後場コメント No.5 ソケッツ、ニチユ三菱、サンフロンティア、新川、トラスコ中山など

2017/05/17(水) 15:00
★13:11  ソケッツ-後場急騰 Huluの国内向けサービスに映像データベースを提供
 ソケッツ<3634.T>が後場急騰。同社は17日13時、HJホールディングス(東京都港区)が提供する映像配信サービス「Hulu(フールー)」に、ソケッツのメディアサービス・データベース(MSDB)が保有する映像データベースの提供を開始したと発表した。
 メディアサービス・データベース(MSDB)とは、ソケッツが開発した音楽、映像、書籍、放送、人物、施設、一般商品情報などを体系的かつ特徴情報を詳細に分類したデータベースであり、人の感性や感情を捕捉した「感性メタデータ」をキーとしたプロファイリング、 アナリティクス、パーソナライズ、レコメンド、マーケティングサービスを実現する。業績拡大への寄与が期待され、買いが殺到している。

★13:15  ニチユ三菱-いちよしが「A」へ引き上げ 営業利益予想を上方修正
 ニチユ三菱フォークリフト<7105.T>が大幅続伸。いちよし経済研究所では、営業利益予想を上方修正。レーティングを「B」→「A」、フェアバリューは900円→950円と引き上げた。
 17年1月からのユニキャリア完全子会社化による営業利益ベースでの収益性改善が従来予想よりも上振れるとみて、営業予想を上方修正。現在の株価水準は評価不足と判断。
 今18.3期営業利益はユニキャリア子会社化に伴うのれん償却費の負担増により減益になると予想。しかしながら、来19.3期からは営業増益に転じると予想。(1)のれん償却費の負担増の影響が前期比では一巡し、減益要因とはならなくなる、(2)ユニキャリアとの国内外での部材調達の共通化の取り組みが本格化するとみるため。

★13:18  サンフロンティア-いちよしがフェアバリュー引き上げ 高水準の利益の持続が期待される
 サンフロンティア不動産<8934.T>が反発。いちよし経済研究所では、ホテル開発の寄与もあり、高水準の利益持続を期待。レーティング「A」を継続、フェアバリューは1500円→1600円と引き上げた。
 前17.3期業績は、4Q(1~3月)の不動産再生事業の売上高が4期ぶりに100億円台を超す水準となった。事業期間が通常より長めの大型案件を含むリプランニング物件の順調な販売により、営業利益は事前の会社計画を8億円超上回った。今18.3期もリプランニング事業を着実に推進するとともに、ホテルの開発も加速させる方針。順調な業績拡大が期待できると判断して、今18.3期および中期の業績予想を引き上げ。

★13:21  新川-いちよしがフェアバリュー引き下げ 競争激化も多く織り込まれている可能性
 新川<6274.T>が反落。いちよし経済研究所では、今18.3期計画に関して費用増が強調されているが、競争激化も多く織り込まれている可能性を指摘。レーティング「B」を継続、フェアバリューは1000円→810円と引き下げた。
 今18.3期利益計画は、いちよしの従来予想を大きく下回る内容。会社側はこの理由として試験研究開発費の増額などの費用増を挙げているが、実際はこれに加えて競争激化の影響が織り込まれているのではないかと、いちよしでは推測。競争環境に対しては慎重にとらえる必要があると判断。

★13:24  トラスコ中山-いちよしがフェアバリュー引き下げ 利益予想を下方修正
 トラスコ中山<9830.T>が4日続落。いちよし経済研究所では、需要増対応で従来予想の利益水準は見込めないとみて、利益予想を下方修正。レーティング「B」を継続、フェアバリューは3200円→2800円と引き下げた。
 需要拡大に対応するための人員増強や設備投資に伴う減価償却費の負担増などのコスト増により、従来予想に比べて収益性が低下するとみて、利益予想および1株当たり配当予想を下方修正。
 今17.12期は売上高1892億円(前期比7%増)、営業利益150億円(同6%増)を予想。増益とみるのは、主力のファクトリールートやeビジネスルートが増益に寄与するとみるため。一方、取扱量の増大に対応するため、従来予想に比べて設備投資に伴う減価償却費の負担増や人員増に伴うコスト増が発生するとみて、増益幅が従来予想より縮小すると予想。


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