるユニオン鋼鉄から、アブダビのムサッファ工業地区にある同社工場向けに、既存の棒鋼圧延機用設備としてエンドレス圧延用ビレット溶接システムを受注したと発表した。
 今回の設備投資は工場の生産量と稼働率の大幅改善を目的とし、このシステムによる圧延材ビレットの溶接により、高品質製品の一貫連続圧延プロセスを可能とするものという。中東で初めて導入されるこの溶接システムは、2017年後半に稼働開始予定で、2年以内に投資回収される計画としている。


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