前場コメント No.13 理研ビタミン、JFEHD、パーク24、スターフライヤー、荏原など

2017/05/18(木) 11:30
★10:12  理研ビタミン-4日ぶり反落 一時要因除くと今期海外営業益2倍増との観測
 理研ビタミン<4526.T>が4日ぶり反落。18日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期は、海外事業部門の営業利益が10億円程度になる見通しだと報じられた。
 海外での減損損失など一時的な要因を除いたベースで、前期比2倍になるという。海外での日本食人気が追い風となり、パンやケーキの食感をよくする改良剤がアジアで伸びるとされる。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★10:16  JFEHD-三菱UFJMSが目標株価引き下げ スプレッド正常化局面で期待
 JFEホールディングス<5411.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、夏場に想定するスプレッド正常化局面での株価反発力に期待。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は2800円→2450円と引き下げた。
 エクイティストーリーを変更。足もとの海外HRC市況スプレッド急落は一時的であり、夏場には再び230ドル/トン水準への回帰が可能と判断。現状150ドル/トン水準まで下落した要因は、(1)原料炭価格の乱高下、(2)中国の需要萎縮懸念の2点と想定。しかしながら、現状のスプレッドは持続可能でない水準で、過度な懸念が収束する夏場には、正常化するとみられる。環境好転局面は株価上昇につながりやすいと予想。

★10:20  田辺三菱製薬-野村が目標株価引き下げ 安全性警告によるInvokanaの競争力低下を懸念
 田辺三菱製薬<4508.T>が3日続落。野村証券では、安全性警告によるInvokanaの競争力低下を懸念。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2500円→2400円と引き下げた。
 重要副作用の警告の添付文書記載を受けて、Invokanaの業績予想を引き下げ。現地時間5月16日に米国FDA(食品医薬局)はInvokanaの添付文書に、足切断のリスクが上昇するとした、Black Box Warning(重篤な副作用の警告)を追記することを発表。Invokana は同社が創製し、Johnson & Johnsonが販売するSGLT2阻害剤。長期使用リスクを検証したCANVASとCANVAS-R試験結果に基づいた判断とされるとした。

★10:20  パーク24-10日続伸 カーシェア月額基本料をレンタカー利用料に充当可能へ
 パーク24<4666.T>が変わらずを挟み10日続伸。18日付の日経新聞朝刊で、同社が6月、会員が車を共同利用するカーシェアリングで払う月額基本料をグループのレンタカーの利用料にも充てられるようにすると報じられた。
 同社では長時間の利用はレンタカーが割安で、カーシェアは他の会員が予約していると利用できないこともあるという。カーシェア会員がレンタカーを利用しやすくすることで、観光や帰省など長時間の需要も取り込むとされる。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★10:22  スターフライヤー-反発 4月国内線座席利用率4.2ポイント上昇
 スターフライヤー<9206.T>が反発。同社は17日、4月の国内線全路線座席利用率が前年比4.2ポイント高い71.6%だったと発表した。旅客数は11万6802人(前年比10.9%増)。運航回数は1787便(同3.2%増)だった。

★10:23  荏原-野村が目標株価引き下げ 風水力事業中心に業績改善を見込む
 荏原<6361.T>が続落。野村証券では、風水力事業中心に業績改善を見込むとし、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は4200円→3900円と引き下げた。
 決算後の取材を踏まえ、野村では、コンプレッサー・タービンの石油・ガス市場向けメンテナンスが抑制傾向にあることを考慮し、営業利益予想をやや減額。ただし、今17.12期は決算期変更で9カ月決算となるが、野村では今17.12期に実質的に営業増益に転じると予想。風水力事業の受注は今17.12期以降に緩やかな回復が見込まれ、ポンプでは構造改革による収益性改善に取り組む計画。また、精密・電子事業の主力製品CMP装置は3D-NAND向けに受注増加が見込まれるとした。


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