前場コメント No.4 三和ＨＤ、京セラ、日新製鋼、ジャフコ、三菱重工業など
★9:04 三和ＨＤ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 堅調な事業ファンダメンタルズを評価
三和ホールディングス<5929.T>が3日続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、日米欧とも堅調な事業ファンダメンタルズを評価。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を1100円→1300円と引き上げた。
住宅・非住宅向けのシャッター、ドアのトップ企業である同社の事業ファンダメンタルズは、日米欧のいずれの地域でも堅調。これを背景に、中期的な利益成長、配当性向35％と機動的な自社株買いによる株主還元が期待できる点が、同社のエクイティストーリー。営業利益成長率は前17.3期が前の期比7.9％増、今18.3期が前期比11.0％増、来19.3期同11.2％増と、加速を予想。日本は住宅着工が中期で縮小する一方、非住宅向けは18～19年のビル供給増や物流施設の順調な増加が期待でき、国内事業（日本）の安定成長が期待可能。アメリカは世帯数増加と景気回復により住宅・非住宅とも好調。欧州は企業買収によるプラットフォーム拡大、クロスセルを通じた市場シェア上昇が成長ドライバーになるとした。
三和ホールディングス<5929.T>が3日続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、日米欧とも堅調な事業ファンダメンタルズを評価。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を1100円→1300円と引き上げた。
住宅・非住宅向けのシャッター、ドアのトップ企業である同社の事業ファンダメンタルズは、日米欧のいずれの地域でも堅調。これを背景に、中期的な利益成長、配当性向35％と機動的な自社株買いによる株主還元が期待できる点が、同社のエクイティストーリー。営業利益成長率は前17.3期が前の期比7.9％増、今18.3期が前期比11.0％増、来19.3期同11.2％増と、加速を予想。日本は住宅着工が中期で縮小する一方、非住宅向けは18～19年のビル供給増や物流施設の順調な増加が期待でき、国内事業（日本）の安定成長が期待可能。アメリカは世帯数増加と景気回復により住宅・非住宅とも好調。欧州は企業買収によるプラットフォーム拡大、クロスセルを通じた市場シェア上昇が成長ドライバーになるとした。
★9:04 京セラ－続伸 国内で太陽光パネル組み立て事業から撤退
京セラ<6971.T>が続伸。22日付の日経新聞朝刊で、同社が太陽光パネルで、三重県の工場を休止し、国内の組み立て事業から撤退すると報じられた。
国内の太陽光パネル市場は売電価格の下落で需要不振が続いているうえ、大規模な生産体制を持つ海外大手が低価格攻勢を強めており、厳しさが増すなかで日本勢はコスト構造や販売戦略の見直しを急ぐとされる。
京セラ<6971.T>が続伸。22日付の日経新聞朝刊で、同社が太陽光パネルで、三重県の工場を休止し、国内の組み立て事業から撤退すると報じられた。
国内の太陽光パネル市場は売電価格の下落で需要不振が続いているうえ、大規模な生産体制を持つ海外大手が低価格攻勢を強めており、厳しさが増すなかで日本勢はコスト構造や販売戦略の見直しを急ぐとされる。
★9:05 日新製鋼－三菱ＵＦＪＭＳが「Neutral」で調査再開 高コスト操業は続く
日新製鋼<5413.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、今18.3期マージン確保の可能性は高いが、高コスト操業が続いていると判断。投資判断「Neutral」、目標株価1530円として、カバレッジを再開した。
新日鉄住金によるTOB（株式公開買い付け）が終了し、株価は今18.3期ファンダメンタルを反映した推移。同社の普通鋼・特殊鋼事業は、大口顧客取引でも、一般的なひも付き価格から約6カ月程度遅れて製品価格に反映される支給材価格連動の取引が多いのが特徴。したがって、前17.3下期の値上げは今18.3上期に反映されるため、今18.3期は比較的マージンを確保しやすい環境を迎える見通し。
一方、前17.3期の生産トラブルが、来19.3期の高炉改修まで尾を引く可能性が高く、高炉の安定操業に関わる高コスト操業が続く見通し。
日新製鋼<5413.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、今18.3期マージン確保の可能性は高いが、高コスト操業が続いていると判断。投資判断「Neutral」、目標株価1530円として、カバレッジを再開した。
新日鉄住金によるTOB（株式公開買い付け）が終了し、株価は今18.3期ファンダメンタルを反映した推移。同社の普通鋼・特殊鋼事業は、大口顧客取引でも、一般的なひも付き価格から約6カ月程度遅れて製品価格に反映される支給材価格連動の取引が多いのが特徴。したがって、前17.3下期の値上げは今18.3上期に反映されるため、今18.3期は比較的マージンを確保しやすい環境を迎える見通し。
一方、前17.3期の生産トラブルが、来19.3期の高炉改修まで尾を引く可能性が高く、高炉の安定操業に関わる高コスト操業が続く見通し。
★9:05 ジャフコ－小幅安 前期36％営業減益で着地
ジャフコ<8595.T>が小幅安。同社は21日、17.3期通期の連結営業利益が123億円（前の期比35.9％減）だったと発表した。営業投資有価証券売り上げが減少したほか、キャピタルゲインも減少した。
ジャフコ<8595.T>が小幅安。同社は21日、17.3期通期の連結営業利益が123億円（前の期比35.9％減）だったと発表した。営業投資有価証券売り上げが減少したほか、キャピタルゲインも減少した。
★9:06 新光電気工業－買い気配 前期営業益を上方修正 フリップチップタイプパッケージ需要底堅い
新光電気工業<6967.T>が買い気配。同社は21日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の12億円から32億円（前期比66.0％減）へと引き上げると発表した。
パソコン市場の低迷継続により売上減少・採算悪化が見込まれたフリップチップタイプパッケージが、サーバー向けなどの高付加価値品を中心に需要が底堅く推移し、また、半導体製造装置向けのセラミック静電チャックなども好調に推移した。さらに、為替相場が想定に比べ円安基調で推移したことも寄与する。
新光電気工業<6967.T>が買い気配。同社は21日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の12億円から32億円（前期比66.0％減）へと引き上げると発表した。
パソコン市場の低迷継続により売上減少・採算悪化が見込まれたフリップチップタイプパッケージが、サーバー向けなどの高付加価値品を中心に需要が底堅く推移し、また、半導体製造装置向けのセラミック静電チャックなども好調に推移した。さらに、為替相場が想定に比べ円安基調で推移したことも寄与する。
★9:06 三菱重－3日続伸 仏原子力大手アレバの原子炉子会社に400億円出資
三菱重工業<7011.T>が3日続伸。24日付の日経新聞朝刊で、同社が、仏原子力大手アレバの原子炉子会社に約400億円を出資することで筆頭株主となる仏電力公社（ＥＤＦ）と大筋で合意したと報じられた。
出資比率は中国国有の原子力大手を中心とする勢力と同じ15％が軸だという。三菱重工のアレバグループへの出資額はこれまでの出資分と合わせると総額700億円超に膨らむとみられる。原発事業は採算の悪化から撤退を決断する大手も出ているが、三菱重工はアレバへの追加支援で事業継続の意思を示すもよう。
三菱重工業<7011.T>が3日続伸。24日付の日経新聞朝刊で、同社が、仏原子力大手アレバの原子炉子会社に約400億円を出資することで筆頭株主となる仏電力公社（ＥＤＦ）と大筋で合意したと報じられた。
出資比率は中国国有の原子力大手を中心とする勢力と同じ15％が軸だという。三菱重工のアレバグループへの出資額はこれまでの出資分と合わせると総額700億円超に膨らむとみられる。原発事業は採算の悪化から撤退を決断する大手も出ているが、三菱重工はアレバへの追加支援で事業継続の意思を示すもよう。
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