後場コメント No.2 日本電設、大和証券G、ユーラシア、ユーシン、コーセーなど

2017/05/02(火) 15:00
★12:37  日本電設-上げ幅拡大 いちよしでは「繰越工事で17.3期比増益率の拡大が予想される」
 日本電設工業<1950.T>が上げ幅拡大。いちよし経済研究所では、レーティング、フェアバリューは未付与ながら「繰越工事の寄与により、17.3期比増益率の拡大が予想される」と題したレポートを公表している。
 前17.3期業績は事前の会社計画に対して売上高で約60億円、営業利益で約2億円下回った。期末の繰越工事の増加による完成工事高の伸び悩みが原因で、3Q累計(4~12月)の営業利益は前年同期比4%台の増益だったが、通期では前期比3%台の営業減益に転落した。期末の繰越工事は膨らんだが、施工は順調に進展。繰越工事の今18.3期業績への寄与が期待されることから、いちよしでは販管費増加を勘案して利益予想を若干減額。ただし、会社計画より強気の見方に変更はないとした。

★12:44  大和証券G-JPモルガンが目標株価引き下げ 経常利益は想定通り
 大和証券グループ本社<8601.T>が4日ぶり反発。JPモルガン証券では、4Q決算を受け、経常利益は想定通りとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は860円→850円と引き下げた。
 4Qの経常利益は344億円で、JPモルガン予想とほぼ同じ。当期純利益は224億円で、JPモルガン予想132億円を大きく上回ったのは特別損益の仮定と実績の差。リテールでは、株式投信販売が前四半期比8.4%減少したが、ラップの販売が増加し、合計ではほぼ横ばい。

★12:44  ユーラシア-3日ぶり反落 上期は最終黒字転換も材料出尽くしで
 ユーラシア旅行社<9376.T>が3日ぶり反落。同社は1日、17.9期上期(10-3月)の連結最終損益が7800万円の黒字(前年同期は400万円の赤字)だったと発表した。有価証券の売却で利益を計上した。しかし、材料出尽くしにより売り優勢となっている。

★12:49  マネックスG-JPモルガンが目標株価引き上げ 自己株式取得はポジティブ
 マネックスグループ<8698.T>がもみ合い。JPモルガン証券では、自己株式取得はポジティブとコメント。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は260円→300円と引き上げた。
 4月21日付けで会社から速報値として連結税前利益、純利益などは発表済み。28日付けで詳細が発表された。速報値で4Qの3カ月における連結純利益は1億円の赤字で、JPモルガン予想の1.2億円の赤字とほぼ同じであることを確認済み。4月から旧システムの費用がなくなり、四半期で8.25億円減少するが、さらなるコスト削減が必要と指摘した。

★12:55  ユーシン-続伸 キーセットなどの生産拠点を一新
 ユーシン<6985.T>が続伸。2日付の日刊工業新聞で、同社がキーセットやドアハンドルなどを生産する世界8カ所の拠点の設備を一新すると報じられた。
 対象は仏ヴァレオから買収したアクセスメカニズム事業の拠点だという。設備の老朽化が進んで高品質な製品づくりが難しくなってきたためで、数十億円規模の投資を実施し、2021年をめどに設備を入れ替えるとされる。中期経営計画で掲げた同事業の売上高と営業利益率向上の達成を目指すもよう。今後の業績の伸びが期待され、株価は上昇している。

★12:56  コーセー-ドイツ証が目標株価引き上げ 海外事業の成長が今後の見通しを明るくする
 コーセー<4922.T>がもみ合い。ドイツ証券では、海外事業の成長とポートフォリオ構成の高価格化が今後の見通しを明るくすると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は11500円→11800円と引き上げた。
 引き続き、国内化粧品メーカーの選好銘柄として推奨。前17.3期決算は同社の業績見通しに対するドイツ証のポジティブな見方を裏付けていると評価。同社はポートフォリオの高価格化、海外事業拡大、不採算事業の再編をテコに、今後3年間に2ケタの堅調な増益を達成すると想定。また、同社の主な成長ドライバーはマクロ/業界環境ではなく、戦略的な重点ポイントに基づくものであるため、同業他社に比べ、利益成長モメンタムはマクロ面の逆風に影響され難いとの見方を示した。


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