前場コメント No.5 グローバルG、カルナバイオ、SUBARU、TDK、シャープなど

2017/05/19(金) 11:30
★9:10  グローバルグループー小高い ベトナムでの保育関連事業を目指し「ベトナム事業企画室」新設
 グローバルグループ<6189.T>が小高い。同社は18日に、ベトナムでの保育関連事業の本格進出を目指し「ベトナム事業企画室」を新設したと発表した。
 今後の具体的な事業展開としては、(1)ベトナム人保育士の育成(ハノイ大学と連携)、(2)ベトナムでの現地法人設立、(3)ベトナム都市部での幼稚園開設準備、に重点的に注力し、3年以内にベトナムでの幼稚園の運営開始を目指す。将来的には、10年間で運営施設数100施設を目指して取り組むとしている。

★9:11  カルナバイオ-反発 BTK阻害薬について韓国特許庁から特許査定を受理
 カルナバイオサイエンス<4572.T>が反発。同社は18日に、BTK阻害薬の特許出願に関して、韓国特許庁から特許査定を受けたと発表した。
 関節リウマチなどの自己免疫疾患は、自己の組織に対する異常な免疫応答によって引き起こされる炎症が原因と考えられているという。BTK阻害薬は、この炎症の過程で活性化されるマクロファージやB細胞のシグナル伝達を直接阻害するため、既存薬とは全く異なる作用機序を持つ新規関節リウマチ治療薬として期待されているとしている。

★9:12  SUBARU-みずほが目標株価引き下げ 北米に不透明感もシェア拡大で成長が続く
 SUBARU<7270.T>がもみ合い。みずほ証券では、北米需要に不透明感はあるが、シェアの拡大により成長が続くとの見方に変更はないとして、投資判断「買い」を継続した。目標株価は6000円→4500円と引き下げた。
 株価は日経観測記事(5月6日)以降、大きくアンダーパフォームしている。今回、みずほでは今18.3期の営業利益予想を4400億円(従来予想6120億円)へ下方修正するが、株価はすでに割安圏まで調整したと判断。
 ポイントは3点。(1)中型セダン市場の縮小を受けてLegacyは販売減だが、他の多くの車種の販売は好調に推移。北米を中心としたシェア拡大は続くと予想される。(2)現状は北米における販売奨励金が膨らんでいるが、中期的には縮小方向に向かうと考えられ、収益性の改善が期待できる。(3)みずほでは18.3期予想基準のPERで11倍程度を妥当と考えるが、直近株価は下落している。

★9:13  TDK-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 需給ひっ迫の「受動部品」立て直しに期待
 TDK<6762.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、需給がひっ迫する「受動部品」の立て直しに期待。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は8000円→7500円と引き下げた。
 前17.3期の実質的な営業利益600億円弱(事業売却益1444億円、高周波部品部分260億円程度を除き、構造改革費用212億円を加える)に対して、今18.3期会社計画は前期比200億円強増加となる800億円と示された。増益の貢献度が一番高い「受動部品」は、MLCCやインダクターが需給ひっ迫を背景に近年低下している収益力を回復できるかどうかが重要。11日開催の説明会では、センサーを中心とした成長戦略に対する定性的な理解は深まった。ただし、目標に掲げ、到達を視野に入れた21.3期売上高1兆5000億円、営業利益2000億円については、やや説得力不足であった印象とした。

★9:15  シャープ-5日ぶり反発 「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」に参画
 シャープ<6753.T>が5日ぶり反発。同社は18日、ソフトバンクグループ<9984.T>設立の私募ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」に参画すると発表した。
 これによりIoT市場の知見を取り入れる機会を得ることが、シャープが目指すIoT企業としての事業展開を加速するものと判断したという。なお、同ファンドはテクノロジー業界での投資運用能力、高度な業務運営知識および幅広い経験を有するソフトバンクグループの投資チームが投資を実行することから、収益向上にも資すると期待しているとした。投資期間は5年間であり、この間のシャープのコミットメント額(拠出額の上限)は10億米ドル(約1126億円)としている。


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