前場コメント No.14 第一生命、DLE、LCHD、ロート製薬、サイバーダインなど

2017/05/16(火) 11:30
★9:44  第一生命-野村が目標株価引き下げ 底堅い利益成長と還元拡大が続く
 第一生命ホールディングス<8750.T>が6日ぶり反発。野村証券では、底堅い利益成長と還元拡大が続くとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は2710円→2500円と引き下げた。
 前17.3期決算を踏まえて責任準備金繰入増加などを見込み、野村予想を下方修正。しかし、の強気推奨は継続。理由は、(1)利益成長:同社が進めてきた事業分散・地域分散の成果が、同業他社比で堅調な利益成長を支えると予想すること、(2)株主還元拡大:17.3期の1株当たり配当(DPS)は前の期比8円増配の43円、前期に続いて230億円の自己株取得も発表された(16.3期の自己株取得は160億円)。
 また、今18.3期会社ガイダンスは前期比14.7%経常減益だが、同2円増配の45円を同社は計画している。以前として、株価アップサイドは大きいと判断。

★9:45  DLE-ストップ安売り気配 通期一転営業赤字転落見込む 映像制作で受注見送り
 ディー・エル・イー<3686.T>がストップ安売り気配。同社は15日、17.6期通期の連結営業損益予想を従来の6.6億円の黒字から8.9億円の赤字へと引き下げると発表した。
 中国で進めてきた動画配信サイト大手との映像制作に関する共同案件について現段階で成約に至らず、また受注自体の確度が不確かなことやその他国内案件全般についても同社の供給体制が整わなかったことから、一部受注を見送ったという。
 17.6期3Q累計(7-3月)の営業損益は5.4億円の赤字だった。

★9:46  LCHD-ストップ高買い気配 今期営業益3.2倍見込む プロパティマネジマント業務の拡張などで
 LCホールディングス<8938.T>がストップ高買い気配。同社は15日に、18.3期通期の連結営業利益予想を20.0億円(前期比3.2倍)と発表した。
 主力の賃貸不動産関連事業はロジコムが従来からの安定維持に加えてプロパティマネジマント業務の拡張を目指し、不動産ファンド事業においては、LCパートナーズのアセットマネジメント業務の拡大、拡張を目指すとしている。
 併せて発表した、17.3期通期の連結営業利益は6.3億円(前期比2.9倍)だった。景気動向・経済情勢などから生じる主要テナントの退去や賃料下落などによる影響を最小限にとどめ、管理物件の高い稼働率を維持できたことなどが奏功した。

★9:46  ロート製薬-野村が目標株価引き上げ 国内新商品・海外底打ちで成長見込む
 ロート製薬<4527.T>が続伸。野村証券では、国内新商品、海外底打ちで成長を想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2700円→2800円と引き上げた。
 中国事業の底打ちと再成長、国内の新製品効果が見込めるため、野村予想を上方修正。同社が医薬品開発の知見を、ビューティケア、OTC、再生医療開発に生かした成長局面を迎えようとしている点を評価。
 野村では今18.3期は、前期比4.2%営業増益を予想。再生医療関連の研究開発費が増加するも、国内ではサークルレンズ、キオグッド(物忘れ改善漢方薬)、再生医療の知見を生かした歯槽膿漏薬など、ユニークな商品がビューティケアに代わって売上高を支える見通し。

★9:49  サイバーダイン-野村が目標株価引き上げ HAL活用シーンの広がりとAIとのコラボに注目
 CYBERDYNE<7779.T>が4日ぶり反発。野村証券では、HAL活用シーンの広がりとAIとのコラボに注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価は3000円→3200円と引き上げた。
 医療用HALのFDA(米国食品医薬局)手続きは大詰めであり、申請、承認発表がカタリストとなるという野村の見方に変わりなし。日本ではHAL腰タイプの普及、単関節HAL、清掃ロボなど多様なデバイスが短期業績をけん引する見込み。HALが18年度の介護報酬の対象となる可能性や、本日発表のワークスアプリケーションズとの業務・資本提携による人工知能を活用した社会インフラ作りにも注目。


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