前場コメント No.9 王子HD、日本製紙、ジャフコ、篠崎屋、WDIなど

2017/04/24(月) 11:30
★9:36  王子HD-SMBC日興が目標株価引き上げ 18.3期以降はパルプ市況と古紙価格を注視
 王子ホールディングス<3861.T>が変わらずを挟んで4日続伸。SMBC日興証券では、今18.3期以降はパルプ市況と古紙価格を注視するとし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は440円→500円と引き上げた。
 前17.3期業績は原燃料コストの低下や中国南通事業の損益改善などにより、会社計画を上回る増益と推測。今18.3期は円安進行に伴う原燃料コストの増加や古紙調達価格の上昇などマイナス影響があるが、パルプ市況が上昇していることや合理化効果により増益を予想。今後は古紙価格上昇に伴い収益性が悪化している段ボール原紙において、同社やレンゴーなど大手一貫メーカーが段ボール製品を含め、どのような価格政策を行うかに注目しているとした。

★9:39  日本製紙-SMBC日興が目標株価引き上げ 本質的な成長回帰に向けた事業改革に期待
 日本製紙<3863.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、本質的な成長回帰に向けた事業改革に期待。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続も、目標株価は1670円→1700円と引き上げた。
 前17.3期は原燃料コスト減少による増益を見込むとしたが、今18.3期は円安進行に伴う原燃料コストの増加による収益性の悪化を予想。現在取り組んでいる印刷用紙の販売価格の値上げ交渉については、内需が弱い環境下で、地合いは不十分と判断。同社では4月4日に段ボール原紙の販売価格についても値上げを発表したが、レンゴーや王子ホールディングスなどの大手一貫メーカーが、川下の段ボール製品を含めてどのような価格政策を行っていくかが今後の注目点と考えるとした。

★9:43  ジャフコ-野村が目標株価引き上げ 投資先のバリューアップによる含み益増加に期待
 ジャフコ<8595.T>が3日ぶり反落。野村証券では、投資先のバリューアップによる含み益の増加に期待。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は4300円→4380円と引き上げた。
 前17.3期決算を踏まえ、野村の業績予想、目標株価を修正。同社が保有する上場有価証券の時価と、野村が推定した未上場投資残高の時価を考慮したNAV(Net Asset Value)を算出、現在の1株当たりNAVは7293円(従来7187円)と推定。上場・未上場の含み益水準や市場のリスク許容度から判断する適用NAV倍率(P/NAV)は0.6倍程度を継続し、目標株価は4380円に修正。
 前17.3期はキャピタルゲインやファンド管理収入減少を主因に前期比大幅営業減益となったが、サプライズはなし。投資実行額や社数も前期並みの水準を維持。同社がどのように手元流動性を活用するかが株価のカタリストになるとの考えに変更はないとした。

★9:45  篠崎屋-5日続伸 上期大幅営業増益 量目ボリュームアップで価格見直し
 篠崎屋<2926.T>が変わらずを挟み5日続伸。同社は24日、17.9期上期(10-3月)の営業利益が7100万円(前年同期は900万円)だったと発表した。
 「茂蔵オリジナル商品」として節分や節句、彼岸などのイベントに合わせた開発・販売も積極的に行い、また既存商品については、量目をボリュームアップなどすることで価格を見直したという。さらに、自社の製造部門で「茂蔵オリジナル商品」を開発・強化した。

★9:47  WDI-急騰 株主優待制度を拡充 45周年記念配当の実施も発表
 WDI<3068.T>が急騰。同社は21日、株主優待制度を拡充すると発表した。
 所有株式数に応じた株主優待券の贈呈金額を変更する。2017年3月31日において100株以上を保有する株主に対して、その保有する株数に応じて、WDI VIP CARD+株主優待券(3000円~60000円を贈呈する。これまではWDI VIP CARD+株主優待券(3000円~30000円)の贈呈だったが500株以上の株主に対して株主優待券の金額を引き上げている。
 併せて、17.3期の期末配当予想について、45周年記念配当の2円を実施し、10円→12円(前期は10円)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。


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