前場コメント No.17 村田製作所、京セラ、DMG森精機、山洋電気、ヒューリックなど

2017/04/27(木) 11:30
★10:47  村田製作所-野村が目標株価引き下げ 18.3期はMLCCやMetroCircにけん引役が移行しよう
 村田製作所<6981.T>が6日ぶり反落。野村証券では、今18.3期はMLCC、MetroCircにけん引役が移行しようとコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は18000円→17500円と引き下げた。
 為替前提を1ドル114→108円に見直し、業績予想を引き下げ。個別製品では、同社の無線通信モジュールのシェアばん回が、当初野村が見ていたよりもやや時間がかかるとの見方に変更。他方、新製品のMetroCirc(多層樹脂基板)がスマホのモジュール間接続に使用されることや、MLCCのサイクルが上向く可能性が高いとの見方について、従来以上に自信を強めているとした。自社部品をテコに開発したモジュールを通じて、顧客にソリューション提案するなど、受動部品を持続的に伸ばす戦略を貫いている点が評価のポイントと指摘。

★10:58  京セラ-野村が目標株価引き上げ 主力製品の増収などが業績をけん引しよう
 京セラ<6971.T>が5日続伸。野村証券では、低採算事業の収益管理強化と主力製品の増収が業績をけん引しようとコメント。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は5900円→6300円と引き上げた。
 会社が不採算あるいは低採算事業の収益改善策を積極化していること、セラミックPkgが光通信・光センサー向けに需要増が見込まれることなどを反映して、業績予想を上方修正。同社のアメーバ経営はコスト管理を強化する際に威力を発揮する。企業の設備投資の回復に伴う、同社部品への需要増にも支えられ、今18.3期は好業績が期待できる。ただし、現状株価に割安感は乏しいとした。

★11:00  DMG森精機-6日続伸 中国で工作機械の補修部品供給体制を拡充
 DMG森精機<6141.T>が6日続伸。27日付の日刊工業新聞で、同社が中国で工作機械の補修部品の供給体制を拡充すると報じられた。
 上海事業所の敷地内に部品の保管と発送をするパーツセンターを新たに設けるという。既存施設は保税区にあり、入出庫などの手続きに時間を要することがあるとされる。中国は注文から24時間以内の出荷率が75%で、日本やドイツに比べ低いため、11月に施設を完成させ、3年後をめどに出荷率を日独と同じ95%に引き上げるもよう。今後の業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。

★11:05  フリービット-急伸 旭鉄工グループのi Smart Technologiesと業務提携
 フリービット<3843.T>が急伸。同社は4月27日11時に、旭鉄工グループのi Smart Technologies(愛知県碧南市)と業務提携し、ネットワークインフラの提供や商材の相互提案を通じて、両社が注力するIoT事業の拡大に向けて戦略的連携を推進すると発表した。
 i Smart Technologiesは、旭鉄工の代表取締役社長木村哲也氏が社長を務め、IoTソリューションやクラウド環境を利用し、ラインの生産数や停止時間など現場で必要な情報をリアルタイムに自動検出・見える化するFactory IoTシステム「製造ライン遠隔モニタリングシステム」の開発と提供を行う会社。

★11:07  ヒューリック-マイナス転換 1Q経常益24%減 販売用不動産の売却の減少で
 ヒューリック<3003.T>がマイナス転換。同社は27日11時に、17.12期の1Q(1-3月)の連結経常利益は103億円(前年同期比23.7%減)だったと発表した。竣工、取得した物件による不動産賃貸収入の増加はあったものの、前年に比べ販売用不動産の売却が減少したことが響いた。

★11:10  山洋電気-上げ幅拡大 今期営業益65億円見込む
 山洋電気<6516.T>が上げ幅拡大。同社は27日11時、18.3期通期の連結営業利益予想を65.0億円にすると発表した。なお、同社は17.3期の有価証券報告より国際財務報告基準(IFRS)を任意適用するため、日本基準を適用していた17.3期の実績値に対して比較はできない。
 17.3期通期の営業利益は53.9億円(前の期比0.9%増)だった。北米での売り上げの増加が貢献した。

★11:14  芦森工業-大幅に5日続伸 前期営業益を上方修正 円安恩恵に加え国内収益も改善
 芦森工業<3526.T>が変わらず挟み大幅に5日続伸。同社は26日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の12億円から15億円(前期比27.6%減)へと引き上げると発表した。
 自動車安全部品事業においては、前期後半の円安による業績押し上げと国内売り上げの収益性改善により、機能製品事業においては、パルテム関連の売り上げが好調に推移し収益を押し上げたことから、前回発表を上回る見込みとなった。


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