後場コメント No.7 中国塗料、グリー、JFEHD、東洋インキ、中山製鋼所など

2017/05/09(火) 15:00
★13:49  中国塗料-後場プラス転換 今期4%営業増益見込む 前期は45%減益着地
 中国塗料<4617.T>が後場プラス転換。同社は9日13時30分、18.3期通期の連結営業利益予想を57.0億円(前期比4.2%増)にすると発表した。
 17.3期通期の営業利益は54.7億円(前の期比45.4%減)だった。国内では、前期好調であった船舶修繕需要の反動減に加え、新造船需要が停滞したことが響いた。海外では、中国がコンテナ用塗料の販売が大幅減となったほか、造船業界の構造調整や新造船建造の遅延などがあった。

★13:50  グリー-いちよしがフェアバリュー引き上げ 新作ゲームが順調
 グリー<3632.T>が続伸。いちよし経済研究所では、新作ゲームが順調と判断。レーティング「B」を継続、フェアバリューは650円→750円と引き上げた。
 今17.6期3Q実績は売上高158.8億円、営業利益15.4億円と対前四半期比で3%増収、3%増益。これは事前予想との比較でも売上高、利益とも上回っている内容。会社側は今17.6期4Q(4~6月)の業績予想を売上高158.6億円、営業利益14.1億円と公表しているが、いちよしの従前予想(各144.5億円、15.0億円)と比べて売上高は上回る見通し。以上の点を勘案し、いちよしでは今17.6期以降の業績予想を引き上げるとした。

★13:53  シリコンスタジオ-一時急騰 「Enlighten」のソフトウェアライセンス取得
 シリコンスタジオ<3907.T>が一時急騰。同社は9日13時20分に、イギリスARM社の100%子会社であるGeomerics(英国・ケンブリッジ)が提供している、Enlightenに関するソフトウェアライセンスおよび全世界においての開発、販売、サポートの権利を取得したと発表した。
 Enlightenは、全てのプラットフォームに対してリアルタイムのグローバルイルミネーション(GI)を提供する業界最高水準の技術という。シリコンスタジオは、Geomericsの海外顧客基盤を最大限活用し、世界市場におけるEnlightenの販売、サポートおよび自社のミドルウェアならびにゲームエンジンのマーケットの拡大を目指すとしている。

★13:55  JFEHD-続落 国内は薄板中心に値上げ続く 「買い(CL)」継続
 JFEホールディングス<5411.T>が続落。ゴールドマン・サックス証券では、国内は薄板中心に値上げが続くとみて、投資判断「買い(コンビクション・リスト)」を継続した。目標株価は2700円→2650円と引き下げた。
 4~6月の原料調達が通常よりも若干コスト高方向に効く可能性を新たに織り込み、今18.3期~来19.3期経常利益予想を5%減額するとしたが、今18.3期経常利益予想(1900億円、従来2000億円)は依然IFISコンセンサスを2 割弱上回る水準で、買いの投資判断を再強調。国内の薄板(品種構成比は全体の60~65%と推計)を中心に鋼材価格の上昇基調は続いており、鋼材マージンが拡大する局面に入っていると指摘。

★13:56  東洋インキ-底堅い 前期3%営業増益との観測 UVインキなど高付加価値品伸びる
 東洋インキSCホールディングス<4634.T>が底堅い。9日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期の連結営業利益は前の期比3%増の190億円程度だったようだと報じられた。
 紫外線で乾くUVインキなどの高付加価値品の販売が伸びたという。原料のナフサ(粗製ガソリン)の価格が下落し、採算も改善したとされる。ただ、円高の影響もあり売上高が減少、従来予想(195億円)には届かなかったようだ。

★14:00  中山製鋼所-後場下げ幅拡大 今期営業益20%減見込む 生産コストの増加などで
 中山製鋼所<5408.T>が後場下げ幅拡大。同社は9日13時40分に、18.3期通期の営業利益予想を49.0億円(前期比19.6%減)と発表した。鉄鉱石・原料炭および鋼屑価格が高止まりする中で電力価格の上昇による生産コストの増加など先行き不透明感が懸念されるとしている。
 併せて発表した、17.3期通期の連結営業利益は61.0億円(前期比7.1%増)だった。主原料である購入鋼片の価格が前年度に比べて下落したことや電力・ガス料金などのエネルギーコストが燃料調整価格の下落により低減したことなどが寄与した。

★14:01  オリンパス-ドイツ証が「Hold」へ引き下げ 18.3期は成長減速
 オリンパス<7733.T>がもみ合い。ドイツ証券では、今18.3期は成長減速と想定。バリュエーションにより、レーティングを「Buy」→「Hold」、目標株価を4620円→4500円と引き下げた。
 前17.3期4Q売上高は2150億円、営業利益は220億円となり、報告ベースの前年比成長率はそれぞれ1%、-29%。為替影響を除いたベースで売上高は5%増、営業利益は12%減。前17.3期1~3Qの9カ月間ではそれぞれ1%増、8%増。映像事業と科学事業の回復に注目するとした。


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