〔Market Flash〕ゼネコン決算、大林、大成、鹿島、清水の順でポジティブ～三菱ＵＦＪＭＳ

【12:45】ゼネコン決算、大林、大成、鹿島、清水の順でポジティブ～三菱ＵＦＪＭＳ 　三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、大手ゼネコン4社の17.3期決算に関して、全体としてみると、17.3期決算は想定以上にマージン改善が進み、総じてポジティブな印象と捉えている。18.3期営業利益ガイダンスおよび完工総利益率計画をベースに判断すると、大林組（1802）、大成建設（1801）、鹿島建設（1812）、清水建設（1803）の順でポジティブな印象としている。今回の決算では、（1）18.3期は大林組を除くと連結営業利益ベースで減益ガイダンスだが、17.3期の期初ガイダンスを上回っている、（2）建築、土木マージンともに高水準を維持する計画、（3）大成建設による自己株取得額の増額―など、ポジティブ要因が散見されていると指摘している。保守的な期初ガイダンスは、期初段階では期中の増額要因を織り込み難いというゼネコン業界特有の事情によるものと考えている。 【10:30】ドル円は短期上昇トレンドが転換した可能性が高い～みずほ 　みずほ証券のFXデイリーリポートではドル円についてコメントしている。テクニカル的にドル円は続落となり、久々に2連続陰線を記録して、高値、安値とも切り下げた。そのためみずほでは、4月半ばの108.13円を起点とした短期上昇トレンドが転換した可能性が高いとみている。現状は113.15円水準にある一目均衡表の転換線が下支えしている格好だが、上値は重く、5月後半にかけて112.00円近辺の日足雲上限まで下押す可能性が高まっていると指摘している。今年1月半ばから3月後半にかけて、ドル円は111.50円～115.50円の狭いレンジ内を推移したが、同レンジに回帰した可能性が高いと考えている。 【10:00】中国EV需要は徐々に回復、本格化以前は6月以降～野村 　野村証券では、中国自動車協会が発表した中国エコカー生産台数統計において、4月の新エネルギー車の生産台数が前年同月比19％増の37306台、うちEV（電気自動車）が同26％増の30197台となったことを紹介している。1-4月合計では、新エネルギー車の生産台数は同1％増の95182台で、うちEV生産は同11％増の78066台となったとのこと。3月1日、4月1日、5月1日に新しいEV補助金認定車種リストが発表されたため、4-6月に中国のEV需要の回復が続く可能性があるとみている。野村では、中国EV市場は政府の支援策の強化や、新車種認定の拡大、電池メーカーのコスト削減努力などにより、17年6月以降、需要が回復すると見込んでいる。中国の新エネルギー車の17年の生産台数は、16年比30％増の68万台を予想している。 【9:30】国内1-3月期GDPは5期連続のプラス予想～大和 　大和証券のストラテジーレポートでは、今週発表される内外の経済指標では、月曜日（15日）に発表される中国の4月の鉱工業生産・小売売上高・固定資産投資、米5月のNY連銀製造業景気指数およびNAHB住宅市場指数、火曜日（16日）に発表される米4月の住宅着工件数および鉱工業生産指数、木曜日（18日）に発表される日本の1-3月期のGDP統計および米5月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数などに注目している。米中の経済指標は総じて堅調と予想され、日本の1-3月期の実質GDPは5四半期連続プラスと予想されており、いずれも日米市場で好感されると予想している。 【8:45】寄り前気配は野村不ＨＤ、リョーサン、ニッパツ、日清粉Ｇが高い気配値 　主力株の寄り前気配では、野村不ＨＤ(3231)+24.65%、リョーサン(8140) +7.05%、ニッパツ(5991) +5.41%、日清粉Ｇ(2002) +4.72%、グローリー(6457) +3.55%、ネクソン(3659) +3.45%、出光興産(5019) +3.36%、東建物(8804) +3.30%、阪和興(8078) +3.29%、京葉銀(8544) +3.10%などが高い気配値。 　一方、ユニプレス(5949)-12.25%、セガサミーＨ (6460) -9.62%、いすゞ(7202) -8.30%、キヤノンＭＪ(8060) -8.02%、スルガ銀(8358) -7.72%、東京精(7729) -7.33%、ダイセル(4202) -7.06%、アマダ(6113) -6.11%、ベネッセＨＤ(9783) -5.99%、岡三(8609) -5.87%などが安い気配値となっている。