前場コメント No.12 東武、イーブック、イビデン、オリックス、イリソ電子など
★9:39 東武－3日続伸 ＪＣＲが長期発行体格付けを「A」に1ノッチ引き上げ
東武鉄道<9001.T>が3日続伸。日本格付研究所（ＪＣＲ）は4月24日、同社の長期発行体格付けを「A-」→「A」に引き上げると発表した。格付けの見通しは「ポジティブ」→「安定的」と変更。
沿線開発の進展および観光旅客需要の高まりなどにより鉄道輸送人員は堅調に推移しており、運輸セグメントの利益貢献度は高まっている。不動産賃貸事業収益も高稼働が続くスカイツリータウンの寄与が続くと見られる。スカイツリーはエレベーター工事の終了により強風に伴う営業休止の減少が見込まれ、今後はインバウンドや団体旅行客の取り込みが進むものと考えられる。中期的に積極的な成長投資が続く見通しだが、高まったキャッシュフロー創出力を背景に、引き続き財務内容の改善が進む可能性が高いとした。
東武鉄道<9001.T>が3日続伸。日本格付研究所（ＪＣＲ）は4月24日、同社の長期発行体格付けを「A-」→「A」に引き上げると発表した。格付けの見通しは「ポジティブ」→「安定的」と変更。
沿線開発の進展および観光旅客需要の高まりなどにより鉄道輸送人員は堅調に推移しており、運輸セグメントの利益貢献度は高まっている。不動産賃貸事業収益も高稼働が続くスカイツリータウンの寄与が続くと見られる。スカイツリーはエレベーター工事の終了により強風に伴う営業休止の減少が見込まれ、今後はインバウンドや団体旅行客の取り込みが進むものと考えられる。中期的に積極的な成長投資が続く見通しだが、高まったキャッシュフロー創出力を背景に、引き続き財務内容の改善が進む可能性が高いとした。
★9:41 イーブック－4日ぶり急反落 今期営業益2億円見込むも材料出尽くしで
イーブックイニシアティブジャパン<3658.T>が4日ぶり急反落。同社は24日、18.3期通期の連結営業利益予想を2.0億円にすると発表した。なお、同社は17.3期より、1月決算から3月決算に決算期を変更したことで14カ月の変則決算になっており、前期との比較はできない。
ヤフーが運営する電子書籍ストア「Yahoo!ブックストア」のストア運営業務の受託を開始するほか、両社が運営する電子書籍事業でのマーケティング業務、システム開発、出版社との取引業務などでのヤフーとの連携を強化し、システム・組織・人材への投資を積極的に行う。
17.3期通期の営業利益は0.2億円（前の期は1.7億円の赤字）だった。しかし株価は前日までに決算期待から大きく上昇しており、材料出尽くしから利益確定売りに押されている。
イーブックイニシアティブジャパン<3658.T>が4日ぶり急反落。同社は24日、18.3期通期の連結営業利益予想を2.0億円にすると発表した。なお、同社は17.3期より、1月決算から3月決算に決算期を変更したことで14カ月の変則決算になっており、前期との比較はできない。
ヤフーが運営する電子書籍ストア「Yahoo!ブックストア」のストア運営業務の受託を開始するほか、両社が運営する電子書籍事業でのマーケティング業務、システム開発、出版社との取引業務などでのヤフーとの連携を強化し、システム・組織・人材への投資を積極的に行う。
17.3期通期の営業利益は0.2億円（前の期は1.7億円の赤字）だった。しかし株価は前日までに決算期待から大きく上昇しており、材料出尽くしから利益確定売りに押されている。
★9:42 イビデン－野村が目標株価引き上げ PCB事業の変動リスクの抑制が課題との見方
イビデン<4062.T>が反発。野村証券では、PCB事業の変動リスクの抑制が課題との見方であるとして、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1550円→1640円と引き上げた。
会社による4月20日の業績計画の上方修正や、電子およびセラミック部門に関する業界動向を踏まえて、業績予想を上方修正。野村では、今18.3期はPCB事業の営業損失が残るものの、Substrate Like PCB（SLP）の出荷増が寄与し、同事業の収益が改善する見方。ただし、 SLPを巡ってはアジア企業との競争が中期的に激化すると予想されることや、同社マレーシア工場の過去実績を鑑みると、同事業が安定的に収益寄与するシナリオまでは見通せないと考えるとした。
イビデン<4062.T>が反発。野村証券では、PCB事業の変動リスクの抑制が課題との見方であるとして、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1550円→1640円と引き上げた。
会社による4月20日の業績計画の上方修正や、電子およびセラミック部門に関する業界動向を踏まえて、業績予想を上方修正。野村では、今18.3期はPCB事業の営業損失が残るものの、Substrate Like PCB（SLP）の出荷増が寄与し、同事業の収益が改善する見方。ただし、 SLPを巡ってはアジア企業との競争が中期的に激化すると予想されることや、同社マレーシア工場の過去実績を鑑みると、同事業が安定的に収益寄与するシナリオまでは見通せないと考えるとした。
★9:43 オリックス－反発 ＭＤＹが格付け見通しを「ポジティブ」に 発行体格付け「Baa1」
オリックス<8591.T>が反発。格付け会社のムーディーズ（ＭＤＹ）は4月24日の大引け後に、同社の発行体格付け「Baa1」を確認し、格付け見通しを「安定的」→「ポジティブ」に変更したと発表した。
流動性プロファイルの持続的な改善が、見通し変更の主な理由。収益性、資産の質、自己資本の改善傾向も見通し変更を支える要因。オリックスの流動性は、ＭＤＹが2015年2月に格上げして以来、持続的に改善してきた。特に、同社は資本市場資金への依存度を低下させ、負債のデュレーションを長期化してきたと指摘。
オリックス<8591.T>が反発。格付け会社のムーディーズ（ＭＤＹ）は4月24日の大引け後に、同社の発行体格付け「Baa1」を確認し、格付け見通しを「安定的」→「ポジティブ」に変更したと発表した。
流動性プロファイルの持続的な改善が、見通し変更の主な理由。収益性、資産の質、自己資本の改善傾向も見通し変更を支える要因。オリックスの流動性は、ＭＤＹが2015年2月に格上げして以来、持続的に改善してきた。特に、同社は資本市場資金への依存度を低下させ、負債のデュレーションを長期化してきたと指摘。
★9:49 イリソ電子－みずほが「買い」で調査再開 ADAS分野の業績貢献が本格化している
イリソ電子工業<6908.T>が4日続伸。みずほ証券では、ADAS分野の業績貢献が本格化していると判断。投資判断「買い」、目標株価8600円として、カバレッジを再開した。
「買い」の理由は、（1）主力の車載向けコネクターは自動車の電装化（安全性、利便・快適性、環境性能の向上）に伴い中長期的な需要拡大トレンドにある、（2）ADAS（先進運転支援システム）などの高信頼分野で売り上げを伸ばしているなど。
同社は自動車電装関連銘柄として注目され、2014～2015年にかけて株価は大きく上昇した。だが、15年後半からは足踏み状態。その主要因は、カーAVN〈カーオーディオ、ナビゲーション向け）での値下げ圧力、同社製品搭載車の販売不振による業績停滞と推察。しかし、足元ではカーAVN売上は底入れしつつあると判断。自動車電装化による需要拡大は続いており、今18.3期以降、全体業績は再度成長に向かうと予想。株式市場の評価も再加速すると考えるとした。
イリソ電子工業<6908.T>が4日続伸。みずほ証券では、ADAS分野の業績貢献が本格化していると判断。投資判断「買い」、目標株価8600円として、カバレッジを再開した。
「買い」の理由は、（1）主力の車載向けコネクターは自動車の電装化（安全性、利便・快適性、環境性能の向上）に伴い中長期的な需要拡大トレンドにある、（2）ADAS（先進運転支援システム）などの高信頼分野で売り上げを伸ばしているなど。
同社は自動車電装関連銘柄として注目され、2014～2015年にかけて株価は大きく上昇した。だが、15年後半からは足踏み状態。その主要因は、カーAVN〈カーオーディオ、ナビゲーション向け）での値下げ圧力、同社製品搭載車の販売不振による業績停滞と推察。しかし、足元ではカーAVN売上は底入れしつつあると判断。自動車電装化による需要拡大は続いており、今18.3期以降、全体業績は再度成長に向かうと予想。株式市場の評価も再加速すると考えるとした。
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ
