前場コメント No.1 DTS、日立国際電気、KDDI、フジプレアム、日立建機など

2017/05/18(木) 11:30
★9:00  DTS-大和が目標株価引き上げ メガバンク反動減を吸収して増益が継続
 DTS<9682.T>が7日続伸。大和証券では、メガバンク反動減を吸収して増益が続いていると判断。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価を3840円→4190円と引き上げた。
 前17.3期営業利益は期初会社計画(直近会社計画は4/21修正済み)の前の期比8%減益を覆し、同5%増益で着地。大和予想は上方修正。今18.3期売上高は特定メガバンク統合案件の一段落が20億円の減収要因となるが、他のメガバンクと保険業の長期案件、製造業の車載・医療系組み込みソフトの拡大で補う見通し。また、従来3カ月程度の案件が主体であった同社において、数年にわたる長期案件が増加し始めた。今後は、景況感への感応度も低下し、業績・経営の安定化が進みそう。長期投資視点から、株価にさらなる上昇余地あると指摘。

★9:01  日立国際電気-みずほが「中立」へ引き下げ TOB価格をメドに目標株価を減額
 日立国際電気<6756.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、TOB(公開買い付け)価格をメドに目標株価を減額。投資判断を「買い」→「中立」、目標株価は2900円→2500円と引き下げた。
 ファンダメンタルズは好調であり、3D-NANDの設備投資拡大のメリットを享受するというみずほの見方に変更はなし。その見方をもとに、今18.3期PER15倍で2900円の目標株価としてきた。3D-NAND投資は18年に向けて増加が見込める状況にあるものの、TOB価格(2503円) が当面の株価のメドになると想定。
 同業他社の会社計画やSPE市場へのコメントをみると、みずほの17年のSPE市場予想に対して、上振れてくる印象を持っているとコメント。背景は、3D-NANDの設備投資金額(生産能力10キロ/月あたり)と、DRAMの1xnmへの微細化投資金額(同)が、みずほ前提よりも多い可能性があること、インテルの3D-NAND投資の増加を織り込んでいなかったことなど。

★9:01  KDDI-小幅続落 遠隔操縦ロボ開発のベンチャーに出資
 KDDI<9433.T>が小幅続落。18日付の日経新聞朝刊で、同社が遠隔操縦ロボットを開発するベンチャー企業、テレイグジスタンス(東京都港区)に出資したと報じられた。
 同社は離れた場所にあるロボットを自らの分身のように操れる技術を持ち、場所の制約なく働ける遠隔就労の支援サービスの実現をめざしているという。KDDIは次世代の第5世代移動通信(5G)での連携も視野に出資を決めたとしている。しかし株価は、軟調な地合いの中で売り優勢となっている。

★9:01  フジプレアム-売り気配 今期37%営業増益見込む 前期は計画下振れ着地
 フジプレアム<4237.T>が売り気配。同社は17日に、18.3期通期の連結営業利益予想を9.1億円(前期比37.2%増)と発表した。「精密貼合技術」ならびに「メカトロニクス技術」を活かし、ディスプレイ・タッチパネル市場、LED市場、新素材加工市場、ロボット市場、再生可能エネルギー市場などで新たな市場開拓を行い、業績の伸長を目指すとしている。
 併せて発表した、17.3期通期の連結営業利益は6.6億円(前期比6.0%減)だった。通期の会社計画は9.2億円だったので、着地は下振れた。主力事業である精密貼合および高機能複合材部門において、ディスプレイの販売価格が変動し、その影響を受けたことなどが響いた。

★9:01  日立建機-CSが「NEUTRAL」へ引き上げ 業績予想を増額修正
 日立建機<6305.T>が続落。クレディ・スイス証券では、業績予想を増額修正。投資評価を「UNDERPERFORM」→「NEUTRAL」、目標株価を1400円→2500円と引き上げた。
 同社株価は各種好材料を織り込み上昇、今回の需要回復サイクルのピークである20.3期業績予想までも織り込みつつあると判断。また、年後半には中国需要の減速リスクも懸念される。しかし、今18.3期計画は2Q決算発表時にも上方修正され、増配が提示される可能性も高い。今後6カ月程度は、特段、ネガティブな株価材料も出ないとみて、投資評価を引き上げるとした。


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