前場コメント No.3 丸井Ｇ、川崎重工業、浜松ホトニクス、ＴＩＳ、ダイフクなど
★9:03 丸井Ｇ－大和が目標株価引き上げ 中長期の企業価値向上に注目
丸井グループ<8252.T>が続伸。大和証券では、中長期の企業価値向上に注目。投資判断「1（買い）」を継続、目標株価を1950円→2050円と引き上げた。
16年度連結は営業利益が前年度比5.5％増の312.5億円（会社計画、大和従来予想とも315億円）。増益のけん引役は利益寄与の大きいフィンテック事業の好調であり、小売事業も予算比で小幅下振れにとどまった。小売事業は（1）消化仕入区画の売上不振、（2）定期借家（定借）化に伴う未稼働面積の増加が減益要因に働いたものの、定借化による収益改善が進んでいる。上限150億円（1200万株；自己株式を除く発行済み株式総数の5.24％）の自己株式取得、増配を発表。また、買収防衛策廃止も発表。17年度以降はフィンテック事業拡大に小売事業の改善が加わり、営業増益率が高まる見通しとした。
丸井グループ<8252.T>が続伸。大和証券では、中長期の企業価値向上に注目。投資判断「1（買い）」を継続、目標株価を1950円→2050円と引き上げた。
16年度連結は営業利益が前年度比5.5％増の312.5億円（会社計画、大和従来予想とも315億円）。増益のけん引役は利益寄与の大きいフィンテック事業の好調であり、小売事業も予算比で小幅下振れにとどまった。小売事業は（1）消化仕入区画の売上不振、（2）定期借家（定借）化に伴う未稼働面積の増加が減益要因に働いたものの、定借化による収益改善が進んでいる。上限150億円（1200万株；自己株式を除く発行済み株式総数の5.24％）の自己株式取得、増配を発表。また、買収防衛策廃止も発表。17年度以降はフィンテック事業拡大に小売事業の改善が加わり、営業増益率が高まる見通しとした。
★9:03 川重－7日ぶり反発 造船で2割人員削減 事業統合案まとまらず
川崎重工業<7012.T>が7日ぶり反発。19日付の日経新聞朝刊で、同社が造船部門の従業員の2割にあたる約400人を自然減や配置転換で削減すると報じられた。
ドック1つを閉鎖する主力の坂出工場（香川県坂出市）にロボットなど他事業の組み立て工程を移し、神戸工場（神戸市）は潜水艦や海洋調査船など特殊船の建造に集中するという。川重は当初、造船他社との事業統合も検討していたがまとまらず、自主再建の道を選ぶとしている。
川崎重工業<7012.T>が7日ぶり反発。19日付の日経新聞朝刊で、同社が造船部門の従業員の2割にあたる約400人を自然減や配置転換で削減すると報じられた。
ドック1つを閉鎖する主力の坂出工場（香川県坂出市）にロボットなど他事業の組み立て工程を移し、神戸工場（神戸市）は潜水艦や海洋調査船など特殊船の建造に集中するという。川重は当初、造船他社との事業統合も検討していたがまとまらず、自主再建の道を選ぶとしている。
★9:03 浜松ホトニクス－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 業績は増益局面へ
浜松ホトニクス<6965.T>が6日ぶり反発。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、業績は増益局面へとコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は3590円→4300円と引き上げた。
三菱ＵＦＪＭＳでは2Qからの増益転換を予想していたとしたが、実際、2Qには15.9期2Q以来の2ケタ増益に転換した。足元の事業環境は良好で今17.9期は前期比増益と予想されるが、本格的な成長回帰は来18.9期からとなる見通し。今17.9期、来18.9期の高水準の設備投資により償却が先行するが、来18.9期から投資回収を見込む製品は医療関連（主にX 線CT関連、デンタル関連）や手荷物検査関連などの高シェアの既存製品が中心のため、回収が思うように進まずに過大投資となる可能性は低いとの見方は変更しないとした。現在、先行投資期にあるが、来18.9期後半からの回収期到来による業績拡大を株価は次第に織り込む局面を迎えていると判断。
浜松ホトニクス<6965.T>が6日ぶり反発。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、業績は増益局面へとコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は3590円→4300円と引き上げた。
三菱ＵＦＪＭＳでは2Qからの増益転換を予想していたとしたが、実際、2Qには15.9期2Q以来の2ケタ増益に転換した。足元の事業環境は良好で今17.9期は前期比増益と予想されるが、本格的な成長回帰は来18.9期からとなる見通し。今17.9期、来18.9期の高水準の設備投資により償却が先行するが、来18.9期から投資回収を見込む製品は医療関連（主にX 線CT関連、デンタル関連）や手荷物検査関連などの高シェアの既存製品が中心のため、回収が思うように進まずに過大投資となる可能性は低いとの見方は変更しないとした。現在、先行投資期にあるが、来18.9期後半からの回収期到来による業績拡大を株価は次第に織り込む局面を迎えていると判断。
★9:04 ＴＩＳ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ プロジェクトリスク監理が徹底され始めた
ＴＩＳ<3626.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、「ちょっと心地良い、プロジェクトリスク監理が徹底され始めた感触」と判コメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は3350円→3600円と引き上げた。
予想の全体感は、データセンタービジネスなどのITインフラの収益性向上や開発ビジネス（金融IT・産業IT）の安定推移および不採算案件抑制によって営業増益基調となるというもの。ITインフラはクラウド市場拡大などによって堅調に推移する見込み。開発ビジネスは、金融がカード向け大型案件の寄与により来19.3期まで堅調に推移し、産業も旺盛なIT投資需要の恩恵を受ける見通し。同社の不採算案件発生リスクは予断を許さないが、前17.3期下期はプロジェクト監理を徹底できた。同期の損失引当率0.6％（損失影響額÷開発ビジネス売上高）は三菱ＵＦＪＭＳが通常レベルと考える1.5％および同社目標1.0％以内を下回る。案件提案時と着手時のレビューに加え、工程審査の強化を図っている取り組みを評価。
ＴＩＳ<3626.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、「ちょっと心地良い、プロジェクトリスク監理が徹底され始めた感触」と判コメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は3350円→3600円と引き上げた。
予想の全体感は、データセンタービジネスなどのITインフラの収益性向上や開発ビジネス（金融IT・産業IT）の安定推移および不採算案件抑制によって営業増益基調となるというもの。ITインフラはクラウド市場拡大などによって堅調に推移する見込み。開発ビジネスは、金融がカード向け大型案件の寄与により来19.3期まで堅調に推移し、産業も旺盛なIT投資需要の恩恵を受ける見通し。同社の不採算案件発生リスクは予断を許さないが、前17.3期下期はプロジェクト監理を徹底できた。同期の損失引当率0.6％（損失影響額÷開発ビジネス売上高）は三菱ＵＦＪＭＳが通常レベルと考える1.5％および同社目標1.0％以内を下回る。案件提案時と着手時のレビューに加え、工程審査の強化を図っている取り組みを評価。
★9:05 ダイフク－水戸が目標株価引き上げ 18.3期は好決算を見込む会社計画を上回ろう
ダイフク<6383.T>が反発。水戸証券では、今18.3期は好決算を見込む会社計画をさらに上回ろうと判断。レーティング「B+」を継続、目標株価は3200円→3900円と引き上げた。
前17.3期は受注高3565億円（▲1％）、売上高3208億円（▲5％）、営業利益231億円（+11％）。円高影響を受けたもようで、実質的には好調と判断。来19.3期は売上高4150億円（+6％）、営業利益350億円（+19％）を予想。世界的なeコマースの設備投資拡大や案件の大型化傾向が続くと予想され、流通・一般製造業が引き続き業績をけん引する見通し。
ダイフク<6383.T>が反発。水戸証券では、今18.3期は好決算を見込む会社計画をさらに上回ろうと判断。レーティング「B+」を継続、目標株価は3200円→3900円と引き上げた。
前17.3期は受注高3565億円（▲1％）、売上高3208億円（▲5％）、営業利益231億円（+11％）。円高影響を受けたもようで、実質的には好調と判断。来19.3期は売上高4150億円（+6％）、営業利益350億円（+19％）を予想。世界的なeコマースの設備投資拡大や案件の大型化傾向が続くと予想され、流通・一般製造業が引き続き業績をけん引する見通し。
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