前場コメント No.3 新晃工業、NSSOL、オリックス、T&D、グリーンペプタイドなど

2017/05/16(火) 11:30
★9:03  新晃工業-買い気配 ダイキンとセントラル空調機で提携 株式を相互に持ち合い
 新晃工業<6458.T>が買い気配。同社は5月15日の大引け後に、ダイキン工業<6367.T>と資本・業務提携を締結すると発表した。
 セントラル空調市場における相互の企業価値向上と事業基盤強化を目的として、セントラル空調機に関連する互いの技術を持ち寄る共同開発ならびに同市場の関連製品の取り扱いに関する業務提携を行う。また、互いの信頼関係強化のため、相手方の株式を相互保有する資本提携を行う。
 ダイキンは6月中旬までに市場内立会外取引により新晃工の135万株(発行済み株式総数の4.96%)を取得し、新晃工は同時期をメドにダイキンが取得する新晃工株の取得価格に相当する数量のダイキン株式を市場内取引により取得する予定。

★9:03  新日鉄住金ソリューションズ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 良い流れにありますね
 新日鉄住金ソリューションズ<2327.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、「良い流れにありますね」とコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を2950円→3100円と引き上げた。
 良い流れとは、(1)注目するクラウドサービスが順調、(2)IoX事業は拡大の予兆がある、(3)株主還元充実に向けた動きと解釈する自己株消却の3点。
 (1)17.3期のクラウドサービス収入は140億円(前年比17%増、三菱UFJMS予想135億円)と順調で5年後には290億円(CAGR+16%)に達すると予想。(2)IoX事業はまだ実証実験の案件が大半である。一方、既存事業ではPLM(Product Lifecycle Management)など製造業の戦略的システム需要の取り込みが順調。PLMは製造業のIoT活用にとって重要なIT武装となるためIoX事業拡大の予兆であると判断。(3)同社は17年4月に649万株の自己株を消却し、現在の自己株は482万株(発行済み対比4.8%)。15年1月8日完了の親会社からの自社株買い200億円の後、一部はNVC子会社化(株式交換)に使い、今回の消却につながった。今後の安定増配に加え、自社株買いにも期待。

★9:03  オリックス-3日ぶり反発 今期10%最終増益見込む 前期は5%増益着地 増配も発表
 オリックス<8591.T>が3日ぶり反発。同社は15日に、18.3期通期の連結純利益予想を3000億円(前期比9.8%増)と発表した。市場コンセンサスは2950億円となっている。
 また、17.3期通期の連結純利益は2732億円(前期比5.0%増)だった。「オペレーティング・リース収益」が主に賃貸不動産の売却益が増加したことにより、「商品および不動産売上高」がプリンシパル・インベストメント事業の一環として投資している連結子会社の貢献により増加したことなどが寄与した。
 併せて、17.3期の期末配当予想を28円→29.25円(前期は23.75円)に修正すると発表した。年間配当は51円→52.25円(前期は45.75円)となる。

★9:03  T&DHD-4日ぶり反発 今期5%経常減益見込む 前期は8%減益着地
 T&Dホールディングス<8795.T>が4日ぶり反発。同社は15日、18.3期通期の連結経常利益予想を1500億円(前期比4.6%減)にすると発表した。
 17.3期通期の経常利益は1572億円(前の期比8.3%減)だった。責任準備金等繰入額や資産運用費用などの増加が響いた。

★9:04  グリーンペプタイド-反発 T790M点突然変異に由来する抗原ペプチドで特許査定
 グリーンペプタイド<4594.T>が4日ぶり反発。同社は5月15日の大引け後に、開発品であるがんペプチドワクチン「GRN-1301」に関して、米国に続いて日本国内においても特許査定を受けたと発表した。
 がんの悪性化に直接関与するドライバー変異と呼ばれるT790M点突然変異を含むため、患者体内において非自己として認識され高い免疫原性が期待できるとともに、がん細胞内でのがんワクチン抗原喪失による免疫監視機構からの逃避が起こりにくいなどの特徴を有するとした。


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