前場コメント No.16 ケーズHD、日本ユニシス、渋谷工業、オプテックスG、スクリーンなど

2017/05/10(水) 11:30
★10:10  ケーズHD-大和が目標株価引き上げ 利益率改善で計画を上回る着地
 ケーズホールディングス<8282.T>が3日続伸。大和証券では、売上苦戦の中、利益率改善で計画を上回る着地を評価。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は2400円→2600円と引き上げた。
 4Q粗利率は大幅に改善し、経費低減も寄与して、通期利益は計画過達。新年度は出店数抑制へ転換するが、シェア拡大は続く見通し。安定した業績拡大により、再評価の余地は高いと考えるとした。

★10:11  古河電気工業-9日続伸 富士通と情報システムで業務提携 子会社株を一部譲渡
 古河電気工業<5801.T>が変わらずを挟んで9日続伸。同社は5月9日の大引け後に、富士通<6702.T>と情報システム業務において業務提携を行うと発表した。
 古河電グループの古河インフォメーション・テクノロジー(東京都目黒区、100%出資)の発行済み株式の51%を、富士通が取得することで合意。10月から共同運営を開始する予定。情報セキュリティ対策や基幹業務の効率化など、グループ経営を強化するITガバナンスへの取り組みを加速する狙い。

★10:16  日本ユニシス-野村が目標株価引き上げ アウトソーシング拡大と費用抑制で高成長続く
 日本ユニシス<8056.T>が大幅反発。野村証券では、アウトソーシング拡大と費用抑制で高成長が続くと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は1800円→2100円と引き上げた。
 前17.3期営業利益は143億円(前の期比14%増益)と、会社計画(140億円)を若干上振れ。サプライズはないが、過去の計画未達の頻度などを考慮すると安心感があった。今18.3期の営業利益計画は160億円(前期比12%増益)と、2ケタ増益が続く見通しが示された。野村予想163億円の線だが、退職給付費用や外形標準課税の増加(約15億円: 17.3期から影響)を考慮すると、それらが未考慮の従来中期経営計画(170億円)を実質的に上回る見通しであり、好印象とした。

★10:19  渋谷工業-急騰 3Q累計営業益42%増 原価低減などによる採算向上で
 渋谷工業<6340.T>が急騰。同社は9日に、17.6期の3Q累計(7月-3月)の連結営業利益は68.6億円(前年同期比42.0%増)だったと発表した。
 原価低減に注力し、売上高の増加に伴う操業度の向上も相まって採算が向上したことが寄与した。なお、通期の会社計画80.0億円(前期比32.1%増)に対する進ちょくは85.7%となっている。

★10:19  オプテックスG-一時ストップ高 1Qは50%営業増益 FAで半導体・二次電池など伸びる
 オプテックスグループ<6914.T>が一時ストップ高。同社は9日、17.12期1Q(1-3月)の連結営業利益が13.3億円(前年同期比49.8%増)だったと発表した。
 FA事業で、半導体、二次電池、フラットパネルディスプレイなどの電子部品業界・食品業界向けの販売が順調に推移した。

★10:19  スクリーン-野村が目標株価引き上げ 事業環境は良好で内部改善も進ちょく
 SCREENホールディングス<7735.T>が5日ぶり大幅反落。野村証券では、事業環境は良好で内部改善も進ちょくしていると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は10153円→11028円と引き上げた。
 前17.3期業績は、売上高3002億円(前の期比15.6%増収)、営業利益337億円(同43.2%増)となり、事前の会社予想の売上高2940億円、営業利益310億円を超過し、過去最高の売上高、営業利益を達成。また、中期経営目標として掲げていた営業利益率10%を達成。決算説明会では、半導体製造装置市場の好転に加え、内部改善も着々と進んでいる点が確認できたとコメント。過去最高益を通過点と言い切った志の高さを評価。


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