前場コメント No.8 小林製薬、ラサールロジポート、デンソー、大阪ソーダ、スギＨＤなど
★9:56 小林製薬－みずほが目標株価引き上げ 17.12期以降の業績予想を見直し
小林製薬<4967.T>が反発。みずほ証券では、今17.12期以降の業績予想を見直し。投資判断「中立」を継続も、目標株価は5000円→5300円と引き上げた。
今17.12期は100期目記念の新製品上市というイベントがあるものの、新製品総数はこれまで以上に絞り込まれている印象もあり、国内事業の増収率は市場平均並みにとどまると予想。しかし、OTC医薬品の売上構成比の上昇により、緩やかな営業利益率の改善が続くと予想。金庫株を財団設立の原資に充てるなどコーポレートガバナンスにやや後退がみられるが、同社の収益性を重視する経営方針は業界内でも相対的に優れている面がみられ、バリュエーションが高水準であることは許容されると考えているとした。
小林製薬<4967.T>が反発。みずほ証券では、今17.12期以降の業績予想を見直し。投資判断「中立」を継続も、目標株価は5000円→5300円と引き上げた。
今17.12期は100期目記念の新製品上市というイベントがあるものの、新製品総数はこれまで以上に絞り込まれている印象もあり、国内事業の増収率は市場平均並みにとどまると予想。しかし、OTC医薬品の売上構成比の上昇により、緩やかな営業利益率の改善が続くと予想。金庫株を財団設立の原資に充てるなどコーポレートガバナンスにやや後退がみられるが、同社の収益性を重視する経営方針は業界内でも相対的に優れている面がみられ、バリュエーションが高水準であることは許容されると考えているとした。
★10:02 ラサールロジポート－みずほが目標株価引き下げ 適度な外部成長ペースに安心感
ラサールロジポート投資法人<3466.T>がもみ合い。みずほ証券では、適度な外部成長ペースに安心感ありとみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は12.70万円→12.20万円と引き下げた。
同投資法人は既存のNOI利回りと同水準以上での厳選投資スタンスを維持する方針で、直近の物件取得にも表れている。スポンサーの開発ファンド物件には取得優先交渉権はなく、今後の外部成長スピードはそれほど早くないと考えられるが、現在の投資環境ではやみくもにエクイティファイナンスをして物件を大量取得していくよりは、かえって投資主利益にはプラスと考えられる。当面は借入金での物件取得でLTVの切り上がりがポジティブに評価される流れが続く見通し。
ラサールロジポート投資法人<3466.T>がもみ合い。みずほ証券では、適度な外部成長ペースに安心感ありとみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は12.70万円→12.20万円と引き下げた。
同投資法人は既存のNOI利回りと同水準以上での厳選投資スタンスを維持する方針で、直近の物件取得にも表れている。スポンサーの開発ファンド物件には取得優先交渉権はなく、今後の外部成長スピードはそれほど早くないと考えられるが、現在の投資環境ではやみくもにエクイティファイナンスをして物件を大量取得していくよりは、かえって投資主利益にはプラスと考えられる。当面は借入金での物件取得でLTVの切り上がりがポジティブに評価される流れが続く見通し。
★10:09 日本カーバイド－4日続伸 「弾性」が特徴のアクリル系接着製品を拡充と報じられる
日本カーバイド工業<4064.T>が4日続伸。4月20日付け化学工業日報で、「弾性」が特徴のアクリル系接着製品を、同社が拡充すると伝えられた。
このほど超高温下でも弾性率を保持できる粘着剤を開発。高温環境下で使用される車載用電子部品用途などで従来のシリコーン系粘着剤の代替を狙う。成形後の剥がれを抑制する3次元成形用粘着剤を投入したほか、難接着材料対応グレードも開発。加えて、肌のつっぱり感をなくす化粧品用被膜剤を市場投入し、化粧品分野の本格開拓にも乗り出した。電子・光学材料分野に続く新規分野の開拓を加速すると報じられた。
日本カーバイド工業<4064.T>が4日続伸。4月20日付け化学工業日報で、「弾性」が特徴のアクリル系接着製品を、同社が拡充すると伝えられた。
このほど超高温下でも弾性率を保持できる粘着剤を開発。高温環境下で使用される車載用電子部品用途などで従来のシリコーン系粘着剤の代替を狙う。成形後の剥がれを抑制する3次元成形用粘着剤を投入したほか、難接着材料対応グレードも開発。加えて、肌のつっぱり感をなくす化粧品用被膜剤を市場投入し、化粧品分野の本格開拓にも乗り出した。電子・光学材料分野に続く新規分野の開拓を加速すると報じられた。
★10:11 デンソーと住友商事－高い 車遠隔管理のグローバルモビリティサービスに出資
デンソー<6902.T>と住友商事<8053.T>が高い。20日付の日経新聞朝刊で、両社がITベンチャーのグローバルモビリティサービス（ＧＭＳ、東京都中央区）に出資すると報じられた。
ＧＭＳは車を遠隔管理する技術を持ち、フィリピンで三輪タクシーの供給に活用しているという。今後、東南アジア諸国連合（ASEAN）各国にサービスを広げる計画で、出資企業の協力を得て事業を拡大するとされる。
デンソー<6902.T>と住友商事<8053.T>が高い。20日付の日経新聞朝刊で、両社がITベンチャーのグローバルモビリティサービス（ＧＭＳ、東京都中央区）に出資すると報じられた。
ＧＭＳは車を遠隔管理する技術を持ち、フィリピンで三輪タクシーの供給に活用しているという。今後、東南アジア諸国連合（ASEAN）各国にサービスを広げる計画で、出資企業の協力を得て事業を拡大するとされる。
★10:12 大阪ソーダ－4日続伸 植物由来成分「シコニン」を化粧品原料として工業化と報道
大阪ソーダ<4046.T>が4日続伸。4月20日付け化学工業日報で、同社がベンチャーのファルマクリエ神戸と、皮膚障害や育毛に効果があるとされる植物由来成分「シコニン」を化粧品原料として工業化すると伝えられた。
大阪ソーダ、冨士色素が新たに開発した技術を使い、物質的に不安定で水に溶けないシコニンをβ―グルカンで包み込むことで、安定化、可溶化することに成功。化粧品原料として使いやすくした。ファルマクリエ神戸が商品を企画。原料のβ―グルカンを供給する大阪ソーダが総代理店となって販売を担当し、冨士色素が量産すると報じられている。
大阪ソーダ<4046.T>が4日続伸。4月20日付け化学工業日報で、同社がベンチャーのファルマクリエ神戸と、皮膚障害や育毛に効果があるとされる植物由来成分「シコニン」を化粧品原料として工業化すると伝えられた。
大阪ソーダ、冨士色素が新たに開発した技術を使い、物質的に不安定で水に溶けないシコニンをβ―グルカンで包み込むことで、安定化、可溶化することに成功。化粧品原料として使いやすくした。ファルマクリエ神戸が商品を企画。原料のβ―グルカンを供給する大阪ソーダが総代理店となって販売を担当し、冨士色素が量産すると報じられている。
★10:12 スギＨＤ－みずほが目標株価引き上げ 薬剤師獲得の持続性が課題
スギホールディングス<7649.T>がもみ合い。みずほ証券では、薬剤師獲得の持続性が課題として、投資判断「中立」を継続した。目標株価は5400円→5800円と引き上げた。
前17.2期営業利益は前年比1.2％減とわずかながら7期ぶりの減益となった。今18.2期は、診療報酬改定などのネガティブイベントはないこともあり、増益基調への転換が見込まれる。2017年の新卒薬剤師の獲得は順調に進んだもようだが、薬剤師の絶対数が不足気味である状況に大きな変化はみられておらず、当面、薬剤師の安定的な獲得が進むかどうかが最大の課題。なお、みずほでは、新物流センターの業績貢献をカタリストとして注目してきたが、現時点では店頭生産性の改善など効果は一部にとどまる可能性が高いと指摘。
スギホールディングス<7649.T>がもみ合い。みずほ証券では、薬剤師獲得の持続性が課題として、投資判断「中立」を継続した。目標株価は5400円→5800円と引き上げた。
前17.2期営業利益は前年比1.2％減とわずかながら7期ぶりの減益となった。今18.2期は、診療報酬改定などのネガティブイベントはないこともあり、増益基調への転換が見込まれる。2017年の新卒薬剤師の獲得は順調に進んだもようだが、薬剤師の絶対数が不足気味である状況に大きな変化はみられておらず、当面、薬剤師の安定的な獲得が進むかどうかが最大の課題。なお、みずほでは、新物流センターの業績貢献をカタリストとして注目してきたが、現時点では店頭生産性の改善など効果は一部にとどまる可能性が高いと指摘。
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