後場コメント No.6 KDDI、日立造船、東陽テクニカ、ASJ、ホンダなど

2017/05/17(水) 15:00
★13:22  KDDI-小安い 傘下が無線技術の開発により移動ロボットの遠隔操作の安定化を実現
 KDDI<9433.T>が小安い。17日に、同社傘下のKDDI総合研究所(埼玉県ふじみ野市)が、大和ハウス工業<1925.T>が開発した狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」に適用可能な、遠隔操作の安定化を実現するための無線切断の予測技術を開発したと発表した。
 今回、KDDI総合研究所の無線技術のノウハウにより、操作中の無線の強さの変化と「moogle」の操作の履歴のみから、数秒先の無線の切断予測を行うためのアルゴリズムを開発した。これにより、通常の遠隔操作を行うだけで、切断を含めた無線接続の不安定化を回避することができるとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★13:28  日立造船-5日続落 日本橋梁と鋼橋製造で業務提携
 日立造船<7004.T>が5日続落。17日付の日刊工業新聞で、同社と日本橋梁(大阪市)が、鋼橋の製造で業務提携すると報じられた。
 2017年度中にも日立造船の生産拠点である向島工場を両社で共同利用するという。日本橋梁は製造部門を播磨工場から向島工場に移管するとされる。しかし、軟調な地合いのなかで売り優勢となっている。

★13:36  ソフトバンクG-丸三が目標株価引き上げ 現在の株価水準は割安
 ソフトバンクグループ<9984.T>が続伸。丸三証券では、現在の株価水準は割安と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を9300円→9600円と引き上げた。
 5月10日の決算説明会、その後の電話取材を反映。ポイントは、(1)17.3期は米スプリントのコスト効率化が進み、増益をけん引したこと、(2)18.3期の会社計画は非開示だが、決算説明会では今期も営業増益を目指す旨のコメントがあったこと、(3)米Tモバイルの買収について前向きに考えている旨のコメントがあったことで、丸三ではポジティブととらえているとした。

★13:38  東陽テクニカ-反落 「自動車計測ソリューションポータル」サイト開設
 東陽テクニカ<8151.T>が反落。同社は17日に、最新の自動車の技術研究と開発に必要とされるさまざまな計測技術を融合した「統合的な最新の自動車計測ソリューション」を課題・領域別に紹介・提案する、「自動車計測ソリューションポータル」サイトを開設したと発表した。
 いつでも、どこでも、簡単に自動車技術開発における「はかる」技術やソリューションを課題別に検索、同社が取り扱う自動車関連の計測機器、各種ソフトウェアならびにサービスに関する詳細情報が容易に閲覧できるという。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★13:41  ASJ-後場一時ストップ高 ランダムネットワークコーディングに関する技術論文がIEEEに承認
 ASJ<2351.T>が後場一時ストップ高。同社は17日、グループの現地法人であるASUSA CorporationのCEO西田博史氏およびオレゴン州立大学との共同研究「Random Network Coded Distributed Data System(RNCDDS)」が、IEEE(国際電子技術者学会)に承認され、香港で開催されるICME2017で同論文に関する基調講演を行うと発表した。
 研究論文として公表する「RNCDDS」は、クラウドサービスを構築するために利用される主流のストレージサーバと比較して大幅な高速化が実現を可能とし、ハードウェア容量を最大3分の1にする画期的な技術になる。

★13:41  ホンダ-丸三が「中立」継続 18.3期会社計画は保守的な印象だが力強さを欠く
 ホンダ<7267.T>が4日続落。丸三証券では、今18.3期会社計画は保守的な印象だが力強さを欠くと判断。投資判断「中立」を継続した。
 売上構成比が高い米国市場で利益を伸ばしにくい環境となっている中で、原材料価格上昇、研究開発費増加、年金会計見直しに伴う一時利益はく落などがあり、利益モメンタムは弱い。来19.3期以降については増益を予想するものの、米国での商品サイクル一巡や将来に向けた研究開発費増加により、増益幅は限定的なものにとどまる可能性が高いとした。


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