前場コメント No.20 不二製油G、タカラレーベン、キッコーマン、トヨタ、フェローテックなど

2017/05/16(火) 11:30
★10:51  不二製油G-SMBC日興が目標株価引き上げ 「二つと無い」成長を遂げる企業に注目
 不二製油グループ本社<2607.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、「『二つと無い』成長力を株式市場が実感できれば再評価されよう」とコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2440円→2510円と引き上げた。
 今18.3期営業利益予想を3%、来19.3期は5%、20.3期は6%各々減額。主因は大豆たんぱく事業で、同社が将来収益改善を期待しにくい分野から撤退するとしたこと。2017年7月をメドに素材や冷凍食品などの中の一部を生産停止する。
 さらなる評価の向上には、「不二」製油が「二つと無い」成長を遂げる企業であるとの期待が、株式市場で確かな自信へ変わる必要があると指摘。

★10:53  タカラレーベン-急反落 今期2%営業増益見込むも市場予想より弱い
 タカラレーベン<8897.T>が急反落。同社は15日、18.3期通期の連結営業利益予想を106億円(前期比1.9%増)にすると発表した。市場予想は156億円。
 17.3期通期の営業利益は103億円(前の期比36.8%増)だった。発電施設の売却収入や売電収入が大幅に伸びた。

★10:55  キッコーマン-SMBC日興が目標株価引き下げ しょうゆもガバナンスも時間かけ醸造中
 キッコーマン<2801.T>が続伸。SMBC日興証券では、「しょうゆもコーポレートガバナンスも、時間をかけて醸造されている」とコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は3510円→3500円と引き下げた。
 国内事業の営業利益率は15.3期の2.2%から、前17.3期は5.5%へ改善。SMBC日興では今18.3期に6.1%と予想。世界へじっくりと醤油文化を広げている同社らしい着実な改善を見込むとした。
 また、注目すべきは貸借対照表の変化。同社の総資産は15.3期の3788億円から前17.3期の3612億円へ減少。SMBC日興では今18.3期に3605億円へ圧縮されると予想。同社経営陣が、貸借対照表の借方(資産側)から貸方(調達側)への意識を強めている証拠であり、ゆっくりではあるがコーポレートガバナンス面でも株式市場との意識の差が縮まっていると注目。一方、財務のスリム化が進んだ後は、日本を代表する食品メーカーとして、財務レバレッジを活かした海外成長も検討に値する局面が来るとした。

★10:59  トヨタ-丸三が「中立」へ引き下げ 会社計画は保守的と考えるが成長戦略の明確化が必要
 トヨタ自動車<7203.T>が3日ぶり反発。丸三証券では、会社計画は保守的と考えるが、成長戦略の明確化が必要とし、投資判断を「買い」→「中立」と引き下げた。目標株価は8300円を継続。
 今18.3期の会社計画は、1ドル105円前提で営業利益1兆6000億円。原材料価格上昇、為替影響、米国での販促費増加、連結売上台数の減少などで減益を見込んでいる。一方、丸三予想は前回予想比では引き下げるものの、営業利益2兆円と上振れを予想。為替前提差に加えて、アジア・日本の台数、原材料価格、諸経費で上積み余地ありと判断。米国の小売は横ばいと見るが、在庫増減の関係で北米の連結販売台数は減少と予想するとした。

★10:59  フェローテック-急騰 今期27%営業増益見込む 前期は41%増益着地 増配も発表
 フェローテックホールディングス<6890.T>が急騰。同社は15日に、18.3期通期の営業利益予想を72.0億円(前期比26.8%増)と発表した。市場コンセンサスは75.3億円となっている。
 また、17.3期通期の営業利益は56.8億円(前期比41.1%増)だった。装置関連事業において、液晶・有機ELパネルの製造装置向け真空シールや半導体製造プロセスで使用される消耗品のマテリアル製品の需要が年間を通して堅調に推移したことなどが寄与した。
 併せて、17.3期の期末配当予想について普通配当4円増配と持株会社へ移行による記念配当2円を実施し6円→12円に修正すると発表した。年間配当は12円→18円となる。


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