前場コメント No.9 クボタ、そーせい、デザインワン、ルネサンス、日本製紙など

2017/05/18(木) 11:30
★9:29  クボタ-底堅い 機能抑えた低価格トラクター発売
 クボタ<6326.T>が底堅い。18日付の日経新聞朝刊で、同社が機能を抑えた低価格トラクターを2017年内にも発売すると報じられた。
 標準モデルと比べ実質2割安くするという。自民党が昨年、農業の構造改革を議論する中で、農機の価格が割高とする批判が出たことに対応するとされる。生産者は規模拡大など経営の効率化に取り組んでおり、農機メーカーとして低価格機種の品ぞろえを増やして生産性向上に貢献するとした。

★9:38  コナミ-野村が目標株価引き上げ ビジネスモデル転換後の成長が続く
 コナミホールディングス<9766.T>が小幅続落。野村証券では、ビジネスモデル転換後の成長が続くと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価は5200円→5800円と引き上げた。
 今18.3期以降の野村予想の営業利益を上方修正。モバイルゲーム事業の今後のパイプラインを見直し、アミューズメント事業とゲーミング&システム事業の収益性改善を織り込んだもの。同社はビジネスモデル転換を進めており、モバイルゲーム事業の成長、コンシューマゲーム事業の利益安定化が進んだ。野村では、今18.3期以降も同様の流れが続くと考えるとした。

★9:41  そーせい-野村が目標株価引き下げ 一部開発スケジュール予想を遅らせる
 そーせいグループ<4565.T>が続落。野村証券では、レーティング「Buy」を継続も、一部開発スケジュール予想を遅らせるとして、目標株価は21200円→19100円と引き下げた。
 前17.3期決算説明会を踏まえ、Heptares社パイプラインの開発スケジュールを見直し。一部品目は野村予想より開発が遅れる公算が大きいと判断したため、マイルストン受領予想時期を後ズレ。
 会社は、M1受容体作動薬のフェーズ1b開始と、M4受容体作動薬のフェーズ1開始を17年後半、M1/M4 ュアル作動薬はM1、M4 受容体作動薬の臨床試験結果の確認後に治験を開始するとした。CGRP受容体拮抗薬のフェーズ1開始は18年後半。いずれも従来野村予想と比較し、1~2年開発が遅れる公算が大きいと指摘。

★9:42  デザインワン-3日続伸 有料掲載プランの契約店舗数が2万店突破
 デザインワン・ジャパン<6048.T>が3日続伸。同社は17日に、運営する国内最大級のオールジャンル口コミ店舗検索サイト「エキテン」にて提供する、店舗向け有料掲載プランの契約店舗数が、4月末時点で2万店を突破したと発表した。
 「エキテン」は、日本全国の店舗を対象に、無料および有料で店舗情報を掲載できる機能を提供している。2月に「エキテン」の掲載口コミが約178万件に到達するなど、国内最大級の店舗情報データベースへ成長していることも、有料情報掲載店舗数増加に寄与したとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:43  ルネサンス-3日続落 20.3期までに営業利益率10%狙う
 ルネサンス<2378.T>が3日続落。18日付の日経新聞朝刊で、同社が20.3期までに売上高営業利益率を10%(前期は8.3%)に高めると報じられた。
 店に省エネ機器を導入するなどして運営コストを抑えるという。リハビリ施設事業ではフランチャイズ店を増やし、収益力を高めるとされる。しかし、軟調な地合いの影響を受けて売り優勢となっている。

★9:44  日本製紙-野村が目標株価引き上げ 収益力の底上げと事業構造転換は道半ば
 日本製紙<3863.T>が反発。野村証券では、収益力の底上げと事業構造転換は道半ばとみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1910円→2080円と引き上げた。
 非中核事業の売却や、注力する紙パック関連の事業買収など、事業構造の転換と収益力の底上げに取り組んでいる。徐々に効果が出てきているが、売上構成比の高い洋紙事業が原燃料高など外部環境変化の影響を受けやすい。今18.3期業績も現在取り組んでいる洋紙と板紙の値上げ進ちょくによって大きく左右され、野村では、特に洋紙の値上げは簡単ではないと見ているとした。


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