後場コメント No.6 ヤマトHD、北陸ガス、アルインコ、ダイイチ、双日など

2017/05/02(火) 15:00
★14:07  ヤマトHD-下げ幅拡大 SMBC日興では「中計目標に過度な期待は持ちづらい」
 ヤマトホールディングス<9064.T>が下げ幅拡大。SMBC日興証券では、「中計目標に過度な期待は持ちづらい」と題したレポートを公表している。投資評価「3(アンダーパフォーム)」、目標株価2000円は継続。
 会社は5月1日に17.3期決算説明会を実施。(1)17.3期からの課題となっている「働き方改革」をファーストプライオリティとして新年度の経営を行っていくこと、(2)適正価格収受として運賃是正を進めること(プライシングの新たなスキームを付与する可能性もある)などを確認。一方、業績や新中計(18.3期~20.3期を想定、17年9月までに発表予定)においては、人件費の潜在的な増加分も相応に織り込まれるはずであり、利益水準が劇的に改善する中計が発表されるかはやや懐疑的な印象とした。

★14:09  北陸ガス-後場上げ幅拡大 前期営業益を上方修正 冬期にガス販売伸びる
 北陸瓦斯<9537.T>が後場上げ幅拡大。同社は2日14時、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の12.1億円から15.4億円(前の期比22.9%減)へと引き上げると発表した。
 冬期に入ってガス販売量が計画を上回って推移したほか、LNG価格が想定を下回って推移した。経費の削減なども寄与したという。

★14:13  セイノーHD-続伸 業務効率化につながる協業案を社外から募集
 セイノーホールディングス<9076.T>が続伸。2日付の日経新聞朝刊で、同社が業務の効率化につながる協業の提案を広く社外から募集すると報じられた。
 物流の現場では人手不足が深刻化しているが、時間帯によっては帰りのトラックの荷台が空いているといったケースもあり、新たな協業でこうした無駄も減らす狙いだという。インターネットでアイデアを夏まで募集し、秋をメドに採用する複数の案を選ぶとされる。業績へのポジティブな効果が期待され、株価は上昇している。

★14:15  キリンHD-下げ幅拡大 「ボルヴィック」約370万本を自主回収 プラスチック片混入
 キリンホールディングス<2503.T>が下げ幅拡大。同社傘下のキリンビバレッジ(東京都中野区)は5月2日14時に、輸入ならびに販売している「ボルヴィック 500mlペットボトル」の一部商品を自主回収すると発表した。プラスチック片が混入している可能性が判明したため。賞味期限2019年10月のもので、対象商品数は15.3万ケース(約370万本)。

★14:17  アルインコ-後場上げ幅拡大 今期20%営業増益見込む 新製品群の拡販などで
 アルインコ<5933.T>が後場上げ幅拡大。同社は2日14時に、18.3期通期の連結営業利益予想を35.0億円(前期比20.1%増)と発表した。
 住宅機器関連事業においては、インターネット通販市場の拡大に応じた販路拡大と新製品供給を、電子機器関連事業においては、デジタル簡易無線をはじめとした新製品群の拡販を進めるとしている。なお、市場コンセンサスは33.0億円となっている。
 併せて発表した17.3期通期の連結営業利益は29.1億円(前期比8.6%減)だった。販管費の増加などが響いた。

★14:20  ダイイチ-後場上げ幅拡大 上期営業益7.9億円 値ごろ感重視の価格政策など推進
 ダイイチ<7643.T>が後場上げ幅拡大。同社は2日14時、17.9期上期(10-3月)の連結営業利益が7.9億円だったと発表した。
 顧客のニーズに対応した付加価値の高い商品の提供と値ごろ感を重視した価格政策、地域の特性に合わせた品揃えの強化、販売本部の深堀と商品本部の競合店調査による構造改革の推進、福利厚生の充実と全社的な教育の推進による接客力の向上などを図った。

★14:25  双日-7日続伸 米カリフォルニア州シリコンバレーにサンノゼ出張所を開設
 双日<2768.T>が変わらず挟み7日続伸。同社は2日に、傘下の双日米国が米国カリフォルニア州シリコンバレーにサンノゼ出張所を開設したと発表した。
 今後、双日米国としてサンノゼ出張所を拠点に、傘下の日商エレクトロニクスとも連携しながら、IT分野の最新ビジネスやベンチャーに関する現地情報を広く発信し、顧客への新技術の紹介・導入支援、ならびに、投資や事業提携機会の発掘を推進するとしている。

★14:32  バンドー化学-3日続伸 輸送貨物の固縛ベルト用張力計の販売を開始 山九と開発
 バンドー化学<5195.T>が3日続伸。5月2日付け化学工業日報で、同社が輸送貨物の固縛ベルト用張力計の販売を開始したと伝えられた。
 山九<9065.T>と共同開発したもので、固縛用ベルトの張力を高い精度で数値管理することができる。輸送貨物の荷崩れの原因の1つである張力不足を防ぎ、輸送の信頼性を高めることが可能。固縛作業における安全性の確保、作業の標準化、技術伝承などを実現し、輸送品質の向上への貢献を果たしていくと報じられた。


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