後場コメント No.3 丸紅、ワイエイシイ、スズキ、ピーシーデポ、小野薬品など

2017/05/16(火) 15:00
★12:58  ドンキホーテ-丸三が目標株価引き上げ 4Q以降の粗利率改善が予想される
 ドンキホーテホールディングス<7532.T>がもみ合い。丸三証券では、高額品の在庫処分が進み、4Q以降の粗利率改善が予想されるとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価は4400円→5000円と引き上げた。
 今17.6期3Q実績の好調さに加え、4Q以降の粗利率改善、販管費抑制継続などが予想される。中長期的には収益力の高い「New MEGA ドン・キホーテ」を軸とした着実な出店拡大が当面は続くと予想され、業績成長が期待可能。
 粗利率低下要因だった今上期の食品や日用雑貨における価格訴求強化や、現場への権限委譲の行き過ぎにより生じた過度の安売りは軌道修正された。また、滞留在庫の高額品は処分が進み適正水準に落ち着いた。利益率の上昇を予想。

★13:02  丸紅-野村が目標株価引き上げ 債務削減を進める中では成長期待が鈍化しよう
 丸紅<8002.T>が4日ぶり反発。野村証券では、債務削減を進める中では成長期待が鈍化しようとコメント。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は690円→705円と引き上げた。
 今18.3期の親会社株主利益計画は1700億円と、従来野村予想と同水準になった。原料炭など資源価格の前提を変更し、野村の業績予想も上方修正したが、財務体質改善を優先する姿勢を続けており、新規投資による利益成長期待は高まりにくいと考えているとした。適正PBRは0.8~0.9倍程度との見方は不変。前17.3期末BPS830円に適正PBRを適用し、目標株価を705円と算出。

★13:04  ワイエイシイHD-急騰 今期93%営業増益見込む 前期は28%増益着地
 ワイエイシイホールディングス<6298.T>が急騰。同社は15日に、18.3期通期の営業利益予想を20.0億円(前期比93.0%増)と発表した。M&Aにより拡大した同社グループ間のさらなる連携強化を図るとともに、将来に向かって成長を継続するための強固な組織基盤の構築を図るとしている。
 併せて発表した、17.3期通期の営業利益は10.4億円(前期比28.3%増)だった。16.3期より連結対象となったワイエイシイガーターが17.3期においては期初から業績に寄与したことなどにより、メカトロニクス関連事業が増益となったことなどが寄与した。

★13:05  スズキ-ドイツ証が目標株価引き上げ 利益と配当に強いシグナル
 スズキ<7269.T>が続伸。ドイツ証券では、利益と配当に強いシグナルとコメント。レーティング「Hold」を継続も、目標株価は4250円→5000円と引き上げた。
 前17.3期4Q営業利益は市場予想を上回る990億円、通期では2660億円となり、ドイツ予想の2190億円、ブルームバーグコンセンサス予想の2180億円を上回った。さらに、同社は配当を44円に引き上げた。配当性向は依然低いが、絶対ベースは過去最高。同社は真の投資の必要性から営業利益予想を10%引き下げ、市場の期待を抑えようとした。ドイツ証では一部のポジティブな傾向の強まりを理由に利益予想を引き上げたとしたが、かなりの部分がすでに株価に織り込み済みと感じるとした。バリュエーションを踏まえ、レーティングは「Hold」。

★13:07  PCDEPOT-急反落 今期28%営業減益見込む 前期は18%減益着地
 ピーシーデポコーポレーション<7618.T>が急反落。同社は15日、18.3期通期の連結営業利益予想を24.2億円(前期比28.4%減)にすると発表した。
 オリジナルスマートフォン「JUST PRICE FON」の販売強化を継続する。PC DEPOT既存店活性化として、「PC DEPOT」の店舗を「ピーシーデポスマートライフ店」に5~10店舗リノベーションすることなども計画している。
 17.3期通期の営業利益は33.8億円(前の期比17.9%減)だった。販売促進活動の自粛や、販売スタッフ・応対スタッフの不足の影響から、商品販売やソリューションサービス販売のうち技術サポート、サービス一体型商品などの販売減により売上高が減少した。

★13:09  小野薬品-野村が目標株価引き下げ 販管費増を受けて業績予想を下方修正
 小野薬品<4528.T>がもみ合い。野村証券では、販管費増を受けて業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2700円→2400円と引き下げた。
 業績予想を引き下げ。下方修正の要因は、Opdivoの各がん種の臨床試験およびOpdivoとCTLA-4抗体Yervoyなどとの併用療法のR&D費増加の見込みであり、Opdivoの将来のために必要。ただし、来19.3期以降も続く公算が大きいことに注意すべきとした。
 がん免疫療法業界の4~6月期の最大の注目点は、AstraZeneca社のMYSTIC試験。PD-L1抗体のdurvalumab、CTLA-4抗体のYervoyとの併用を検証する。CTLA-4との併用の方向性を示すものとして注目。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ