後場コメント No.3　プレス工業、セブン＆アイ、イビデン、日本ユニシス、シーシーエスなど

★12:59　 プレス工業－3日ぶり反落　欧州で多品種少量生産を開始
　プレス工業<7246.T>が3日ぶり反落。19日付の日経産業新聞で、同社が欧州で少量多品種に対応できる生産体制の整備に乗り出すと報じられた。
　スウェーデンの工場にレーザー加工機のほか、無人搬送機などの自動化装置を導入して生産コストを抑制するという。小ロットでも利益が出せるようにするとされる。同社が主力とする商用車や農業機械向けの部品は、乗用車に比べ納入先が多様で部品点数が多く、小ロットから生産できる体制を整え、欧州での受注拡大につなげる考えのもよう。しかし、地合いの悪い中で株価は下落している。

★13:00　 セブン＆アイ－下げに転換　「セブン加盟店料減 制度限界か」と伝えられる
　セブン＆アイ・ホールディングス<3382.T>が後場に入って下げに転換し、本日安値を更新。4月19日昼ごろより、ヤフーニュースに「セブン加盟店料減 制度限界か」とのニュースが掲載されており、収入減の思惑が広がっているようだ。
　記事では、セブン-イレブンが4月6日、これまで「聖域」としてきたフランチャイズ（FC）加盟店のロイヤリティ引き下げ（1％減額）を表明した点に着目。減額を開始するのは9月1日からで、期間は「当面の間」としているが、減額の目的の1つに将来の加盟促進を挙げていることを考えると、恒久的な措置になる可能性が高いと指摘。「今回のロイヤリティの見直しは、コンビニのビジネスモデルが大きく転換する予兆なのかもしれない」とまとめている。

★13:10　 イビデンなど－「電子部品セクターは慎重な計画値想定も年中盤以降は繁忙を予想」
　ゴールドマン・サックス証券では電子部品セクターについて、慎重な計画値想定も年中盤以降は繁忙を予想。優良銘柄は買い場を提供するとの見方を示した。4～5月の本決算発表時は、（1）円高前提による慎重な会社計画、（2）中国スマホ（Oppo/Vivo）のスローな回復など目先は強い話を期待し難い。しかし、各社の目線は低下していないと推測するとした。現在の下落したセクター株価を鑑みると、受注盛り上りさえあればポジティブ反応と想定。
コード　銘柄　　　　投資判断　　　目標株価
----------------------------------------------------
4062 イビデン 売り継続 1360→1320円
5333 ガイシ 中立継続 2450→2410円
5334 特殊陶 中立継続 2830→2550円
6592 マブチ 中立継続 6400→6300円
6594 日電産 買い継続 13200→12900円
6740 ＪＤＩ 中立継続 330→250円
6762 ＴＤＫ 買い継続 9000→8100円
6770 アルプス 買い継続 4100→3900円
6908 イリソ電子 中立継続 7900→7400円
6967 新電工 中立継続 800→750円
6976 太陽誘電 中立継続 1530→1400円
6981 村田製 買い継続 18800→17900円
6988 日東電 中立継続 9650→8850円
6996 ニチコン 中立継続 970→960円
7250 太平洋 買い継続 1720→1700円

★13:11　 日本ユニシス－5日続伸　鳥取銀行が働き方改革の基盤に「POWER EGG」採用
　日本ユニシス<8056.T>が5日続伸。19日に、同社と三谷産業<8285.T>子会社のディサークル（東京都千代田区）は、鳥取銀行<8383.T>から、日本ユニシスとディサークルが提供するポータル型グループウエア、ワークフローシステム「POWER EGG（パワーエッグ）」の採用決定を受けたと発表した。
　POWER EGGは、統制強化と業務生産性の両立を図る上場企業や中堅企業を中心に、「気づき」を促すプッシュ型ポータル機能やワークフロー機能などを提供。鳥取銀行は、既存業務のペーパーレス化および業務手順見直しを行い、「働き方」を変えることで、生産性向上を進め、経費削減および業務時間短縮を推進することを目的に、「POWER EGG」の採用を決定したとしている。

★13:13　 シーシーエス－底堅い　顧客要望即応に向け生産体制転換
　シーシーエス<6669.T>が底堅い。19日付の日経産業新聞で、同社が、電子部品の小型化によるオーダーメイド需要の高まりに先手を打って開発・生産体制を転換すると報じられた。
　両部門を5月に一体化し、顧客の細かい要望に即応できる組織をつくるという。売上高に占めるオーダーメイド品の比率を4年後に7割まで引き上げ、付加価値を高めるとされる。今後の業績拡大への期待から、株価は底堅く推移している。