前場コメント No.1 三菱ガス化学、ラオックス、日機装、ブリヂストン、NOKなど

2017/04/20(木) 11:30
★9:00  三菱ガス化学-MSMUFGが新規「OW」 スポットライトはキャッシュ創出力
 三菱ガス化学<4182.T>が3日続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、メタノール狂想曲が終えんを迎え、スポットライトはキャッシュ創出力へとコメント。投資判断「Overweight」、目標株価2800円として、新規カバレッジを開始した。
 16年秋以降のメタノール市況急騰は直近で鎮静化。石炭市況が価格フロアを形成し、さらなる下値は限定的。業界トップクラスのFCF創出力を背景に株主還元強化余地は大きく、今後3年平均FCFイールド9%超も魅力的。
 (1)メタノール市況は足もと320ドルまで低下(直近ピーク400ドル)、価格フロア水準に近づいており、下値リスクは限定的。市場コンセンサスが織り込む市況前提は過度に悲観的で、むしろ現在のメタノール市場は需給がひっ迫しやすい状態にあり、再度市況が反発する可能性あり。(2)FCFイールド9%超は化学業界屈指の水準。優れたFCF創出力を市場は十分に認識していないと判断。継続的な増配・自社株買い発表が評価向上の材料。

★9:00  ラオックス-買い気配 訪日客向け飲食事業に参入 新たな収益源確保へ
 ラオックス<8202.T>が買い気配。20日付の日経新聞朝刊で、同社が訪日客向けの飲食事業に参入すると報じられた。
 年内に千葉県に直営店を設け、都内の飲食店をネットで予約できるサービスも始めるという。景気や為替に左右されやすい訪日客向けの物販だけに頼った経営を改め、堅調な伸びが続く飲食を新たな収益源に育てる考えのもよう。

★9:00  東芝-3日続伸 半導体事業入札 鴻海の提案の全容判明 米国に新工場建設 アマゾンも参加
 東芝<6502.T>が3日続伸。20日付の毎日新聞朝刊で、東芝の半導体メモリー事業買収に名乗りを上げている台湾の電子機器受託製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の提案の全容が判明したと報じられた。
 アップル、アマゾンなど米企業3社と、鴻海傘下のシャープ<6753.T>など日本企業と「日米台」の連合を組んで東芝が分社化した半導体メモリー会社を買収し、鴻海の出資比率は2割にとどめるという。買収後は米国に新工場を建設するなど約200億ドル(約2兆1800億円)の巨額投資の計画も打ち出したとしている。

★9:01  日機装-売買停止 ガス下流事業に参入 米国4社を500億円で買収
 日機装<6376.T>が売買停止。20日付の日経新聞朝刊で、同社がガスの下流事業に参入すると報じられた。
 液化天然ガス(LNG)の下流分野や産業ガス関連の装置メーカー、米クライオジェニック・インダストリーズの事業子会社4社の全株式を取得するという。買収にかかる費用は約500億円で、同社の買収案件では過去最大になるとみられる。世界的に市場が拡大するガス分野の事業を広げることで収益を伸ばすもよう。

★9:01  ブリヂストン-MSMUFGが目標株価引き上げ 好材料出尽くしではない
 ブリヂストン<5108.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、好材料出尽くしではないとコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を4800円→5500円と引き上げた。
 タイヤ値上げは北米で年後半に追加実施を想定、来18.12期までに原材料高を100%吸収できる見込み。また、超大型タイヤは鉱山での在庫水準引き上げに加えて、稼働上昇による実需が顕在化する見込み。新車部品会社と比べて米新車販売減速の影響、日米通商リスクが限定的である点も評価が可能。
 製品値上げサイクルの持続、北米市販SUVタイヤの堅調持続、新年度ガイダンスリスク通過、新車販売減速リスク小(米・中)、日米通商リスク限定的などがポジティブな点。

★9:01  NOK-買い気配 前期営業益を上方修正 自動車向けや一般産業機械向けの需要増で
 NOK<7240.T>が買い気配。同社は19日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の303億円から397億円(前期比17.7%減)へと引き上げると発表した。
 シール事業の営業利益が、自動車向け、一般産業機械向けの需要増加や、為替の影響などにより増加する見込みとなった。また、電子機器部品事業の営業利益も、スマホ向けの需要継続や為替の影響などにより増加する見込みとなった。


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