後場コメント No.5 ローム、安川電機、レノバ、伊藤忠、キッコーマンなど

2017/05/18(木) 15:00
★13:33  ローム-JPモルガンが目標株価引き上げ ネットキャッシュを前向きに評価
 ローム<6963.T>が3日ぶり反落。JPモルガン証券では、ネットキャッシュを前向きに評価。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は9000円→12000円と引き上げた。
 業績予想を上方修正。株価はPBR1倍を大きく上回り、成長企業としての評価が定着しつつある。加えて、JPモルガンでは、同社の高耐圧パワー半導体の業績貢献およびそれをけん引するSiC半導体市場本格離陸が近づいている点にも注目。16年度決算説明会では、SiCパワーデバイス需要拡大に備えた先行投資戦略も紹介されたが、積み上がったキャッシュも成長企業において、前向きな評価が可能との見方を示した。

★13:45  スクエニHDー底堅い 傘下のタイトーがアプリゲーム「アルカノイドvsインベーダー」配信開始
 スクウェア・エニックスホールディングス<9684.T>が底堅い。同社傘下のタイトー(東京都新宿区)は18日に、Android/iPhone/iPad向けのアプリゲーム「アルカノイドvsインベーダー」の配信を開始したと発表した。
 「アルカノイドvsインベーダー」は、不朽の名作「スペースインベーダー」とブロック崩しの名作「アルカノイド」を融合したゲームという。配信開始を記念して、480円(通常600円)で遊べる特別セールを31日まで開催する。

★13:46  安川電機-6日続落 美的集団が共同開発した医療・介護機器市場投入へ
 安川電機<6506.T>が6日続落。18日付の日刊工業新聞で、中国家電大手の美的集団が安川電機と共同開発した医療・介護機器を、5月末に中国市場に投入すると報じられた。
 まず足のリハビリ支援装置など4製品を順次投入するという。安川の技術をもとに、美的のデザインや部材調達力を活用し、現地ニーズに応じた価格競争力の高い製品を開発するとされる。しかし、地合いの悪い中で売りが出ている。

★13:50  レノバ-大幅高 仙台で木質バイオマス発電所を計画と報じられる
 レノバ<9519.T>が大幅高。同社などのグループが、東日本大震災で被災した仙台市宮城野区の蒲生北部地区で木質バイオマス発電所を計画していることがわかったと、5月18日付けの河北新報で伝えられたことが材料。
 出力規模は未定だが、仙台圏への電力供給を想定するとした。グループには住友林業とユナイテッド計画(秋田県潟上市)が参加し、木質ペレットやパームヤシ殻を燃料に使う計画。
 なお、レノバでは同日、「これは同社の独自取材に基づくものであり、当社の発表に基づくものではありません」「仙台市の『蒲生北部地区市有地の利活用に係る事業者募集』に対して応募を行っておりますが、選定結果に関しましては受領いたしておりません」とのコメントを公表している。

★13:57  伊藤忠商事ー続落 伊「MooRER(ムーレー)」ブランドの独占輸入販売権取得
 伊藤忠商事<8001.T>が続落。同社は18日に、MooRER S.p.Aとアウターブランド「MooRER(ムーレー)」の日本市場における独占輸入販売契約を締結することで合意したと発表した。
 「MooRER」は、家業であるダウンジャケットの製造業を受け継いだMoreno Faccincani(モレノ・ファッチンカーニ)氏が1999年にイタリア・ヴェローナで創設したラグジュアリーアウターブランドという。日本市場においては、30代~50代のファッション感度の高い男性をターゲットに、全国の百貨店、専門店、セレクトショップを中心に展開し、5年後に上代ベースで売り上げ20億円を目指すとしている。 しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★14:01  キッコーマン-反落 洗浄度検査装置を医療に応用
 キッコーマン<2801.T>が反落。18日付の日経産業新聞で、同社が食品工場の洗浄度検査装置「ルミテスター」の医療現場への応用を進めると報じられた。
 新たに検査制度を高めた機器や内視鏡検査装置向けの専用キットを投入したという。米国の医療分野の展示会に初出展するなど、国内外での販促活動も本格展開するとみられる。国内の食品工場でのふき取り検査でトップシェアの実績を生かし、新分野を開拓するもよう。しかし、軟調な地合いのなかで売りが出ている。

★14:10  第一稀元素化学-大幅続伸 いちよしでは「自動車用排ガス浄化触媒向けは堅調と予想」
 第一稀元素化学工業<4082.T>が大幅に3日続伸。いちよし経済研究所では、レーティング、フェアバリューは未付与ながら「自動車用排ガス浄化触媒向けは堅調な推移を予想」と題したレポートを公表している。
 前17.3期販売数量は前の期比6.8%増で、主力の触媒向けが12%程度の増加。会社側は今18.3期販売数量を前期比1.4%増と予想したが、全般的に保守的との見方を示した。いちよしでは販売数量増(前期比4%程度)とプロダクトミックス改善を考慮して、ほぼ前期並みの営業利益を予想。主力の自動車排ガス用浄化触媒向けは、近年は年率6~7%程度の伸びが続いていると推測され、その観点から会社側見通しは保守的とした。


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