前場コメント No.10 ロート製薬、ＵＴグループ、小田急、フジメディア、日本板硝子など
★9:44 ロート製薬－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 相対的に利益成長率が下位とみる
ロート製薬<4527.T>が5日ぶり反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、売上成長鈍化で相対的に利益成長率は下位にみるとして、投資判断「Underweight」を継続した。目標株価は1600円→1900円と引き上げた。
エクイティストーリーは以下の点を考慮し、現時点では弱気を継続。（1）同業の中堅化粧品企業に対して連結営業利益成長率の相対劣後、（2）国内ビューティ関連事業と中国事業の減速。前17.3期決算では、日本事業のアイケアなどが好調かつ連結広告宣伝費の45億円低減効果もあったが、円高による海外事業収益の目減りと、中国事業の減速のため連結営業減益となった。
今18.3期会社計画は、日本事業で再生医療事業に対する研究開発費が増加するため減益だが、中国事業で下期にEC販路の強化し、アジア事業で現地通貨ベースでの売上回復と増益を見込むとした。
ロート製薬<4527.T>が5日ぶり反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、売上成長鈍化で相対的に利益成長率は下位にみるとして、投資判断「Underweight」を継続した。目標株価は1600円→1900円と引き上げた。
エクイティストーリーは以下の点を考慮し、現時点では弱気を継続。（1）同業の中堅化粧品企業に対して連結営業利益成長率の相対劣後、（2）国内ビューティ関連事業と中国事業の減速。前17.3期決算では、日本事業のアイケアなどが好調かつ連結広告宣伝費の45億円低減効果もあったが、円高による海外事業収益の目減りと、中国事業の減速のため連結営業減益となった。
今18.3期会社計画は、日本事業で再生医療事業に対する研究開発費が増加するため減益だが、中国事業で下期にEC販路の強化し、アジア事業で現地通貨ベースでの売上回復と増益を見込むとした。
★9:48 ＵＴグループ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ ソリューション事業拡大に注目
ＵＴグループ<2146.T>が4日続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ソリューション事業拡大に注目。投資判断「Buy」を継続、目標株価を1600円→2200円と引き上げた。
エクイティストーリーは、製造派遣業界の好調と業界トップ水準の人材供給力を活かした今18.3期の最高益更新予想。これに、今期から本格化するソリューション事業拡大が加わるため「Buy」を再強調。同事業の本格寄与で大幅増益とみる来19.3期を新たな目標株価基準期とする。ソリューション事業は、大手製造業の構造改革を支援するビジネス。大手製造業の製造部門正社員を、転籍により同社が受け入れるスキーム。同事業は、採用コストが発生せず、大規模で販管費効率が高いとした。
ＵＴグループ<2146.T>が4日続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ソリューション事業拡大に注目。投資判断「Buy」を継続、目標株価を1600円→2200円と引き上げた。
エクイティストーリーは、製造派遣業界の好調と業界トップ水準の人材供給力を活かした今18.3期の最高益更新予想。これに、今期から本格化するソリューション事業拡大が加わるため「Buy」を再強調。同事業の本格寄与で大幅増益とみる来19.3期を新たな目標株価基準期とする。ソリューション事業は、大手製造業の構造改革を支援するビジネス。大手製造業の製造部門正社員を、転籍により同社が受け入れるスキーム。同事業は、採用コストが発生せず、大規模で販管費効率が高いとした。
★9:51 小田急－反落 今期箱根エリア8％増収との観測 ロープウエー再開で
小田急電鉄<9007.T>が反落。18日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期は、箱根エリアの営業収益（売上高に相当）が204億円と前期比8％増えそうだと報じられた。
箱根山（神奈川県）の火山活動で低迷する前の15.3期を上回るという。ロープウエーの運転再開などで交通事業の収入が回復するとされる。しかし、地合いの悪い中株価は下落している。
小田急電鉄<9007.T>が反落。18日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期は、箱根エリアの営業収益（売上高に相当）が204億円と前期比8％増えそうだと報じられた。
箱根山（神奈川県）の火山活動で低迷する前の15.3期を上回るという。ロープウエーの運転再開などで交通事業の収入が回復するとされる。しかし、地合いの悪い中株価は下落している。
★9:52 フジメディア－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 視聴率回復が進むか
フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、業績回復のカギとなる視聴率回復が進むか、注目するとコメント。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は1300円→1450円と引き上げた。
日枝久氏がホールディングスの会長から相談役に退き、亀山千広氏がフジテレビジョンの社長を退任。宮内正喜氏がビーエスフジ社長よりホールディングスとフジテレビジョンの社長に就任予定。新たな経営陣のもとフジテレビジョンの視聴率回復および業績拡大を目指す。番組編成、経営両面の経験を有する新社長の手腕に期待。
中核事業会社であるフジテレビジョンの収益悪化が連結業績の足かせとなっており、その主要因は視聴率の低迷にある。視聴率回復が進めば業績回復、拡大へのポテンシャルが高まると考えられることから、喫緊の課題である視聴率回復に向け、宮内新体制下においてどのような番組編成戦略が示されるかに注目。
フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>が続落。ＳＭＢＣ日興証券では、業績回復のカギとなる視聴率回復が進むか、注目するとコメント。投資評価「2（中立）」を継続、目標株価は1300円→1450円と引き上げた。
日枝久氏がホールディングスの会長から相談役に退き、亀山千広氏がフジテレビジョンの社長を退任。宮内正喜氏がビーエスフジ社長よりホールディングスとフジテレビジョンの社長に就任予定。新たな経営陣のもとフジテレビジョンの視聴率回復および業績拡大を目指す。番組編成、経営両面の経験を有する新社長の手腕に期待。
中核事業会社であるフジテレビジョンの収益悪化が連結業績の足かせとなっており、その主要因は視聴率の低迷にある。視聴率回復が進めば業績回復、拡大へのポテンシャルが高まると考えられることから、喫緊の課題である視聴率回復に向け、宮内新体制下においてどのような番組編成戦略が示されるかに注目。
★9:55 日本板硝子－野村が目標株価引き上げ 収益性が着実に改善している
日本板硝子<5202.T>が3日ぶり反落。野村証券では、収益性が着実に改善していると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は750円→970円と引き上げた。
ここ数年の構造改革や製品の需要回復・値上げにより欧米の板ガラス事業を中心に収益性が大きく改善。今18.3期末の予想BPSを974円に上方修正し、前回同様にPBR1倍程度を目安に目標株価を970円へと引き上げた。
一方、同社は欧米のビジネスが大きく、為替の変動が売上高・利益・資本などに大きな影響をもたらすため、今後もリスク要因。3月31日付けで400億円の種類株（優先株）を発行し、長期的な資金の確保により財務の安定性を高めた。フリーキャッシュフローの改善により、今後は有利子負債と金融費用の削減が進む局面。ただし、優先株配当後のEPSの改善にはもう少し時間がかかる見通し。
日本板硝子<5202.T>が3日ぶり反落。野村証券では、収益性が着実に改善していると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は750円→970円と引き上げた。
ここ数年の構造改革や製品の需要回復・値上げにより欧米の板ガラス事業を中心に収益性が大きく改善。今18.3期末の予想BPSを974円に上方修正し、前回同様にPBR1倍程度を目安に目標株価を970円へと引き上げた。
一方、同社は欧米のビジネスが大きく、為替の変動が売上高・利益・資本などに大きな影響をもたらすため、今後もリスク要因。3月31日付けで400億円の種類株（優先株）を発行し、長期的な資金の確保により財務の安定性を高めた。フリーキャッシュフローの改善により、今後は有利子負債と金融費用の削減が進む局面。ただし、優先株配当後のEPSの改善にはもう少し時間がかかる見通し。
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